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「かつて誰も調べなかった100の謎」堀井憲一郎著:「吉野家の牛丼の汁の量を154店舗調査」・・etc、よく調べました!の100調査! [本ノンフィクションいろいろ]

ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎

ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎

  • 作者: 堀井 憲一郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/08/06
  • メディア: 単行本
7.3点

気になった事なら、どんなに手間暇かけても調査!!
「週刊文春」で連載されていたコラム「ホリイのずんずん調査」から、100個をピックアップした本。

「いやー、本当に、よくぞここまで、調べました!!感服!」って内容盛りだくさん。

1997年に出された「この役立たず!―ホリイのずんずん調査」がすごく
好きだったので、十数年過ぎた今、2冊目が出たのは嬉しい♪

牛丼の汁ダクを「憎む」(大げさではなく本当に)著者は、最近吉野家の牛丼の汁が、
勝手に多く盛られていると、154店舗を実際食べ歩き、そのデータを持って吉野家に乗り込んだり、
銀座の寿司屋を何店舗か食べ歩いて、値段を調べたり、
うなぎの有名店に行って、提供時間を調べたり(うなぎは、すごく待つらしい)などの、
食べ物ネタ。
一週間、各局テレビのアナウンサーの登場時間を調べたり(これが一番大変だったらしい)、
星一徹がちゃぶ台返しを1回もしていないこととか、日本で初めてテレビでVサインをしたのが、
星一徹なのを調べたりと、ビデオを駆使して調べたテレビネタ。

そうかと思うと、東海道五十三次を実際歩いてみたり、エスカレーターとエレベーターでは
どちらが早いのか、都内いくつかのポイントで調査したりの、アウトドア調査。

25人同時にアマゾンで本を買うと、どれだけ順位があがるか・・・ってネタは興味深かった。
日本人のほとんどができる「ラジオ体操」ネタや(「日本人かどうかを確認する踏み絵にも
なると書いてた)、小説を持ち込まれた時の各出版社の対応、
年賀状が届くスピード(郵便ネタでは、毎日毎日ポストの前に立って、
ポストに書かれている集配時間が正確かなんてのもあった)、
「日本人がみんな切手を集めてた頃-世代間の考えの違い」「ペヤングの法則」など、
ちょっと気になるなぁって小ネタなどもいろいろ。
落語とか、野球ネタも多かったけど、これは自分が興味が無いのでイマイチだったけど、
ネタの幅が広いので、かなり楽しんで読めました(〃∇〃)♪

ただ、コラムが、1995年~2011年までの抜粋なので、ちょっと古いネタも。
「クリスマスがカップルのものになった時期」「バレンタイデーが広まった時期」などの調査は、
昔のだからこそで、面白かったけど♪
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コメント 2

コステロ

クリスマスがカップルのものになったのは、JR(のCM)が仕掛けた、
と言うハナシを聞いたことがあります。
また、バレンタインにチョコを贈るようになったのは
不二家のハートチョコレート(のCM)が元だとも。
by コステロ (2014-03-13 10:18) 

choko

コステロさん

そそそ、きっかけに関しては諸説ありますが、
どちらも、企業の広告戦略だったのは確かだと思います。
ただ、この本では、クリスマスは、雑誌の特集数などから、
いつ頃から特集記事として出現し、定着していったかとか
(クリスマスデートの特集記事は、◯◯年に突然現れ、
翌年には・・・って感じ←丁度バブルの頃ですね)
バレンタインデーに関しては、いろんな人にアンケートをとり、
いつ頃からチョコを渡していたかの統計をとったりしています。

悲しいねと思ったのは、著者がバレンタイン調査で気付いた真実で、
バレンタインデーとは無縁だった著者。
実は、著者が思っていたよりもずっと早く、女の子は、
チョコを男の子に渡していた、バレンタインは
定着していたってことでしょうか(笑)。

by choko (2014-03-13 15:40) 

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