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「ミミック」監督ギレルモ・デル・トロ:遺伝子操作で生み出された新種の虫が突然変異!ムシ・虫・蟲・・がたっくさん! [本:ホラー&ミステリー]

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6点

ニューヨークで突然流行りだした謎の伝染病。
多くの人命を奪ったこの伝染病は、ゴキブリを媒介に広められている事が判明。
昆虫学者のスーザンは、ゴキブリを短期間に死滅させることができる
カマキリとシロアリを遺伝子操作し生み出した虫、「ユダの血統」を放つ。
それにより、伝染病の流行は沈静化したが、3年後、子孫を残せず半年で死滅するはずだった
「ユダの血統」が独自の進化を遂げ、人を捕食する生き物へと変貌していた。
「ユダの血統」が進化し生き延びている事に気がついたスーザンは・・・・。

監督は、怪獣映画が好きなら感涙モノ「パシフィック・リム」(リンク先感想)のギレルモ・デル・トロ監督。

オープニングから、気持ち悪い虫がたっくさん!
下水道の中の大量のゴキブリ、いろんな虫の映像・・・・虫嫌いな人なら、ゾワゾワ来ること間違いなし!

ただ、メインのストーリーは陳腐。
登場人物の魅力もあまり感じられないし、性格の描き方も上手いとはいえない。
上手く描ければ魅力的になるんだろうなぁという性格設定になってても、
その魅力がちゃんと出せてないというか、薄っぺらいというか。

地下道に巣食うおぞましい蟲達、虫が大量にいる研究室、
遺伝子操作された生き物を世に放つ危険性・・・・と、舞台設定やディテールに関しては、
それなりによく出来てるんだけど、とにかくストーリーが・・・・(-_-;)。

「パシフィック・リム」でも思った、人間ドラマの下手さが、出てしまってる上、
人間ドラマは陳腐でも、他に魅力盛りだくさんで楽しめ、「人間ドラマなんておまけ!」と
思えた「パシフィック・リム」と違って、人間ドラマのウェイトが大きいので、
「陳腐過ぎるストーリー」って方が印象に残った。

前半は、虫がたくさんでてくるゾワゾワ感、虫に対する嫌悪感などが刺激され面白かった。
でも、変異した「ユダの血統」との直接対決になる後半は、「ユダの血統」が、虫の持つおぞましさが
なくなり、「戦隊物」もしくは「仮面ライダー」の怪人みたいになってる上、
カッコイイ戦闘シーンもなく、盛り下がり。

「仮面ライダーの怪人」と化した「ユダの血統」自体は、ある意味面白くもあるんですが、
シナリオ的には、「????」とか、「これはないだろ」と突っ込みたくなるような展開だったし。

主人公の女性が、遺伝子操作で変身して闘ったら、また別の魅力が見られたかもしれないけど(笑)。
それじゃ、「仮面ライダー」とか、「テラフォーマーズ」になっちゃうけどね(^^;)。
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