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「サイレントヒル:リベレーション」マイケル・J・バセット監督:映像は前作と同じく雰囲気が出てるけど、それだけだ(-_-;) [映画:ホラー・サスペンス]

サイレントヒル:リベレーション [DVD]

サイレントヒル:リベレーション [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
4.5点

少女シャロンが見る悪夢の中にでてくる「サイレントヒル」。
その街は、実在していたが、30年前の大火により廃墟となっていた。
娘シャロンの治療の為、その街を訪れた母ローズは、現実と恐ろしい闇が交互に支配する
「サイレントヒル」で、消えてしまった娘を探すことに・・・。

というのが一作目「サイレントヒル」の粗筋。
「サイレントヒル リベレーション」はその続編で10年後の世界。

一作目「サイレントヒル」は、ゲームが原作なせいか、どうもアドベンチャーゲームのような、
シナリオ展開(アイテムゲット感・フラグが立った感ありあり)で、緊迫感にかけてはいたけど、
闇が支配する世界の映像、演出、クリーチャーのデザインや動きなど、
とても雰囲気が出ている映像美を楽しませてくれた。

「サイレントヒル リベレーション」は、「サイレントヒル」から脱出できたが、その後、
謎の教団に追われ、名前を変えながら、各地を転々とするシャロンと、父クリストファーの話。
二度と「サイレントヒル」には近寄ってはいけないと言われていたシャロンだが、
父親がさらわれ、壁に残された血文字に「サイレントヒルに来い」と書いてあったことから、
再び闇が支配する悪夢の街「サイレントヒル」を訪れることに・・・・。

「サイレントヒル」の映像や雰囲気は、1作目同様、よくできてます。
でも、それだけ。
「サイレントヒル」であった、交互に闇と現実が支配するという設定が、ほとんど活かされず
(最初に闇が来た後、来たまんま)、「闇が来る時間が迫る恐怖」
「闇が去る時間まで逃げ切れるかという緊迫感」・・・等、
作品全体を覆っていた切迫感が無くなってしまい、「サイレントヒル」という街が持つ、
表裏一体の世界感の怖さもなくなっていた。

ストーリーも、見せ場の「映像」を演出する為だけの内容で、ブチブチと切れた印象。
最後も、盛り上がりにかけ、謎解き要素も殆どなし・・・・。

「サイレントヒル」を再訪するまでは、ちょっと盛り上がったんだけど、
「サイレントヒル」を訪れた後、シャロンは、ほとんど大きな危険にも遭わず、
さくさくと情報を入手し、目的地に到達。
窮地も思ったより簡単に脱出し・・・・ラストは他人まかせ・・と、うーんな展開。
「サイレントヒル」に入ってからは、映像の雰囲気の良さだけが、印象に残った。

2作目はダメという法則、今回も当てはまってしまった(-_-;)。

デビルマン(実写)」(リンク先感想)の口直しに観たこの作品、
「デビルマン」に比べれば、もちろん、格段にまともな映画でしたが(^^;)。
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コメント 6

コステロ

"デビルマン基準”で観れば、どんな作品だってそこそこマシですよ(笑

ま、それはそーとこの作品、私もだいぶ前に観ました。

・・・が、全ッ然内容憶えてないです。
「映像は良かった」と言う印象の記憶だけ。
ですから多分、私にとっても"その程度”だったんだと思います(笑
by コステロ (2014-01-24 01:57) 

choko

コステロさん

「デビルマン基準」
「映像は良かった(サイレントヒルリベレーション)」

どっちも同感!!

「デビルマン基準」は鉄板として、ほんと「サイレントヒルリベ」は、
映像だけですね~!
いやー、がっかりがっかり(^^;)。
by choko (2014-01-24 07:48) 

コステロ

や、そうは言いつつも実は私
「がっかり」ってほどでもなかったんですよ。

と言いますのも、私は原作となったゲームのファンで、
とりわけ『リベ』の元となった『SH3』は、
シリーズの中でも特にお気に入り。
ですから「原作を越えることはなかろう」と最初っから思ってましたし、
SHシリーズの特徴である"鉄と膿と錆の世界”さえ
キッチリ映像化してくれていたらいいや、と思っていたので、
内容とかはまぁいいかな、と(笑

・・・と言いますかですね、そもそもSHって、
原作のゲームもよく判んない部分が多いんですよ(笑

ストーリーの展開とかはモチロン、
「結局あれは何だったの?」「アイツは何者だったの?」
みたいな部分が多くて、わりと雰囲気を楽しむゲームなんです。
なので映画も、あれはあれでいいのかな、って(笑
by コステロ (2014-01-24 12:43) 

choko

コステロさん

なるほど、原作のゲームをやってれば、このレベルでも、
許容範囲に入ったりするんですね(^^;)。

もうちょっと映画がよくできてれば、「原作のゲームやりたいっ!」
ってなりそうですが、そこまでの完成度は無くて残念。

でも、コステロさんの話を聞く限り、原作も雰囲気を楽しむタイプなんですね。
まぁゲームは、その世界に入れれば、粗があっても、
楽しかったりしますよね♪

昔昔ハマったウィザードリィは、ワイヤーフレームで、
モンスターはドットでなんだかわからないのもいたし、
使い回しも多数、マイナーダイミョウ、メジャーダイミョウ・・・がいたりと、
いま見ると、かなりへぼへぼな部分がたくさんありましたが、
世界にどっぷり使って楽しんでたのを、思い出しました(〃∇〃)♪
by choko (2014-01-24 14:17) 

コステロ

ウィザードリィは洋ゲーですからねぇ。

ゲーム自体はやったことないんですが
「ウィザードリィ・モンスター集」みたいな本を持っていたんで、
その辺については私も知ってます。
『サムライ』と言うザコ敵が出て来て、
その上位の敵、と言うコトで『ダイミョウ』になるって言う(笑


あと、ゲームのSHは「解らないのが却って怖い」
と言う部分はあると思いますね。
なんかミョーに不安にさせられる、と言いますか。

まぁ、これは"ファンの贔屓目”かもしれませんケド(笑
by コステロ (2014-01-25 06:31) 

choko

コステロさん

「マーフィーズゴースト」という、お金をいっぱい落としてくれる
モンスターもいました♪
固定モンスターで、何度も何度も殺しに行った記憶が(笑)。
マーフィーくんは、作成者の友人の名前らしいです。

そういえば、「Ninja」は憧れの職業、
「シュリケン」は憧れのアイテムだったのを思い出しました。
一緒にプレイしてた友人が「シュリケン」を拾った時の、
悔しさ羨ましさの感情が未だに思い出されるという(笑)。

>ゲームのSHは「解らないのが却って怖い」
これは、なんとなくわかります。
全部見えない方が怖いってありますよね~。

原作への思いれあるなしの影響が大きいってのは、
ある意味、いろんな作品共通のものですが、
デビルマンのように、思いれがあるせいで、怒りまくる人が多かったり、
逆に、贔屓目に見られる作品があったり・・ってのは
面白いですね(^^)。
by choko (2014-01-25 19:44) 

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