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「正しい貧乏青年の食卓」ライノ木曽著:実用性はあまりなく、勢いある文章のノリを楽しめるかで評価が分かれそう [本:ダイエット・掃除・クッキング]

正しい貧乏青年の食卓

正しい貧乏青年の食卓

  • 作者: ライノ曽木
  • 出版社/メーカー: ポット出版
  • 発売日: 2011/07/21
  • メディア: 単行本

5点

「正しい貧乏青年の食卓」は、

「給料日まで一週間もあるのに三千円しかない!旅行に行ってスッカラカン!・・・・(中略)
じゃあいったい何を思い、何を食べて明日を待てばいいんだ。
本書ではそのような疑問に答えるべく、あらゆるシーンに対応した心構え&食事法を用意した。」

(以上、前書き引用)てな内容。

「イタだくぜ!貧乏食マフィア」の章では、納豆などゆかりなどで味付けしたパスタなど、
「ジャー道に邪道無し!!」の章では、炊飯ジャーを使ったレシピで、餃子やツナ缶を炊きこんだご飯など。
他にも「たこ部屋DEたこ焼き」(たこ焼きアレンジ)とか、米だけがある時の100円ショップ活用など、
貧乏レシピがいろいろ。
・・・・・・・・・・・・・・・でも、あまり美味しそうじゃなくて、この手間、値段をかけるなら、
もっと実用的で美味しいメニューはたくさんありそうというものが多く、
全体的に、「ウケ狙い・ネタ的な料理」という感じ。

「給料日まで後1週間、3000円しかない」って文、「3000円もあるじゃん」・・って思ってしまうところから
感覚が違うんだと思うけど(^^;)。
学生の頃は、仕送り日まで後10日、残金100円とか周囲にゴロゴロいたし。
私も、卵一個だけ(お金が無くてパックが購入できず)友人に貰いにいったり、いろいろしてた。
もっとお金が無かったけど、工夫すれば、もうちょっと美味しいものが食べられたよな~と思ってしまって。

レシピだけじゃなく、母親からの宅急便を「ダメ便」から「できる便」に改造しようなんていうとか、
「実家でかくれて貧乏夜食」なんてコーナーも。
家も、祖母からとんでもない宅急便が届いたので、気持ちはよくわかるんだけど、
文章のノリは変だけど、内容だけ見れば、書かれている事は、あまりにも普通で、
わざわざページを割かなくても・・・という感が。
いや、きっと文章自体が合わず、文章を楽しめないからそう感じるんだな。

基本的に、著者の主張をはっきり、ハイテンションの文章で語っているので、
著者の感性・ノリと合うか合わないか・・・・が大きい本な気が。
上記した「章のタイトル」がしっくり来るという人なら、楽しめるのかもしれない。
私は、文章のハイテンションさとノリ、そして変に回りくどい説明が、どうもダメ。
「人にとってはどうでもいいようなことを、一生懸命語る」というよくあるスタンスだけど、
それには「分かる人だけわかればいい」的ないい加減さが欲しいと思うんだけど、
この本の場合、どこかに「分かってもらわなければ!」的真面目さが出ちゃって、
くどくなってしまってるというか。
「著者がこういうキャラだ」的な受容があれば平気なのかも。
学生時代、似たようなノリの人がいて、楽しかったし。
それとも、このノリじたいが、若い人向けのノリなのか??
あまりに合わないので、合わないのが自分だけなのかもわからなくなってしまったよ(^^;)。
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コステロ

「個人のサイトなんかで読むならアリ。本として読むもんじゃァない」
ってな感じでしょうか?
by コステロ (2012-08-05 09:11) 

choko

コステロさん

>「個人のサイトなんかで読むならアリ。本として読むもんじゃァない」
かもしれないんですが、それもよくわかりません(^^;)。

若手芸人とかで、自分は全くおもしろくないのに、
巷で受けてたりする芸人もいるけど、自分が思ったように評判が悪い事もある。
でも、自分としては、どっちもどっち・・・みたいな感覚で、
その違いが判別できないというか、そんな感じ(^^;)。

by choko (2012-08-05 21:36) 

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