「ワールドタンクミュージアム図鑑」モリナガ ヨウ著:戦車のエピソードがたくさんの楽しめる図鑑♪ [本ノンフィクション:戦争・戦記]
PANZERTALES WORLD TANK MUSEUM illustrated―ワールドタンクミュージアム図鑑
- 作者: モリナガ・ヨウ
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 2005/09
- メディア: 大型本
「ワールドタンクミュージアム」という戦車の食玩の解説などをまとめた本。
モリナガ ヨウの、イラストエッセイが、ほのぼのいい味だしていてすごく好き♪
兵器はあまり詳しくないけど、昔「アドバンスド大戦略」(メガドライブ版)にはまったので、
第二次世界大戦の頃の兵器には少しだけ思い入れがある。
「アドバンスド大戦略」は、自分が第二次世界大戦のドイツ軍になり、
連合と戦うという、勝つのが恐ろしく難しいゲームだった。
ついでに、当時ゲームマシンの処理速度はとても遅く、COMターンが恐ろしく長かったのも印象深い。
後半など、お風呂に入って出てきても、まだCOM側が思考してたりしたし(^_^;)。
そんな状況でも、かなり長い間遊んでいたので、ドイツ軍の強い戦車などにへの思い入れもひとしお。
もう、かなり昔の事なので、兵器名も曖昧になってきてるけど。
さて、戦車にもお国柄がすごくでるのが、この本を読むとわかる。
強い戦車を作り、連合国側から恐れられているのに、
連合国側でもっと強い戦車を作ったら困ると、どんどん装甲を厚くして、
結局、強いけど、重くて実戦には向かない戦車を作ってしまうドイツ。
職人気質ともいうべきか。
それに比べて、アメリカは合理主義。
弱くても大量生産でき、機動力が高い戦車をバンバン製造。
とても強かったらしい。ドイツ戦車に遭遇しなければの話だけど(^_^;)。
性能は良いが、乗組員の事を全く考えていないようなロシアの戦車。
寒さのあまり、ロシア兵は、戦車の中で焚き火したなんて話も。
そういう、戦車の面白いエピソード、開発話などがてんこ盛り。
現代の戦車の話も乗ってるけど、第二次世界大戦での戦車のエピソードは
開発者や兵士の試行錯誤の様子が垣間見えて面白い♪
戦争というのは、殺伐としたものだけど、戦っている人たちは、
敵も味方も、元々は普通の人なんだなーって思えるというか。
現代の戦車の場合、やっぱり殺伐とした印象のほうが強くなってしまうけど。
お気に入りの一冊です(^^)。
少しでも、第二次世界大戦や戦車に興味があるのなら、お勧め~!!!
この本が気に入ったなら、「第二次世界大戦紳士録」もどうぞ♪
この本、たぶんうちにあります。
もともとの食玩を買っていて(買ったのは私じゃないのですが)、そのときに読んでいましたが、面白かった。
戦車って(当然)兵器で、祖父から現場ですごく怖かったという話も聞いているのですが、リーフレットを読むと「人間が作り人間が使うもの」だと改めて感じましたね~。
by ちょび (2010-07-01 16:07)
ちょびさん
ちょびさんも持ってましたか♪
そうそう、この本、人間っぽさが出ていていいんですよね(^^)。
モリナガヨウのイラストの雰囲気がほんわかしてるからでしょうか♪
食玩を買ってたのはご主人ですね、きっと(笑)。
by choko (2010-07-01 17:08)