「ヒマラヤ初登頂物語」岡山まさあき画・上村信太郎構成・文:マンガがつまらない・・・ [本ノンフィクション:冒険・登山、遭難]
新装版Yama-kei COMICS SPECIAL ヒマラヤ初登頂物語 アンナプルナ、エベレスト、マナスル編 (Yama‐Kei COMICS SPECIAL)
- 作者: 岡本まさあき=絵
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2010/08/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ヒマラヤ8000m峰の中の、アンナプルナ・エベレスト・マナスルの初登頂物語をマンガに、
また3つの山の登山史が文章でまとめてある本。
メインはマンガなんだけど、これが「学習まんが」そのままの、古臭くて、
ストーリーをなぞりました的内容。
歴史学習マンガも、マンガとして読むにはかなりできが悪く、一応勉強になるから・・と
息子には読ませたけど、これも内容はそんな感じで、学習ではなく、娯楽として読むには厳しい。
登場人物は、絵柄も、キャラクターも、どちらにも全く魅力がなく、演出もダメダメ。
また、同じ服装(登山スタイルで)の登場人物の見分けがつきにくいのも問題。
マンガの元ネタ「処女峰アンナプルナ」(リンク先感想)は、
冒険心に溢れ、すごく面白かったのに、これではそれが全く伝わって来ない。
エベレスト・マナスルに関しても、元の話は、もっと盛り上がるんだろうけど、同じく面白く無い。
各山の登山史のまとめは、簡潔にまとめてあるので、参考にはなったけど、メインのマンガがダメ過ぎ。
帯に「登山史上最高のドラマ!」って書いてあるし、元になった実話はそうなんだろうけど、
それを描ける力量のある漫画家さんを使って欲しいな~。
実話をベースに描かれたマンガでマイナーなものは、この手のものが多くてがっかりさせられる(-_-;)。
こーゆーのの作画って、実際どーゆー人が書くんでしょうね。
無味無臭な没個性っぷりから推して、
時代に取り残されて売れなくなった漫画家とかでしょーか。
“漫画家のタマゴ”とかだと、却って個性出しちゃいそうですし。
by コステロ (2012-06-01 08:19)
コステロさん
>時代に取り残されて売れなくなった漫画家とかでしょーか。
同感同感同感!
きっとそうじゃないかと。
でも、せっかく出すんだから、ある程度のレベルは欲しいですよね~。
by choko (2012-06-01 23:07)