「切断-ブラック・ダリア殺人事件の真実」 [本ノンフィクション:実録犯罪・犯罪史]
昨年公開された映画「ブラック・ダリア (出演 ジョシュ・ハートネット)」の予告を見て読んだ本。
有名なのはジェイムズ・エルロイの「ブラック・ダリア 」の方だけど、あえてドキュメンタリーのこちらを選んで見た・・・が失敗。
この本は、無惨な全裸死体として発見されたエリザベス・ショートを中心に描かれている。
女優になる事を夢見、巷でブラック・ダリアと呼ばれていた彼女。女優になる為に必死の努力をした訳でもなく目的もなく風船のようにふわふわ放浪していた彼女の人生。それがかなりのページを割いて語られている。
その部分に魅力を感じるのなら面白いのだろうが、私にはイマイチだった。
当時センセーショナルな事件として報道された為、マスコミと警察の駆け引きはちょっと面白かったが、犯人と思われた人間は亡くなってしまい、殺人事件の核心部分は中途半端なまま闇の中に。欲求不満が残る本だった。
エルロイのほうは読みました?事件を追う刑事がメインなんですが、作者のこだわりのためか、どろっと重い感じの小説です。
by ちょび (2007-04-03 14:24)
エルロイの方は読んでないんですよ。猟奇色が薄そうだと思って(^^;)。
予想に反してどろどろした内容みたいですね。
面白かったですか??
by choko (2007-04-03 21:37)
ちょこさんの嗅覚はOKかも(笑)
猟奇は薄いです~重いのは、事件を扱う警察や主人公の警官の内面のほう。人間不信になりそうって読後感ありました。面白くはあったんですが、これしかエルロイ読んでません。・・・ってことは私は合わなかったのかな?
by ちょび (2007-04-05 11:44)
おおおお、人間不信になりそうな内容・・ってそれはそれで凄いですね(^_^;)。でも読んだ後、ドドーンと落ち込みそうな・・。うーん、読むの悩みます。手に取る機会があったら、チャレンジしてみます。
by choko (2007-04-05 12:08)