「図解雑学 美術でたどる日本の歴史」並木誠士著 [本:歴史]
少し前に「食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む」(リンク先感想)を読んで、
日本の美術の場合どうかな?と思ったので、この本を読んでみました。
古墳・飛鳥・奈良時代から大正・昭和・平成までの日本美術の流れを追った本。
ほとんど、日本史の最初から最後まで扱っている為、広ーく、浅くになってました。
仏像、建物の様式、蒔絵、螺鈿、着物の柄、将軍の兜、庭の作り、絵巻物、似絵、水墨画、
浮世絵・・・・・・etc。
資料が少ない前半部分(奈良と平安とか)は作品の解説、影響なども詳しかったけど、
時代が現代に近づくにつれ、芸術家の名前がずらずらと書いてある状態に(^_^;)。
大雑把に日本美術の流れを追うにはいいけど、ちょっと浅すぎるかな?という感じ。
また、作品自体があまり載っていない為、文章による説明だけだとわかりにくかったのも残念。
まぁそれをやろうとすると、カラーでもっと大判で、何巻にも渡って・・・ってなっちゃうから、
しょうがないと言えばしょうがないんだけど。
日本美術史の概略を知るのに読むにはいいと思います。
図解“雑学”と、堂々と謳っているのが、潔くていいですね(笑
by コステロ (2011-07-26 08:17)
コステロさん
言われてみれば(笑)。
「図解雑学」ものは、割とシリーズが多くて、よく見かけるので、
全く気にしてませんでした(^^;)。
by choko (2011-07-26 13:53)