「ダイエットの方程式」ダイエットするならまずこの本を!王道です [本:ダイエット・掃除・クッキング]
ダイエットの方程式―努力なしで必ずやせる、科学的ダイエットのすすめ
- 作者: 宮崎 滋
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
8点
昨年夏からダイエットを初めて、ダイエット関係の本をいろいろ漁ってみたけど、ほとんどが短期集中型の「○○で痩せる!」 っていう内容ばかりで、読む気になれなかった。
短期集中でリバウンド無しで痩せられるぐらいなら、世の中肥満で悩む人はいなくなるはず。
短期集中型、継続できないような内容のダイエットは、リバウンドする確率が非常に高いはずというのが、私の見解。
ダイエット本はあてにせず、ネットでいろいろ調べ、食事の見直しと、ビリー・ザ・ブートキャンプやいろいろな運動をやって-11キロの減量をし、減量がほぼ終わった時、巡りあったのがこの本。
読んでびっくり、
私はこの本を読んでダイエットしたんじゃないだろうか??
と思ってしまうほど、私が減量中意識していた事と、この本に書いてある事の共通点が多かった。
まぁ、私がやっていたダイエットは、食生活の改善と運動という超王道、そしてこの本も「王道ダイエットの指針」であるから当たり前なんだけど、世の中、王道ダイエットの本は非常に少ないのだ。
王道が一番確実だと思うんだけど(リバウンドを繰り返した人や、減った体重を維持している人の多くが王道ダイエットに辿り付く)、ゆっくりゆっくり確実に落とすという「カメさん型」ダイエット(本の中では「ちり積もダイエット」-ちりもつもれば・・-となっている)というのは、魅力が無いんだろうな。
でも、ダイエットを始めるなら、まずこの本を読んで欲しい。
とにかく、ダイエットの基礎知識が一通り載っている。
3日で5キロ落としたい人
→3日で5キロ落ちても、減ってるのはほとんど水分。そして筋肉。
代謝を落として太る為に頑張ってる事になっちゃいますよ。
食事制限無しで、運動でやせようと頑張ってるけど、効果が出ない人。
→運動は、減量より、減量後の維持がしやすくなるという効果の方が大きいんですよ。
っていうような事や、他にもダイエットで誤解されていること、ダイエットしている人が陥りやすい困った状態について、わかりやすく解説してある。
基本は「消費カロリー>摂取カロリー」。
そして、無理せず、月1キロペースぐらいで落とす事。
体重を減らすことが成功ではなく、キープできてこそ成功である事。
「運動」より「活動量」を増やす事(リモコンの弊害など)。
スモールステップでストレスを溜めずに減らすこと。
「りんごダイエット」などの単品ダイエット、炭水化物抜きなどの偏ったダイエットの落とし穴。
汗をかくのは痩せたこととは関係無い。
意志が弱いからダイエットが失敗する訳では無い。
ダイエット中一番重要な栄養素とは?
皮下脂肪を落としすぎるのは女性にとってかなり危険・・・ などなど。
文章も優しく語りかけて来るような感じで、読みやすい。
無理な食事制限で減量をして、自分の体をわざわざ太りやすい体質に変える前に、ホルモンバランスを崩して健康を損なってしまう前に、一度目を通して見るのがいいと思う。
そういうリスクがわかっていても、短期集中型ダイエットに挑むのであれば、自己責任だから止めないけど。
ただ、「努力なしで必ずやせる」というサブタイトルはよくない。
王道ダイエットも、努力は必要だと思うよ。ただ、無理はしないだけで。
タグ:ダイエット
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