「フェルメール展」は混んでた(>_<) [その他]
東京都美術館で開催されている、「フェルメール展-光の天才画家とデルフトの巨匠たち」に行って来た。
フェルメールは、寡作な画家で、現存する作品も36作品(真偽が問われている作品も含む)。
「 フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) 」という本が出てしまうほど(この本、なかなか面白かったので、フェルメールに興味がある方はどうぞ♪)。
今回のフェルメール展では、7作品が展示されていた。
フェルメールは、その生涯をオランダのデルフトという小さな町で過ごし、そこで創作活動も行ったという。
今回のフェルメール展では、フェルメールと、デルフトで活動した他の画家の作品が紹介されていた。
中世オランダは、風俗画(庶民の日常生活を描いた作品)が盛んだったところで(だったはず、うろ覚え)、他の画家の作品も、フェルメールと同様、風俗画が中心。
フェルメールの作品と、構図や題材が似ていると思える作品も多かった。
構図や題材が似ているとはいえ、やはりフェルメールの方が印象に残る。
また、デルフトの風景や、協会内部を描いた作品も少し展示されていた。
展示されていたフェルメールの作品は以下の7作品。
「小路」
「マリアとマルタの家のキリスト」
「ディアナとニンフたち」
「二人の紳士と女」
「窓辺でリュートを弾く女」
「手紙を書く女と召使」
「ヴァージナルの前に座る若い女」
「真珠の耳飾の少女」「牛乳を注ぐ女」「水差しを持つ女」辺りが見たかったので、それがなかったのは残念。
でも、数少ない風景画の1つ「小路」は想像していたより、印象深く、とてもよかった。
フェルメールは日本で人気が高いと聞いてはいたけど、すっごく混んでた。
上野駅公園口を出て、人の流れがむかっているのが、東京都美術館だった。
10時には到着したけど、チケットを買うのに、数分並び、やっと中に入ると、既にかなり混雑。
音声ガイドのレコーダーを借りるには、また並ばなくちゃいけない状態だったし。
混んでいるのは、しょうがないとして、この混雑の中、絵の真ん前に立って、5分以上立ち尽くしている人がいるのには参った。
一番いい場所でゆっくり見たいのはわかるけど、そのせいで、列は進まず、ますます混雑。
2~3人そういう人がいたけど、みんな中高年の男の人。
一番ちゃんと見たかった「手紙を書く女と召使」は、そんな2人が真ん前を占拠してしまい、かなり待ったけど、動いてくれないので、正面で見るのを断念。
占拠していた2人は、他の絵でも同じ事をやってたみたいで、私の前にいたおばさん2人が、「またあの人よ。ほんと迷惑」と言ってた。
1人は、私も、別の絵の前でも占拠しているのを見たし(-_-メ)。
空いているならともかく、混雑しているんだから、状況を考えて欲しいよ(-_-メ)!!!
と、ちょっとムカムカしちゃったけど、フェルメールを生で見れて嬉しかった。
今回展示されていない他の作品も含む、全作品の印刷物が、原寸大で展示されていたけど、やっぱり生とは全く違うなーと改めて思ってしまった。
11時半頃外に出たら、既に入場制限で40分待ち。
チケットを買う人も長蛇の列で、入るのに1時間近くかかるような状態になっていた。
フェルメール人気恐るべし!!
東京都美術館は金曜夜に開館してるんですよね。以前ヴィーナス展はそれで行ったけど空いていてゆっくりみれました。
5分陣取りたいならこの時間にしてほしい。
行きたいと思う展覧会は多いけど、観客のマナーがひどいのでこの頃は敬遠しちゃってます・・・ムカムカで感激も半分になるし。今見なかったら一生実物は拝めないかも、って思うこと多いんですがねぇ。
by ちょび (2008-09-10 15:01)
ちょびさん
ほんと、ゆっくり見たいなら、時間を選んで欲しいですよね。
フェルメール展は携帯で混雑具合を確認できるし。
でも、混雑時にそういうことできる人って、周りの迷惑とか全く気にして無い、やってる事の後ろめたさなんて全く無い人ばかりな気がします。
少しでも気にするならあの状況で、あれはできないよなーって思っちゃいました。
観客のマナー、混んでると特に気になりますよね(自分も気をつけないと・・とも思いますが)。
海外で美術館に行った時は、どこもこんなに混んでいなかったので、東京が特別なんでしょうかね??
少しでもゆっくり見たいなら、やっぱり朝一で行くしかないのかなー。
by choko (2008-09-10 17:03)