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「電氣人閒の虞」詠坂雄二著:都市伝説「電氣人間」に纏わる怪異 [本:ホラー&ミステリー]


電氣人閒の虞

電氣人閒の虞

  • 作者: 詠坂 雄二
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/09/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

7点

インターネットでいろいろ検索したりする時代だけど、それに逆らったようなタイトル(^^;)。
「電氣人閒の虞」の「電氣」は「電気」ではなく、「人閒」は「人間」じゃない。
最初、検索で引っかからなくて何でだろ??と思いました(^_^;)。

一部地域でのみ語られている都市伝説「電気人間」の話。
・語ると現れる
・人の思考を読む
・導体を流れ抜ける
・旧軍により作られる
・電気で綺麗に人を殺す
その都市伝説の調査に関わった人が次々と死んで行く。
本当に「電気人間」はいるのか?
それとも、都市伝説を隠れ蓑にした犯罪なのか?
都市伝説「電気人間」に纏わる怪異を追った、ホラーミステリー。

都市伝説の成り立ちや構造、広がりに関する考察が本書の中で述べられおり、それは面白く読めた。
ただ、話としては、ホラーとしては恐怖感が足りず、
ミステリーとしても、犯人を考えさせたり、先をぐいぐい読ませる部分が弱い。
細かいディテールは凝っているんだけど、物語としては物足りない。

読んで損した~とまでは思わないのだけど、微妙な感じ。
もう少し怖ければ良かったのに。

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コステロ

今回もそうですケド、ちょこさんのレビューって、評文を読むと、
「あぁ、どっちかっつーとハズレだったんだなぁ」と思えるのに
妙に点数は高め、ってのが、たま~にありますよね(笑
by コステロ (2010-02-14 11:18) 

choko

コステロさん

全体的に点数が高めなのは、
「読んで外れだった~!」「ダメダメだーー!」ってのは
途中で投げてレビューが書けない本が多いからなのです。

いい所もある、人によっては楽しめるだろう、
この感想を読んで、「あっ読むのやめよ」って
思ってしまうのは勿体無いかなーって本、
興味を惹かれたなら読んでみて!って本。
ってのは7点つけてる事が多いですね(^^;)。
by choko (2010-02-14 12:22) 

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