「鬼談百景」小野不由美著:短い怪談話を99話収録!通常の怪談系より、さすがに上手い! [本:ホラー&ミステリー]
7.3点
1~4Pほどの実話怪談風のショートショートを99話集めた本。
長編ホラー「残穢」とのコラボ作品らしい。
「実話怪談物」の文庫本はたくさん読んだし、この本も、それら「実話怪談物」のテイストは同じで、
現代社会を舞台に、事故が多い踏切、引っ越した先での怪異など、どこかで語られていそうな
怪談話が満載。
オチがなかったり、話がブツっと切れてたり、謎が全く解決されてなかったりするのもまた同じ。
ただ、雰囲気づくりの巧さはさすがで、多くの実話怪談ものが、「実話っぽくしようとして、逆に
読んでいる方が興ざめしてしまう」「あまりにもありふれ過ぎていて印象に残らない」なんて話も多い中、
この本に収録されている作品は、夜、友達などと盛り上がる怪談話のような、
「ありそう」と思えるような、怖さがあった。
ただ、実話怪談ものが好きじゃないと、つまらないはず。
かなり読み手を選ぶ本。
1~4Pほどの実話怪談風のショートショートを99話集めた本。
長編ホラー「残穢」とのコラボ作品らしい。
「実話怪談物」の文庫本はたくさん読んだし、この本も、それら「実話怪談物」のテイストは同じで、
現代社会を舞台に、事故が多い踏切、引っ越した先での怪異など、どこかで語られていそうな
怪談話が満載。
オチがなかったり、話がブツっと切れてたり、謎が全く解決されてなかったりするのもまた同じ。
ただ、雰囲気づくりの巧さはさすがで、多くの実話怪談ものが、「実話っぽくしようとして、逆に
読んでいる方が興ざめしてしまう」「あまりにもありふれ過ぎていて印象に残らない」なんて話も多い中、
この本に収録されている作品は、夜、友達などと盛り上がる怪談話のような、
「ありそう」と思えるような、怖さがあった。
ただ、実話怪談ものが好きじゃないと、つまらないはず。
かなり読み手を選ぶ本。
実話怪談と言うのは「オチなし」「理由なし」
「意味不明・正体不明、っつーか正直言ってワケわからん」
などと言ったモノが多く、その分、不条理な怖さなんかがあったりしますが、
反面、どれも似たり寄ったりなハナシになってしまいがちなところが弱いですよね。
by コステロ (2013-04-17 09:37)
コステロさん
そうそう、似た感じになっちゃうんですよね~!
でも、そういう傾向の話ばかりな中、雰囲気の盛り上げ方などが上手く、
楽しめた一冊でした♪
by choko (2013-04-18 01:16)