SSブログ

「地球が静止する日」キアヌはかっこよかったけど・・・・ [映画:SF・アクション]

キアヌ主演の「地球が静止する日」を見てきました。

キアヌが侵略者の宇宙人役&主人公なこの作品。

巨大な球体が空から降りてくる予告がかっこよかったのと、「地球が静止する」ってどうなるのo(^o^)oワクワク!と見に行ったんだけど、期待外れでした~(>_<)。

地球に衝突し、地球を破滅させると思われた小惑星は、実は巨大な球体だった。
地表に降り立ったその球体の中から、1人の異性人が。
しかし、彼の肉体は地球人そのものだった・・・。
「地球を救うためやってきた」という彼の意図は?

ポスターに「 インデペンデンス・デイ 」「宇宙戦争」「デイ・アフター・トゥモロー 」を越えたとかそんなキャッチが書いてあったけど、この3作と共通するところが多い気がする。
「インディペンデンス・デイ」は見てないけど、残り2つの特徴、最初がものすごく壮大、しかし、その後は、大幅にスケールダウンして、登場人物個人を追ったストーリーになってしまう・・・・というのを、この作品もしっかり持ってる。

地球の危機なのに、ダラダラと主人公であるキアヌ扮する宇宙人と、科学者であるヒロイン、そしてその子供とのストーリーが続く。
緊迫感はあまり無いし、説得力もあまりない。

その上、「宇宙戦争」「ディ・アフター・トゥモロー」に比べて、スケールダウンが激しく、「地球の危機感」がほとんど伝わってこない。
テレビニュースで、地球各地のパニックが放送されるだけ・・という扱いだったからかもしれない。

それに「地球は静止しない」というか、自分が想像していた「自転が止まっちゃう」というような設定は全くなかった。 「地球最後の日」という、地球が他の惑星にぶつかって本当に壊れちゃうSFが好きだった私は、そういう壮大なノリを期待していたので、ガッカリ(>_<)。

「地球を救うため、地球を破壊する人類を滅亡させる」というフューチャーも、宇宙人の性格付けが曖昧不可解で、生かされていない。
地球人は、宇宙のウィルス・ばい菌であると判断した宇宙の免疫抗体「宇宙怪獣」が、情け容赦なく(感情がないから)、地球人を殲滅しようとする「トップをねらえ」の方が、ストイックで何倍も面白かった。

ということで、この映画でよかったのは、キアヌがかっこよかったこと、20世紀少年のトモダチを連想させるロボットがでてきたこと、昔昔読んで好きだった「無限アセンブラ 」のナノマシンの恐怖みたいなフューチャーがあったこと・・・くらい。

「宇宙戦争」「ディ・アフター・トゥモロー」が大好きな人、大画面でキアヌのかっこよさを堪能したい~って人なら、劇場で楽しめると思う。
そうじゃない人は、レンタルで充分かも。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 2

コステロ

昔『Dr.スランプ』で、「女湯をのぞく」と言う目的のため
千兵衛さんが時間停止機を作ったは良いものの、
起動と同時にすべての時が止まってしまい
千兵衛さんたちも動けなくなってしまった、
…と言うハナシがあったのを思い出しました。

何処かの誰かが時間を止めても、
その間、自分の身の回りに何の変化も生じなければ
再び時間が動き出した後には
「時間が止まっていたこと」に気付かないでしょうね。

そう考えると今この瞬間にも
実は時間が止まっていたのかもしれません(笑
by コステロ (2008-12-27 11:09) 

choko

二次元の世界の人間が、三次元の世界を認識できないように、三次元の世界の私達が四次元の世界を認識できない・・なんて話を思い出しました。

時間っていうのも不思議ですよね~。
四次元では時間がみえるなんて説もあったような。
ドラえもんだと、周囲の時間が止まっても、自分達は動けたりするんですが、「Dr.スランプ」の方が理にかなってますね(笑)。
by choko (2008-12-28 14:14) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。