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映画「魔笛」オペラみたいな映画 [映画:その他]

ケネス・ブラナー監督の映画「魔笛」を見て来た。

MOVIX橋本で「橋本音楽映画祭」として、音楽関係の映画を上映しているのだが、その中の1つ。他の映画は500円で見れるんだけど、新作のこの映画だけは通常料金。

昨年の「音楽映画祭」で見た「アマデウス」がとても良かったので、今年も「モーツアルトだっ!」と行ってみたんだけど、失敗(-_-;)。

昨年「アマデウス」と一緒に見た「オペラ座の怪人」と同じような感想になってしまった。飽きた・・・。

どうも、オペラ仕立ての映画は苦手らしい。短い台詞を歌で朗々と語られると、先に進んでくれ~!とイライラする。

また舞台だったら許せるような、展開の早さとか、ストーリーの曖昧さ不条理さも、映画だと気になってしまう。

有名な作曲家のオペラを聴いてみようかな?とたまに思うけど、言葉はわからないし、長いし、とてもCDでは無理と思っていたので、映画なら・・・と思ったんだけど、結局ダメでした。

でも歌は、みな本物のオペラ歌手が歌っているだけあって素晴らしかった。有名な「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」 とか、「おおおーーー!」と思って聴いてしまった。

ただオペラ歌手だけあって、歌は上手いんだけど、アップになると花が無いのが難点(歌っているオペラ歌手本人が出演している)。役のイメージと合わないなぁと思う事も多かった。

また、天使役の3人の男の子のボーイソプラノは、少年合唱団が天使の歌声と言われるのがわかるなぁと思わせてくれた。少年合唱団が歌っているのってCMぐらいでしか聴いた事がないんだけど、ちゃんと聴いてもいいかも!と思わせてくれた。どうも自分好みの音色らしい。

モーツアルトの原作とは違い、舞台は第一次世界大戦中の世界。戦場で、主人公は別の世界へと迷い込むという設定。

CGバリバリに使いまくりの映像は最初は違和感があったけど、映画を1つの「舞台」として考えると、そんなに気にならなくなった。舞台というのは、リアルさを追求するものじゃないし。ただ、映像のセンスはイマイチだったかも。

気になったのは、共同墓地での墓碑銘。いろいろな国の言葉で、人の名前が刻まれているんだけど、日本人の名前が何故か目立った。「享年19歳」とか書いてあるし。漢字の名前をチェックしたけど、中国人とか韓国人はいなくて、日本人名ばかりだった。何故だろう??

主人公に全く感情移入できなかった「オペラ座の怪人」(映像美は素晴らしかった!!)よりは、楽しめたと思う。

パパゲーノ(主人公のお供)絡みのコミカルな部分も多いし。

 

結局、「映画でオペラ」は自分には向かないというのを、はっきり認識させてくれる映画になっちゃったのは残念。のりのよいミュージカルならOKなんだけど。

本物のオペラは見た事がないけど、もしかしたら本物のオペラも向かないのかな??でも、部分的に見るオペラの映像はそれなりに楽しめるんだけど・・。

追記:頭の中をずーーーっと「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」が流れている・・・ぐるぐるぐるぐる。

 


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