「憑き歯 ~密七号の家」五味弘文著:「黒い歯」に憑かれた者の末路は・・・。お化け屋敷プロデューサーが描いたオカルト・ホラー。よくまとまってます♪ [本:ホラー&ミステリー]
7.3点
その街では、過去に何度か陰惨な連続殺人事件が起きていた。
しかし、別々の犯人が起こしたその事件の関連性を知っている者は、極一部の人間だけ。
その街の「郷土資料館」に赴任した笹川。
川の事故で長女を失い、その事で離婚に直面していた彼は、古い蔵から、
子供の歯が埋め込まれた人形を見つける。
その街には、歯にまつわる不思議な言い伝えがあった。
「おにのははえるな、ひとのははえろ」。
そのオマジナイの持つ意味とは??
そして、事故で生き残ったが、声が出なくなった笹川の次女咲希は、
学校で小瓶に入った黒い欠片を見つけた。
それが咲希の運命を変えていく。
崩壊しかかった家庭。
しかし、突然の咲希の驚くべき変化が、家族の絆を取り戻してくれるように思えたが・・・。
憑き物系のオカルト・ホラー。
物語のテンポもよく、登場人物のキャラクター設定や、要所要所に挟まれるエピソードも、
上手くストーリーに生かされ、とてもよくまとまったホラー小説として楽しんで読めました♪
ただ、文章があまり「ホラーホラー」してなかったのだけが残念。
簡潔ですっきりした文章なんだけど、そのせいもあってホラーっぽい陰惨な雰囲気が
あまり作れていなくて、オカルト・ホラーというより、ミステリー的な文章な印象。
謎が徐々に解けていくストーリー展開は面白いけど、ゾクゾクするような怖さが無いというか。
ストーリーはメリハリもあり、面白かったので、勿体無いなーと思ってしまった。
その街では、過去に何度か陰惨な連続殺人事件が起きていた。
しかし、別々の犯人が起こしたその事件の関連性を知っている者は、極一部の人間だけ。
その街の「郷土資料館」に赴任した笹川。
川の事故で長女を失い、その事で離婚に直面していた彼は、古い蔵から、
子供の歯が埋め込まれた人形を見つける。
その街には、歯にまつわる不思議な言い伝えがあった。
「おにのははえるな、ひとのははえろ」。
そのオマジナイの持つ意味とは??
そして、事故で生き残ったが、声が出なくなった笹川の次女咲希は、
学校で小瓶に入った黒い欠片を見つけた。
それが咲希の運命を変えていく。
崩壊しかかった家庭。
しかし、突然の咲希の驚くべき変化が、家族の絆を取り戻してくれるように思えたが・・・。
憑き物系のオカルト・ホラー。
物語のテンポもよく、登場人物のキャラクター設定や、要所要所に挟まれるエピソードも、
上手くストーリーに生かされ、とてもよくまとまったホラー小説として楽しんで読めました♪
ただ、文章があまり「ホラーホラー」してなかったのだけが残念。
簡潔ですっきりした文章なんだけど、そのせいもあってホラーっぽい陰惨な雰囲気が
あまり作れていなくて、オカルト・ホラーというより、ミステリー的な文章な印象。
謎が徐々に解けていくストーリー展開は面白いけど、ゾクゾクするような怖さが無いというか。
ストーリーはメリハリもあり、面白かったので、勿体無いなーと思ってしまった。
お、久々のホラー小説ですね。
by コステロ (2014-04-22 08:23)
コステロさん
そう、久々なんです。
ホラー小説って、数は出てても、ハズレも多いので、なかなか読みたいのが見つかりません(^^;)。
現在、シリーズ物の3冊目が新刊で出てたのを発見したので、
読みたいホラー小説があって、それだけでも嬉しい状況です(^^;)。
by choko (2014-04-22 23:19)