「植村直己の冒険」「エベレストを越えて」 [本ノンフィクション:冒険・登山、遭難]
- 作者: 本多勝一・武田文男
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1991/09
- メディア: 文庫
7点
- 作者: 植村 直己
- 出版社/メーカー: 文芸春秋
- 発売日: 1984/12
- メディア: 文庫 7点
- 植村直己関連2冊続けて読んでみた。
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1つは、本多勝一・武田文男編纂による、「植村直己の冒険」。
これは植村直己本人を含むインタビュー記事などを中心にまとめられたもの。
植村直己の冒険を肯定・否定の両面から見た本として面白いが、後半は、電通批判の本となってしまっていて、それがくどいほど何度も繰り返されるのがちょっと・・。
いろいろな記事を集めているので、重複する内容が多いのも残念。
それでも、植村直己の軌跡を多角的に見れるというのは、興味深い。
それにしても、植村直己という人は、ほんとうにいい人だったらしい。それに関しては、どの人も口を揃えて褒めているのは凄いと思う。
日本に、サバイバルスクールを作る計画も立てていたらしく、志半ばで逝ってしまったのが、ますます悔やまれる。
「エベレストを越えて」の方は、1970年のエベレスト初登頂を含め、植村直己のエベレストでの体験を語る一冊。シェルパの家にしばらく滞在してトレーニングしていた話など、他の本で少しは知っていた部分が詳しく書いてあった。
ただ、大まかな部分は、いろいろな本で既に知っている事が多く、新鮮さに欠けてしまい、あまり印象に残らなかった(>_<)。
普通に読めば面白いと思うんだけど。
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