「エベレスト―非情の最高峰」ブロートン コバーン著:「空へ」を別の視点から見た章も [本ノンフィクション:冒険・登山、遭難]
7点
ちょびさんのブログ「自転車に乗って」で紹介されていたのを読みました。
ちょびさんに「重かったでしょ?」って聞かれたけど、本気で重かった(-_-;)。
でかいし、カラー画像メインの図鑑タイプだし、ずーーーっしり。
持ち運んで読むのは不可能なタイプ。
図書館で受け取った時、重くて焦った。
1996年5月、2つのパーティーが多数の遭難者を出したエベレスト。
遭難したパーティに加わっていたジョン・クラカワーが、
この事故を詳細に記録した「空へ」(リンク先感想)が有名。
他にも何冊か本がでてるし(上記リンク先でいくつか紹介)、
遭難した一方のパーティーのリーダー、ロブ・ホールが、
エベレスト山頂付近に取り残された絶望的状態で、
携帯電話で身重の妻と最後の会話するエピソードなども知っている人が多いかと思う。
日本人女性二人目のエベレスト登頂成功者が、下山を果たせず亡くなった事故でもある。
この事故が起きた時、撮影の為にエベレストにいたデビッド・ブレッシャーズのパーティは、
遭難者の救出の為、奔走する。
それは「空へ」などでも触れられている。
この本は、そのデビッド・ブレッシャーズのパーティが、1996年5月、エベレストの風景を、
大型フィルムIMAXに収める為にエベレスト登頂に挑んだ経過を、
鮮やかな写真と共にまとめたものである。
上記の遭難事故の話も、かなりのページを裂いて書いてあり、
その年は、登頂許可が出たパーティが多すぎた事、事故当日、登頂を目指したパーティも多すぎる事、
パーティ同士の話し合いを無視した自分勝手なパーティがいた事、
遭難したパーティは2つともガイド付きパーティで、明らかに力不足のメンバーがいたこと・・・etc、
別の視点で事故を見ることができたのは、興味深かった。
また、アイスフォール、ヒラリーステップ、ウェスタンクウムなど、エベレスト登山の本を読むと
必ず出てくる場所が、美しい写真でドカーン(本でかいから)と掲載されており、
その様子がよくわかったのも良かった。
事故当日だけではなく、シェルパの生活や伝統にも注目し、それを紹介しているのも面白い。
本筋とは関係ないコラムなどが要所要所に突然入ってきて、
本筋を切ってしまうのはすごく読みにくかったけど。
もうちょっと構成でどうにかならなかったのか??
エベレストの壮大な風景、ヒマラヤ登山を助けるシェルパ達の生活や文化、そして1996年5月の事故、
いろいろな意味で楽しめる本。
お勧めです(^^)。
ちょびさんのブログ「自転車に乗って」で紹介されていたのを読みました。
ちょびさんに「重かったでしょ?」って聞かれたけど、本気で重かった(-_-;)。
でかいし、カラー画像メインの図鑑タイプだし、ずーーーっしり。
持ち運んで読むのは不可能なタイプ。
図書館で受け取った時、重くて焦った。
1996年5月、2つのパーティーが多数の遭難者を出したエベレスト。
遭難したパーティに加わっていたジョン・クラカワーが、
この事故を詳細に記録した「空へ」(リンク先感想)が有名。
他にも何冊か本がでてるし(上記リンク先でいくつか紹介)、
遭難した一方のパーティーのリーダー、ロブ・ホールが、
エベレスト山頂付近に取り残された絶望的状態で、
携帯電話で身重の妻と最後の会話するエピソードなども知っている人が多いかと思う。
日本人女性二人目のエベレスト登頂成功者が、下山を果たせず亡くなった事故でもある。
この事故が起きた時、撮影の為にエベレストにいたデビッド・ブレッシャーズのパーティは、
遭難者の救出の為、奔走する。
それは「空へ」などでも触れられている。
この本は、そのデビッド・ブレッシャーズのパーティが、1996年5月、エベレストの風景を、
大型フィルムIMAXに収める為にエベレスト登頂に挑んだ経過を、
鮮やかな写真と共にまとめたものである。
上記の遭難事故の話も、かなりのページを裂いて書いてあり、
その年は、登頂許可が出たパーティが多すぎた事、事故当日、登頂を目指したパーティも多すぎる事、
パーティ同士の話し合いを無視した自分勝手なパーティがいた事、
遭難したパーティは2つともガイド付きパーティで、明らかに力不足のメンバーがいたこと・・・etc、
別の視点で事故を見ることができたのは、興味深かった。
また、アイスフォール、ヒラリーステップ、ウェスタンクウムなど、エベレスト登山の本を読むと
必ず出てくる場所が、美しい写真でドカーン(本でかいから)と掲載されており、
その様子がよくわかったのも良かった。
事故当日だけではなく、シェルパの生活や伝統にも注目し、それを紹介しているのも面白い。
本筋とは関係ないコラムなどが要所要所に突然入ってきて、
本筋を切ってしまうのはすごく読みにくかったけど。
もうちょっと構成でどうにかならなかったのか??
エベレストの壮大な風景、ヒマラヤ登山を助けるシェルパ達の生活や文化、そして1996年5月の事故、
いろいろな意味で楽しめる本。
お勧めです(^^)。
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