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「懐かしくて新しい昭和レトロ家電」増田健一著:家電の歴史と、昭和30年代家電コレクションを紹介! [本ノンフィクションいろいろ]

懐かしくて新しい昭和レトロ家電―増田健一コレクションの世界

懐かしくて新しい昭和レトロ家電―増田健一コレクションの世界

  • 作者: 増田 健一
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2013/10
  • メディア: 単行本
6.8点

昭和28年の発売当時は20万、高卒国家公務員の初任給が5400円だったので、
年収3年分だった「テレビ」。
今で言えば、数百万??
しかし、昭和33年ころには8万ほどに。
それでも高いけど、メーカー努力による値下げによって、どんどん普及したテレビ。

今は無くなってしまった「サンヨー」の出した、「噴流式」の洗濯機。
それまでの「撹拌式」に比べて、短時間に洗え、小型、その上半額ということで、爆発的に普及。
「サンヨー」の歴史を聞くと、必ず「洗濯機」の話が出てきて、細部まで聞いても
面白い(この本は、ちょっと触れているだけですが)。

手洗いは、非常に大変なので、安くて便利な洗濯機の登場は、主婦に大歓迎されただろうなーと
いうのは想像がつく(今、洗濯機がなかったら・・・と思うと、ぞっとする(^^;))。

その他、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ・・・など、今では無くてはならない家電製品の、
初期の姿や、値段、使い勝手などがいくつも紹介されていて、面白い本。
ただ、この内容が書かれているのは「第四章」。

他の章でも昭和30年代の家電を、カラー写真で紹介しているけど、
「かなり個性的で実験的な家電」、「ユニークな家電」中心。
それはそれで面白いんだけど、昭和30年代の家電はほとんど馴染みがなく、
そのせいか、あまり思い入れを持って読むことが出来なかったので、点数若干低め。
そういう、レトロで変な家電が好きな人なら、すごく楽しめる内容なんじゃないかと(^^)。

私は、「第四章」みたいな、家電の歴史的から、当時の生活がかいま見えるような、
内容がメインが良かった。

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コメント 2

コステロ

私にとって「なつかし家電」と言えば、
『ラテカセ』とか『ラジカメ』でしょうか。

前者はそれなりに売れたみたいですケド、
後者はそうでもなかったみたいですかね?
今ではケータイにラジオ(音楽機器)やカメラ搭載は当たり前ですから、
発想としては悪くなかったのかもしれませんね。


by コステロ (2014-05-19 09:51) 

choko

コステロさん

「ラテカセ」と「ラジカメ」・・・・ネーミングからして、レトロでいいですよね~(笑)。

本書には、事務所に置くための、受話器が2つついた電話
(向かい合わせにくっつけられてる事務机の両側から使えるよう)など、
2つを融合させたアイディア商品がいろいろ載ってます。

でも、今は、携帯になんでもかんでも、その上笑える要素無く、
スマートに組み込まれちゃってるので、そういう意味では
変な家電はでにくくなっちゃいましたよね。
by choko (2014-05-20 23:26) 

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