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「MAMA」監督 ギレルモ・デル・トロ:森で2人だけで育った少女達。彼女を育てたのは・・・。 [本:ホラー&ミステリー]

MAMA [DVD]

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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: DVD
7.5点

心を病み、共同経営者と妻を殺害した父親。
1歳と3歳の娘を連れて逃走するが、その途中スリップ事故を起こす。
奇跡的に助かった3人がたどり着いた先は、打ち捨てられた廃墟。
父親は、娘2人を殺そうとするが、何者かに殺されてしまう・・。
そして、1歳と3歳の少女2人が、廃墟に残った・・・。

数年後、その廃墟で暮らす少女達が発見される。
捜索費で破産しそうになりつつも必死で少女達を探していた父親の弟であるルーカスは、
恋人のアナベルと共に少女たちを引き取って育てる事にするのだが、
彼女たちを育てた何者かが、少女達についてきていた。
少女達が「MAMA」と呼ぶその存在は・・・。


パシフィック・リム」(リンク先感想)のギレルモ・デル・トロ監督作品。
ミミック」(リンク先感想)でも思ったけど、序盤から中盤への雰囲気の盛り上げ方は上手で、
子供達の拙い絵から伺い知ることができる廃墟での生活は、明るい雰囲気がありながら
なんとも言えない不気味さを感じさせ、新しい生活を脅かしていく「MAMA」への恐怖、
精神科医による少女達への質問により、徐々に明らかになる廃墟での生活と「MAMA」の正体と、
なかなか楽しめる展開に。

また少女2人がすごくいい。
普通の生活を記憶しており、徐々に新しい生活に馴染んでいく姉と、
物心つく前に廃墟で生活するようになった為、なかなか馴染まない妹。
姉は、MAMAが人に害をなす存在であることに気が付き、アナベルの身を案じるが、
妹は、母親としてどこまでもMAMAを慕う。
子役ながら、その辺を上手くこなしていて、これが作品全体のグレードをあげてる気が。

ラストの盛り上がりは、ちょっとやり過ぎて興ざめしちゃったのと、
テーマが「母と子の絆」なせいか、ルーカス、必死で捜索費出してたのに、あまり出番が無く、
ラストもちょっとかわいそうな扱いだったのが残念。

それでも、じわーっと怖い雰囲気があり、展開も面白く、楽しめた映画でした♪

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