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「かくかくしかじか5巻」(東村アキコ著):遂に完結! [本:コミックエッセイ]

かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)

  • 作者: 東村 アキコ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/03/25
  • メディア: コミック


「ひまわりっ ~健一レジェンド~」「主に泣いてます」「海月姫」、そして最近では、
アラサー、アラフォーの胸をグサグサとエグル「東京タラレバ娘」などが有名な漫画家、
東村アキコの青春自伝コミックエッセイ!

破天荒な絵画教室の先生との付き合いと、高校、大学受験、大学生活、社会人、漫画家デビュー、
漫画家生活・・・と、東村アキコの青春時代を描いたこの作品が遂に完結!

高校生の時、竹刀で生徒を叩くスパルタで個性的な絵の先生と巡りあった1巻
大学受験、そして美大に受かり、その後のはっちゃけた、そして現実逃避してる大学生活を描いた2巻
大学を卒業して夢から冷め、現実に直面する3巻、(リンク先それぞれ感想)、
漫画家としての生活と、恩師である絵の先生の手伝いをする4巻、
そして5巻は、漫画家として軌道に乗り、忙しい日々を送るアキコの話。

若い時って、たっくさんの新鮮な事に満ち溢れてて、目先の楽しさ、忙しさに囚われ、自分中心に
世界が回っていて、大切な事を後回しにしてしまい、それをあとで後悔したりする・・・
自分の若い頃と被る部分があってじんわり来たと同時に、胸が痛い巻でもありました。
ほんと、いろいろ不義理した・・・。

若い人に読んで欲しいけど、きっと、若い人には「あとになって後悔する」とか、実感できない気もする。
全体的に、若い頃を思い出し、楽しかったなぁとか、もっと頑張ればとか、
あの時ちゃんとやってれば!とか、そういう共感で読むコミックかなぁって気が。

でも、若い人でも、頑張って目的に向かうことの大切さとか、その辺は伝わる気がする。

先生のキャラクターがとても魅力的で(近くにいたら大変そうではある)、じんわりするけど、
笑えるし、楽しんで全巻読めた作品でした♪

とってもお勧め(^-^)ノ♪
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「なまけものダイエット・らくして痩せたい甘口編・とにかく痩せたい辛口編」伊藤理佐著:ダイエットエッセイ本。辛口編は40代以上の人は読んでもいいかも。 [本:コミックエッセイ]

なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇

なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇

  • 作者: 伊藤 理佐
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/01/30
  • メディア: 単行本
7点
なまけものダイエット とにかく痩せたい辛口篇

なまけものダイエット とにかく痩せたい辛口篇

  • 作者: 伊藤 理佐
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/01/30
  • メディア: 単行本
7.5点

2014年末から2015年2月までの間に、「年またぎ伊藤理佐ファエ」とか言って、
伊藤理佐の本が6冊出ました。
その中で、単行本を文庫本化した「女のはしょり道」以外は買ってしまった私。
伊藤理佐に貢いでる気分だ(^_^;)。

その中から、今回は甘口編・辛口編の2冊が出ている「なまけものダイエット」の紹介。

「楽して痩せたい甘口編」は、著者が34歳前後に描かれたもの。
「とにかく痩せたい辛口編」は、42歳前後に描かれたもので、微妙に著者の価値観とかも変わってます。

40代のダイエットは、「早くして要介護になるか、元気な老後を過ごすか」の健康管理の側面が
大きいことが読むとなんとなくわかる。
伊藤理佐の母親の「40代の内になんとかしなさい。50代では遅い」ってのは、
ある意味当たってる気が(^_^;)。
伊藤理佐のお母さんは50代でいろいろ気がついて始めたけど、現在腰が悪いらしく、
40代で気がついていればこんなに悪くならなかったと後悔しているらしい。
確かに、腰や膝などの痛みは、不可逆の場合もあり、早めの対応は大切かも。
伊藤理佐は、母親の言葉に
「無理なダイエット=要介護」ではなく、「今のまま=要介護」という将来を予想し
ショックを受けてます。

まず「甘口ダイエット」ではいきなり40万という大枚はたいて「エンダモロジー(寝るだけ)」ダイエット。
体を機械にマッサージして貰って痩せるというものらしい。
一回35分2万5千円、しかし30回コースだと税込み41万円ほどになるということで、
30回コースお申込み(^_^;)!!
効果は・・・・って、その後10年後もダイエットしてるわけなので・・・ですね。
ただ、白タイツ着たりとか、エステスタッフとのやりとりとか笑えるネタもあり、
また体重は減らなかったけど別の効果が・・ってのはあったらしいです。

その他も「ハリウッド48時間ミラクルダイエット」という飲むだけダイエット
(48時間で痩せるけど、48時間で元に戻るという(^_^;))、
耳に針を刺すだけの耳つぼダイエット、「黒豆の酢漬けダイエット」、
「ヨーグルト酵素ダイエット」「血液型に合わせて痩せるという食べ物を食べるダイエット」
「スポーツジムでダイエット(「通わなくていい理由」を探して行かなくなった)」「岩盤浴ダイエット」
などを試してます。

「わかっちゃいるけどやめられない」と即効性のあるいろいろなダイエットを試しては
(以前も思ったけど「宝くじ」に当たるのを夢見てるのと同じですよね。私も宝くじは
「もしかして!」と買ってしまう(爆))失敗、効果なし、挫折・・・・etcの30代を過ごした伊藤理佐。
ちなみに何もしなくて痩せたことがあるようで、それは「離婚」した時らしいです(^^;)。
いろいろ試しているけど、詳しくダイエット方法が書いて有るわけではなく、
「楽してダイエットは無理なんだと分かる本」って感じ(^^;)。

で、ダイエット行脚してる伊藤理佐が40代になってからは??
というのが「辛口編」。

最初は「クロワッサンに載ってた運動を続けるダイエット」。
ベビーシッターのNさんが毎日一緒にやっていたせいで半強制的でもあり、
1か月後、体重は増えたけど、体はスッキリ締まったという効果が。
筋肉が増えたので体重が微増したらしいです。

その後、クロワッサンの取材で(これも結果が雑誌に載るので半強制的ではある)、
先生の指導による運動で、3ヶ月後、どうにかマイナス1キロ、ウェスト5cmほど減という結果。
他に食事の時最初に野菜を食べる「ベジ・ファースト」。

「辛口編」は、ダイエットチャレンジはあまり載ってなくて、どちらかというと、
「痩せるということの意味・自分探し」的な内容のエッセイ本な要素が強い。
そして、40代は、無理なダイエット(糖質抜きとか)や、だらだらしてると、
要介護になっちゃうよの、分かれ道でもあるって事(でも、それを認識したからって、
何をしてるわけでもないという・・・(^_^;))を認識したって内容。
「痩せてキレイになる」とか30代の頃の目標とは、違う道を辿り始めるのが40代の
ダイエットって事でしょうか。

全体的に、書き散らかした感が強く、あまりダイエットの内容には詳しく触れていない為、
ダイエット指南本にはなりません。
伊藤理佐ファンじゃなければ、特に読まなくてもいい気がするけど、40代以降なら、
辛口編は、まぁ読んでもいいんじゃないかな?
ダイエットに何を求めるのか?ダイエットする理由、そこから自分の生き方ってのを、
見つめなおすきっかけになるかも・・・「かも」だけど。

ただ、生活の不摂生、20代・30代はあまり差はでないけど、40代になるとそれを徐々に実感、
そして影響がかなり出だす50・60代、70代にもなると、外出すら大変になる人もいれば、
まだまだ元気!という人もいるという、びっくりするくらいの差になるので怖いです。
お姑さん60歳後半には膝を痛め畳に座れなくなり、70歳丁度で骨粗しょう症による圧迫骨折で、
背骨を幾つか潰し・・・と、いろいろ大変。
家事などでとってもマメに動く人でよく歩いてもいたけど、置き換えダイエットや食事を減らして
痩せたあと、リバウンドを何度かした上、運動習慣が無かったのも一つの原因じゃないかと
思ってます(筋肉が減り体脂肪が増えるパターンを30代~40代に繰り返してた)。

なので、40代は「ダイエットの意義」を見直す大切な時期でもあると思うので。
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「百姓貴族」3巻(荒川弘著):2年ぶりに新刊発売だーヽ(^o^)丿!! [本:コミックエッセイ]

百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス)

  • 作者: 荒川 弘
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: コミック


2巻(リンク先感想)が出てから早二年!
やっと、「百姓貴族」の3巻が発売されました~ヽ(^o^)丿めでたいっ!

「百姓貴族」は、酪農家に生まれ育った荒川弘の体験コミックエッセイで、
現在実写化もされた「銀の匙」の元ネタ満載の本でもあります。

「目から鱗の北海道酪農家トリビア」は、さすがに1巻に比べると、巻をおう毎に減ってるけど、
それでも、おもしろいネタがいろいろ。

そして、今回一番印象に残ったのは、荒川弘の初回投稿作品制作状況。
寝る暇も無いくらいの、酪農家の一日。
どうやって原稿を描く時間を捻出したかというと「寝ない」・・・・そしてほんとに「寝てない(^^;)」。

ずっと時間が無い生活の中、「やるぞっ!」と決めたらやりぬく荒川弘の姿に感動。

東村アキコの、学生時代を描いたコミックエッセイ「かくかくしかじか」の、
時間が有り余る生活をしつつも、全く描いてなかった東村アキコの姿とは対称的(^^;)。
まぁ、東村アキコも、就職してその仕事を辞めたい一心で、少ない時間をやりくりして
投稿作品を描き上げてたりするし、どちらも投稿作品一作目でデビューが決まったりと、
似てる部分はあるのですが。

一番驚いたのは、この本とは関係無いけど、荒川弘が、3人目を出産してたことですね~。
週刊連載、月間連載持ってて(ちょくちょく休載はありましたが)、3人目を出産って!
ということは、2人の子育てしながら、連載やってたってことですよね・・・。
ううう、ほんきで、すごすぎ!
荒川弘の勤勉さを、少し貰いたい・・・。
と、最近、あまりにもダラダラしたい気分強すぎの自分は思います。
「働かざるもの食うべからず!」

3巻も楽しめました(〃∇〃)♪
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「ぼくの体はツーアウト 5巻」(よしたに著)発売!ツーアウトだったよしたに、ついに発症!! [本:コミックエッセイ]

ぼくの体はツーアウト 5 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)

ぼくの体はツーアウト 5 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)

  • 作者: よしたに
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/03/05
  • メディア: コミック
7.5点

30代前半で、高コレステロール、高尿酸、高血糖の内、前2つがアウトの著者。
医者から「このまま順調に行けば40代で糖尿病」と衝撃の宣告を受け、
健康体を目指しいろいろな事にチャレンジする、体験物コミックエッセイ。

1~4巻までの内容に関しては4巻感想にまとめてあります。

しかし、体験物にありがちというか、体験はするけど、続かないということで、
若干生活に改善は見られたものの、大きな変化は無し。

そしてそして遂に痛風発症!
体の中の尿素が結晶化し、剥がれたそれを体が異物と判断することから起きる炎症。
風が吹いても痛いという痛風。

どれだけ痛いかとか、対処はとか、治療方法はとか、治療しないと怖いことになるとか、
油断してるとすぐ再発するとか、尿酸値が高い状態のままだと4~5年ほどで発症するとか、
予防法など、具体的で役立つ情報満載!
尿酸値が高い人はぜひ読みましょう!

著者の場合、尿酸値の高さを健康診断で指摘された直後は、少しだけ食事や飲酒に
気をつけていたけど、その後は、どんどん適当に、健康診断の結果が「要再検査」から
「要精密検査」になっても無視し続け、「ついにやって来ましたっ痛風!」ということらしい。

「数値がどんなに悪くなっても、自分だけは病気にならないと思っていた」byよしたに
って考え、男の人には多そう(^^;)。

実際、家の旦那も、高脂血症の健康診断結果が出ても、あまり気にせず、
要再検査、要精密検査も無視。
旦那に聞いたら、よしたにのように「自分だけは大丈夫」とは思ってなかったとの事。
でも「なってないから大丈夫」って思ってたって・・・基本は同じ思考じゃーーー。
旦那の場合、私が食事内容の大幅な見直しをしたり(自分もダイエットしてたので)、
間食などを多少諌めるようしたりした結果、数値はよくなったけど、
そういうのが無かったら、怖いことになってた気がする。

女の人は、健康診断などで異常が出ると病院に行ったり、食事を見直したり、
ある程度は努力する人が多いんだけど。

ということで、「痛風」になり、「お薬飲んでれば科学の力が抑えてくれる♪」とやってた結果、
著者は痛風再発してるし(^^;)。

「痛風」発症のせいで、激しい運動は避けたほうが・・・ということで、
5巻の体験は「アロマ」とか、「ベリーダンス」「水泳」「ストレッチ」「晩酌禁止」等、
ちょっと軽めなものが多い。

後半は、恋愛相談とか、著者の結婚したい気持ちの強さと理由という、恋愛モノにシフト。
でも、自己管理できないなら、確かに結婚するってのは、健康を維持する近道なのかもしれない(^^;)。
現在でも男性は、生活習慣病で60代・70代の早い時期に、重い介護度になっちゃう人が
1~2割と無視できない値らしいけど、独身率が上がるにつれ、もっとこの割合が増える
可能性も高いし。

そういえば、今回載ってた、知人の元スポーツトレーナー&元整骨院長による、
ストレッチのコツは、今までの連載の中で、一番役にたったかも。
活用してます♪

著者、「痛風」は発症しちゃったけど、「糖尿病」は発症しないように応援してます。
「糖尿病」はなっちゃうと、後々ずっと大変だし、合併症も怖いからなぁ。
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「すゞしろ日記」「すゞしろ日記弐」山口晃著:日本画家によるコミックエッセイ。独自のまったりした雰囲気がすごくいい♪ [本:コミックエッセイ]

すゞしろ日記

すゞしろ日記

  • 作者: 山口 晃
  • 出版社/メーカー: 羽鳥書店
  • 発売日: 2009/08/01
  • メディア: 単行本
7.5点

すゞしろ日記 弐

すゞしろ日記 弐

  • 作者: 山口 晃
  • 出版社/メーカー: 羽鳥書店
  • 発売日: 2013/12/03
  • メディア: 単行本
7.3点

現代のアイテムと、昔の日本が融合したような日本画を描いている画家山口晃の
コミックエッセイ。

元々、絵がとても巧い人だけど、下書き無し(だと思われ-文字など間違った部分は、
グチャグチャと黒く塗ってある)、定規なども使わず、
筆でさらさらと簡単に描かれた基本1ページ完結のコミックエッセイの絵をみても、
独自の味が出ていて、巧いなーーーと感心。

ほんとうに、日常のどうでもいいことをぐたぐた描いてるだけのページもあるのに、
その絵の醸しだす雰囲気だけで、満足できちゃうページもある。

特に、いい味を出しているのは、頻繁に出てくる奥様で、むははと笑いつつ、
豪快に美味しいものを食べる姿には惚れます(笑)。
洗濯物の干し方とか、料理の好みとか、夫婦間のちょっと(でもないのもある)した価値観の相違や、
それを発端にするちょっとした喧嘩なんかも描かれているんだけど、
その辺も、根っこが仲睦まじそうなので、ほのぼのします。

この本、マンガに出てくる食事風景を集めた「マンガの食卓」(リンク先感想)で知ったもの。
なので本書の中では、著者が食べた美味しいものがちょこちょこ紹介されているんだけど、
筆でさらさらと描かれた食べ物は、とってもシンプル。
台詞もくどくどと美味しい理由を並べ立てるのではなく、「うまい」「これはよい」とか
月並みなものがメインなのに、想像力をかき立ててくれて「美味しいそーー、食べたいっ!」と
思わせてくれるのは、やっぱり、絵が醸し出す独自の魅力が元なのでしょう。

以前、別の著者の、ガイドブック的なコミックエッセイで、シンプルな絵で、
台詞もシンプル・・・ってのを読んだ時は、全然その魅力が伝わって来なかったので、
絵の力量って大きいなーと思ったりもした。

奥様のご機嫌取りで一泊した都内の「アーバンリゾート」。
そこのエステ(パックになってたらしい)の、酸素を吸いながら環境映像を見るというのが、
映画「ソイレント・グリーン」(リンク先は、原作の「人間がいっぱい」の感想)の、
ワンシーンに似ているということで、むちゃくちゃ行ってみたくなった(笑)。
「田園」は流れてなかったようだけど。

「弐巻」の方が、日常のことを描くとしてもネタが切れて、ちょっとぐたぐたした話が増えてる気が
するけど、著者の子供の頃の変わったエピソード(バキュームカーが大好きだったとか)、
結婚直後に住んだアパートの「あらら~」ってなエピソードなど、昔の話が載ってたり、
芸術考(?)のようなものが書いてあったり、「弐巻」も楽しめました。

でも、やっぱり2冊とも、奥様とのやりとりが特に味わい深い。
奥様の豪快なキャラクターもいいけど、二人の関係がいい♪
人間完璧じゃない。
いい部分も、悪い部分も受け入れ、譲歩したり、ぶつかったりしながらも、齢を重ねていく、
そんな良い夫婦の生き様が見られるようで、読んでいるとほのぼのしちゃいます(*^.^*)。

山口晃氏の、画集も見たけど、もともと大作が多く、その上、細部まで描き込んであるので、
画集の大きさだと物足りない。
やっぱり一度は生でみたいな~と改めて思った。
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「かくかくしかじか3巻」(東村アキコ著)発売!社会人になり、厳しい現実に直面! [本:コミックエッセイ]

かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)

  • 作者: 東村 アキコ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/01/24
  • メディア: コミック


「ひまわりっ ~健一レジェンド~」「主に泣いてます」「海月姫」などが有名な漫画家、
東村アキコの青春コミックエッセイ!

高校生の時、竹刀で生徒を叩くスパルタで個性的な絵の先生と巡りあった1巻
大学受験、そして美大に受かり、その後の大学生活を描いた2巻(リンク先はそれぞれ感想)。

3巻は、のほほんとした学生生活が終わり、「就職」という現実と直面した著者の話。
芸大生はピーターパン脳、そして自分もそうだったと認識する著者は、卒業を迎えても現実逃避。
絵の先生の紹介で就職できるはずだった、私立高校の教師の口は、
もっと強力なコネを持つ他の人に決まってしまい、おしゃかに。
しばらく絵の先生のところで、バイトしていたが、無理やり、
父親の勤務する会社のテレアポとして就職させられてしまう。
その仕事が辞めたい一心で、漫画家を目指してるといいつつ、全く描いたことが無かった
マンガを描くことにした著者。
その結果は・・・?

学生時代って浮世離れしてて、「夢」のようだったなーと思うので、「仕事・就職」という
現実に向き合わなければならなくなっても、まだ逃避し続ける著者の気持ちもわかる。
著者の描く大学生活って、すごくすごく懐かしい。
ほんと、あの時代は、先のことは何も考えず、毎日楽しく過ごしてたとしみじみ。
私は教育学部だったので、先を見据えてる人も多かったんですけどね(^^;)。

それに、芸大と違って、周囲は普通に就職活動してたので、卒業近くになっても何もしてない・・って
人はほとんどいなかったけど、卒業せず学校に居座ってた人は、ちょこちょこいたし(^^;)。
一番の強者は、入学直後の履修届を出したか出さないかで、その後、全く講義を受けず、
クラスメイトからも退学したと思われながら、6年在籍した先輩かな←サークルには来てたので、
毎日「学校」には来てた。
6年目で、後2年での卒業は無理と退学になり、その後実家を継いだ記憶。
卒業できないと思ってたら、8年目にしっかり卒業した先輩もいたなー。

1巻2巻が、眩しくてちょっと甘酸っぱい気持ちにもなる「幻のような青春時代」だとすると、
3巻は夢から冷め、現実をみなければならなくなった時代を描いてて、
こうやって夢は冷めるんだなーと思えて、ちょっと切ない。

相変わらず絵の先生は、独自のキャラクターを爆発させてるし(新登場飼い猫もまた個性的)、
3巻では、東村アキコの隠れた才能が発掘されたりと、ちょっとしたエピソードも面白く、
3巻も楽しく読めました♪

マンガの投稿先の編集者から、芸大出身なのに、「デッサンの狂い」を指摘され、
見て描く才能と、頭の中で再構築して描く才能の違いを認識する辺りなんかは、
「何故今まで気がつかない??」とか思ってしまった(^^;)。
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「失踪日記2 アル中病棟」吾妻ひでお著:ついに出た「失踪日記」の続編V(≧∇≦)V!今回も面白い! [本:コミックエッセイ]

失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟

  • 作者: 吾妻ひでお
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2013/10/06
  • メディア: コミック

8.5点

失踪、浮浪者生活、素性を隠して住み込みで肉体労働、アル中強制入院・・・・
著者吾妻ひでおのあまりにもすごい体験(でも、冷めた視点で淡々と描いている)盛りだくさんだった
失踪日記」(リンク先感想・傑作!)の発売から8年。
ついについに「失踪日記2」が出ました!

テーマは「アル中病棟」。
8年間、締め切りもなく書き溜めたというこのコミックエッセイ、ギューっと濃縮されたような内容で、
分厚くて読み応えも満点!

相変わらず描く視点は冷めており、自分のことも、他人のことも、客観的な感じで、
淡々と描いている。

例えば入院までの流れ。
連続飲酒(一日中途切れなく飲んでいる)状態に入り、少しでもアルコールが切れると、
幻聴が聞こえ恐れおののき、自分の思考する「恐ろしい」という言葉にすら恐怖する日々。
その内、アルコールが入っていても聞こえる幻聴、少しでもアルコールが切れると起きる、
イライラ、手の震えなどの禁断症状、そして夜中に突然わめきまくったり、自殺未遂も。
ある日、妻と息子にタクシーに乗せられ、病院へ。
入院を拒否するが拘束され、強制入院・・・。
それらの内容が5ページほどで書かれていたりする←とにかく内容が濃い。
吾妻ひでお本人の気持ちは、少しだけ書かれているが、家族や病院関係者は、
必要な時に登場するだけ。

が、事実を凝縮して淡々と描くことで、本来なら辛くて重くてドロドロしたエピソード満載に
なりがちな状況を避け、ある意味自堕落な人間も多い、アル中病棟の入院患者達に対し、
拒否感を持たせず、「個性のある1人」と受け入れられる内容、1人1人、
みないろいろな人生がある・・と思える内容にもなっている。

もちろん、アルコール依存症になる理由、アルコール中毒の症状、治療方法、
アル中病棟の日常、断酒のためのコミュニティ・その内容・・・・etc、
とアルコール中毒に関して、詳しくわかる内容にもなっている。

アルコール中毒に一度なると、何年断酒していても、一口のアルコールで元の木阿弥。
スリップ(再飲酒)率が70%~90%と高いのも、そのせいもあるだろう。
吾妻ひでおの、断酒後半年・1年ほど経ってから起きた、壮絶な「飲酒欲求」エピソードに関しては、
よく飲まなかったなぁと、本当に感心←自分なら絶対負けそう。

女王様な修道女、アル中仲間に人望があり人気者の男性、自分の足で「入院させて下さい」と
入院した若くてハンサムな28歳、寸借詐欺を繰り返し寝ている最中部屋の何処かに小便・・・
アル中以前にいろいろ壊れている男、断酒会に現れ友達がいない寂しいと歌う酔っぱらいのホームレス、
・・・個性的なキャラクターも満載。

まだ読んでいない人は、是非一冊目「失踪日記」から(^-^)ノ。
「失踪日記」が面白かった方は、こちらもどうぞ♪
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「毎日かあさん10 わんこギャル編」西原理恵子著:いい話ネタが増えた感じが [本:コミックエッセイ]

毎日かあさん10 わんこギャル編

毎日かあさん10 わんこギャル編

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2013/10/11
  • メディア: 単行本
7点

2人の子供(ご主人存命の頃はプラス鴨ちゃん)を中心に、日々の生活を、
西原理恵子らしい無茶苦茶ぶりのすごさと、たまに入る、ホロリと温かいネタのバランスがいい、
コミックエッセイ。

タイトルは「わんこギャル編」ということで、娘さんネタ多め。
わんこネタは、巻末にまとめてあり、なんとなく少なかった印象。

今回、いつにも増して「ホロリ・いい話ネタ」が多い印象で、ちょっと多すぎって感じが。
「ホロリ・良い話」ってのは、たまに挟まるからいいのであって、多めで、
全体の印象が「いい話」になっちゃうと、ちょっとクサイというか(^^;)。
「わんこネタ」は基本、感動話だったし。

とんでもない話題の宝庫だった息子さんも若干大人になり、娘さんも成長しつつあり、
子供ネタが少なくなって来てるのかなぁと思ったり。

相変わらず面白くはあるんだけど、そろそろ、このエッセイも終了間近??と思える内容でした。
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「わたしは働くうつウーマン」「入院しちゃったうつウーマン」安部結貴著・大葉リビ画:ざっくりうつがわかる本 [本:コミックエッセイ]

わたしは働く うつ ウーマン

わたしは働く うつ ウーマン

  • 作者: 安部 結貴
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/11/26
  • メディア: 単行本
7点
入院しちゃった うつウーマン

入院しちゃった うつウーマン

  • 作者: 安部 結貴
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/04/12
  • メディア: 単行本
7.2点

バリバリのキャリアウーマンだった著者。
数日間の徹夜も当たり前、毎日忙しい日々を送っている内に体調に異変が・・。
心療内科を受診し、少しは楽になったものの、激務は続き、体調は悪化を続け、ついに退社。
休養期間をハワイで過ごしたら、体調はいきなり回復。
帰国してからも、フリーのライターとしてまたバリバリ働き出すが、突然それはやってきた・・・。
そんな体験談をコミックエッセイにしたのが「わたしは働くうつウーマン」。

自殺未遂したのを覚えてない、病院を転々とする、電話が怖い、薬を勝手にやめてリバウンド、
薬の副作用、うつは不幸を呼ぶ・・・・etc、など、うつの基本的なことはわかる気がするけど、
他の人のケースにはほとんど触れていないので、「この著者の体験」という枠の中に収まっている感じ。

「うつは不幸を呼ぶ」の話の、イライラしているので他の人のちょっとした挙動が気になり、
それを悪い方にとったりと、うつの状態と不幸の関係はなるほど~と思った。
確かに、イライラしてる時って、些細な事が気になって、あー、運が悪い!とか思ったりするし、
そういう状態が慢性的だったら辛いだろう。

それと、子宮筋腫の手術が決まった途端、手術・退院まで一時的に
うつ症状が無くなったというのは、興味深かった。

うつが治っても、その後パニック障害になったり、でもうつやパニック障害と付き合いつつ、
どうにか著者は過ごしているらしい。
ただ、フリーのライターだからできることかな?
普通に会社勤めしている場合、会社の理解がかなり無いと厳しい気がする。

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「入院しちゃったうつウーマン」は、一時的にうつが寛解(症状が一時的・継続的に軽減)し、
薬が不要になったけれど、パニック障害は残り(一緒に治るってわけじゃないんですね)、
その1年後「双極性障害」(躁うつ病)と診断。
著者の希望もあり「閉鎖病棟」(「開放病棟」でも良かったらしい)に入院。
その「閉鎖病棟」での体験を書いたのが「入院しちゃったうつウーマン」。
病院で出会った、他の患者さんの体験もいろいろ書いてあったのも興味深かった。、

精神病院の「閉鎖病棟」ってほとんど知らないので、「物の貸し借り(あげるのも)厳禁」とか、
「耳かきなどの持ち込み禁止」とか、「人を助けるのもダメ」と細かい決まりがあり、
その理由、中での生活など、知らなかった事多数。

うつって、風邪のように、誰でもなるけど、普通は自然に治る。
でもこじらせると大変・・・ってのを聞いたことがある。
こじらせた場合、治ったように見えて、再発率も高いというし。
昔昔精神病院で働いていたという人に、話を聞いた事があるけど、
退院してもまた戻ってくる人がとても多かったという。

著者も寛解するか、主治医に問うた答えは無言。
それでも、閉鎖病棟で同じような仲間がいることを知り、仲良くなったことで、
薬と付き合いながら、前向きに生きようと思えるようになったのだという。
「精神病医への入院」ってすごく抵抗があるものだけど、著者のように、前向きな気持ちで
入院すれば、その後の気持ちも変わるのかもしれないなー。

2冊読んだけど、「保護室」での拘束の状況とか、いろいろな人の事例が載っている
こちらの本の方が、興味深く読めた。
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「日本人の知らない日本語4」蛇蔵&海野凪子著:面白いけど、あっさり物足りなさも。 [本:コミックエッセイ]

日本人の知らない日本語4  海外編

日本人の知らない日本語4 海外編

  • 作者: 蛇蔵
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2013/08/02
  • メディア: 単行本
7点

日本語学校を舞台に、日本と世界の「常識の違い」、日本人でもよくわかってない日本語の決まり、
そして、日本語学校に通う個性的な生徒たち、彼らが感じたカルチャーギャップなど、
盛りだくさんで面白かったこの「日本人の知らない日本語」シリーズ。
1・2巻の感想はこちら、3巻の感想はこちら

その4巻が出ました(〃∇〃)!
4巻は、舞台を海外に移し、海外で日本語を学ぶ人々を取材しています。
いろいろな国の日本語学習事情や、演歌大好きなフランス人、AKBマニアのイギリス人など、
ここでも個性的な人々が登場し、笑える日本語の言い間違いや、その国の文化にも
(オックスフォード大学の変なしきたりとか面白かった)も紹介されてます。

ただ、どの国も扱いが短いので、1~3巻のように登場人物に親しみを感じることも少なく、
日本語の解説などもちょこっと・・・・と、すごく物足りない読後感が。

面白いことは面白いんですが、1~3巻の方が面白かったかな。

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「さよならタマちゃん」武田一義著:漫画家アシスタントのがん闘病記!支え合える相手がいるって素晴らしいっ! [本:コミックエッセイ]

さよならタマちゃん (イブニングKC)

さよならタマちゃん (イブニングKC)

  • 作者: 武田 一義
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/08/23
  • メディア: コミック
9点

35歳で漫画家(帯によると「GANTZ」の奥先生らしい)のアシスタントをする著者に
宣告されたのは、睾丸のガン、精巣腫瘍。
早期発見なら生存率も高いガンだけど、著者の場合は、肺への転移も認められ、
抗癌剤による治療に入ることに・・・。
なかなかデビューできなかった現実、体をボロボロにする抗癌剤治療、酷い副作用・・・
それでも頑張れたのは、待っていてくれる人がいたから。
そして、ガン病棟で同じように頑張る人たちに会えたから・・・。

雑誌連載中から読んでいて、単行本の発売を楽しみにしてました(〃∇〃)!
辛い辛すぎる現実、そして想像を絶する抗癌剤の副作用、葛藤、死への覚悟・・・・、
重い部分もたくさんあるけれど、治療歴は長いけど明るく病室を仕切る「主」桜木さん、
検査入院で癌決定!超ハイテンションで、強がりを言いまくる大和田さん、
手術前は冷静、傷の治りが悪く治療が長引いたら卑屈になってしまった林さん、
超亭主関白な遠山さん・・・etc、様々な個性を持つ入院患者さんやその家族、
看護婦さん、そして自分の奥さん達への温かい著者の眼差しが心地よく、
心がじんわりじんわり温かくなるコミックエッセイ。

1話目が試し読みできるので、少しでも気になった方は、
モーニング、アフタヌーン、イブニング合同Webコミックサイト『モアイ』
(スクロールして見られるタイプ)
イブニングスペシャルサイト 
(ページをめくるタイプ)
を、是非(〃∇〃)!
とにかく、いい話です♪

抗癌剤の治療は恐ろしいほどに体を蝕むというのは、若くして癌で亡くなった伊藤計劃の遺作集
伊藤計劃記録:第弐位相」(リンク先感想)で知っていた。
癌が体を蝕むように、癌と一緒に健康な細胞も、内側からジワジワ破壊していく抗癌剤。
小説家の書く抗癌剤の副作用は、その表から見えない部分を感じさせてくれた。

しかし、こちらは、具体的な症状、辛さ、その時の気持ちが淡々と描かれ、
それはそれで、抗癌剤による治療の大変さを教えてくれる。
何も食べられないほどの吐き気に関しては知っていたけど、
味覚が変わってしまうこと(普通の食事が「泥の味」に感じられたりしまずくて食べられない)、
塩気の強いもの、カップヌードルやポテトチップなどのジャンクフード、
柑橘系などの飲み物なら、どうにか食べられる事など、知らなかった事がいろいろ。

そういう癌の治療や入院に関する事を知るにも良い本だけど、この本のメインは、
1人1人が持っている人生の重さや、家族や人とのつながり。

人は元気な時は、一人でも生きられる。
でも、先の見えない病気になった時、自分を支えてくれる、待っていてくれる家族の存在の
大きさがひしひしと伝わってきます。

1話に出てくる遠山さんは、超亭主関白で、毎日わざわざお弁当を作って運んできてくれる
奥さんを怒ってばかり。
でも、その2人の姿から、長年連れ添った夫婦の強い絆と愛情を感じ取る著者。
自分の祖父と祖母もそんな感じだったので、すごくよくわかる。
亭主関白で、頑固、私にとっても怖い存在だった祖父の、祖母が危篤になった時の必死な姿。
祖母が亡くなったのも悲しかったけれど、あまりにも悲しそうな祖父の姿もまた辛かった。

自分が死んだ時、妻がどれだけ悲しむかと想像し、妻より少しでも長く生きたいと望む著者。
この気持ちもすごくわかる。
大切な人を、悲しませることはしたくない。
生きることの意味、自分の為だけに生きるのではなく、人の為に生きる、人は支えあって生きている・・・
そういう気持ちを実感させてくれる本です。

結婚は、損か得かという話をたまにみかけるけど「損得」だったら上手くいかないんだと思う。
損得考えず相手を支える、思いやる、その気持ちをお互い持てるかってのが大切だなと、
思える本でもあります。

もう一つは、大きな壁が目の前に立ちはだかっても、人は前に進める事。
35歳で漫画家のアシスタント生活・・・著者は自分の将来に不安を抱き始めています。
そんな状況での精巣腫瘍発覚。
病気への不安、将来への不安、そして闘病生活の厳しさ・・・絶望的な状況で、
それに飲み込まれたりしつつも、少しずつでも一歩一歩と進もうと決心する著者の姿には、
励まされます。
大変な時、それに飲み込まれることはあるでしょう。
でも、その後、全てを投げてしまうか、もう一度前進できるかは、本人の考え方次第だと思いました。
もちろん、著者が1人でそれをできたわけではなく、そこには奥さんの手助けがあったからなんですが。

3人に1人は癌で死ぬ日本。
癌は身近な問題。
癌の治療について、知ることもできるし、それだけではなく、笑えて面白くて、
でも、いろいろ考えさせられて、感動する、そして登場人物達の優しさに心が温かくなる・・・
とてもとても良いコミックエッセイです(〃∇〃)!
すごくすごくお勧め!

そういえば、認知症も、80歳半ばには3~4人に1人と身近なもの。
認知症になった母親と、独身の息子のやりとりをほのぼの描いたコミックエッセイ
ペコロスの母に会いに行く」もお勧め(^-^)ノ。
認知症に対応する事の大変さ、でもその大変さの中でも幸せを見つけ出す著者の姿が胸を打ちます♪
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「わびれものゴージャス」小坂俊史著:地味!地味すぎる場所の紹介コミックエッセイ! [本:コミックエッセイ]

わびれものゴージャス (バンブーコミックス)

わびれものゴージャス (バンブーコミックス)

  • 作者: 小坂 俊史
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2013/05/17
  • メディア: コミック
6点

寂れていてわびしいスポット「わびれた場所」を紹介していた「わびれもの」(リンク先感想)の続編。

今回も、かなり寂れた場所の紹介オンパレードなんだけど、一作目は、著者が周囲の
反応など関係無しに、楽しそうにわびれた場所をまわっていたのに比べると、
自分の興味より「マンガのネタ探し」的な雰囲気が感じられて、イマイチ。

日本にある「モーゼの墓」(うわー(^_^;))とか、「楊貴妃の墓」とか
(まだ「モーゼ」よりマシだな(^^;))、ファンシーな廃墟となってる「清里」とか、
どす黒い絵馬が奉納されてる縁切り寺「京都の安井金比羅宮」とか、
いろいろ興味深い場所が紹介されているんですが、著者のノリが、前作ほどじゃないのが寂しい。

ちなみに、廃墟みたいになってるのを別ブログで紹介した「猪苗代湖畔の志田浜」。
その「志田浜」の側には、「猪苗代湖畔駅」(臨時)というのがあって、「何故(臨時)と注釈が?」と
思っていたら、この本で、「列車が停まらないまま休止になってる駅」と紹介されてました(^^;)。
そうだったのか~!!

わびれた場所がいろいろ紹介されているので、そういう場所が好きな人は、
読んでみてもいいかも。
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「ぼくの体はツーアウト(4巻)」よしたに著:健康な体を目指すコミックエッセイ。今回はダイエットメイン! [本:コミックエッセイ]

ぼくの体はツーアウト 4 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)

ぼくの体はツーアウト 4 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)

  • 作者: よしたに
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/07/19
  • メディア: コミック


不健康な生活をしまくってても、その生活が生活習慣病などにつながるというのを知っていても、
何故か思ってしまう「自分だけは大丈夫」。

多くの例に漏れずそう思っていた30代の著者よしたにが、
人間ドックの結果で、高コレステロール、高血糖、高尿酸の内、2つがアウト、
「このまま順調に行けば40代で糖尿病」と衝撃の宣告を受け、
健康体を目指しいろいろな事にチャレンジする、体験物コミックエッセイ。

1巻(リンク先感想)は、肥満外来、簡単ヘルシーな料理、禁煙、アジアマッサージなどにチャレンジ。
1巻は、かなり過激な事にもネタの為チャレンジしている姿も凄かったが、
「不摂生な生活を送りながらも、自分は大丈夫!」と思っている人に読んで欲しい、
著者よしたにの、心の葛藤が面白いし、参考になる。

2巻(リンク先感想)では痩身エステ、通販でフィットネスバイク購入、置き換えダイエット、
スポーツジム&ピラティス、ウォーキング、加圧トレーニングなどにチャレンジ。
2巻は、メンタルサポートがちょっと多いので、その辺参考にしたい方に。
それと、頭髪に悩む人にも(^^;)。

3巻(リンク先感想)は、「低糖質ダイエット」「禁酒」「ボクシングジム体験」「催眠療法」「坐禅」「針治療」、
そして、会社で言葉のやり取りによるトラブルが多い著者がトラブル対策の為、
「コミュニケーションセミナー」(「話し方教室」など2箇所)に行くなどの内容。

そして、4巻は、ダイエットメイン。
サラリーマンと漫画家の二足のわらじを履いていた著者は、3巻最後で「会社やめた」報告。
サラリーマンをやめ、漫画家オンリーという自宅にこもりがちな生活は、順調に体重を増やし・・・(^_^;)。
「発酵食品ダイエット」「乗馬ダイエット」「低カロリー宅食」「カヌー体験」「酵素ダイエット」
「ヨガ教室」「サプリメント外来」「骨盤矯正」「コンビニご飯で健康になる」等。

「発酵食品ダイエット」は、見栄で塩麹作ったり、それを使用したレシピを紹介したりと、
あまりダイエットとは関係ない内容(^^;)。
「酵素ダイエット」は、果物の酵素で痩せるという、果物をメインに食べるダイエット。
著者が、甘い果物があまり好きじゃないので早々に挫折。
その後、「酵素ドリンクダイエット」をしようとするけど、「断食しながらドリンクを飲む」という説明書きに、
「断食すれば痩せるわ!」と怒る著者(私も同感だ(笑))。
一応断食はしたけど、著者に起きた体調の変化が恐ろしかった。
「サプリメント外来」は、予想通りサプリメントが高い!
「骨盤矯正」は、エステの勧誘と似てると思った。

「乗馬」「カヌー」「ヨガ」など体を動かすタイプなのは、やってみたいと思ったけど、
「◯◯ダイエット」「サプリメント」など、前半紹介したのと、この辺の印象の違いは、
自分の嗜好の違いなのかも・・・とも思った(^^;)。

特定の物を食べたり、飲んだりするダイエットって、胡散臭いと思ってるし、興味も無いけど、
体を動かす方は、楽しそうだなーと思えるというか(^^;)。

特に、「乗馬」は、すっごくやってみたいと思ったけど、これまた高いんだ。
知人が趣味でやってたけど、すっごくお金かかるって言ってたのが納得できた。

ダイエットメインの内容で、「寄せては返す波のように増減する体重」に苦悩する著者に
共感出来る人も多いんじゃないかと。
ということで、今回は、体重で悩んでいる人にお勧め(^-^)ノ。
参考になるというより、いろんなダイエットあるんだなーって感想になりそうだけど(^^;)。
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「ソレミテ-それでも霊が見てみたい-」(1巻)小野寺浩二著:霊が全く出ない心霊スポット探検記! [本:コミックエッセイ]

ソレミテ 1巻―それでも霊が見てみたい (ヤングキングコミックス)

ソレミテ 1巻―それでも霊が見てみたい (ヤングキングコミックス)

  • 作者: 小野寺 浩二
  • 出版社/メーカー: 少年画報社
  • 発売日: 2013/06/29
  • メディア: コミック
7点

「霊が見てみたいっ!」と願う著者小野寺浩二と石黒正数(総合プロデューサー)が、
心霊スポットを巡るコミックエッセイ。

全く霊が出てこないグダグダ心霊スポット巡りマンガというのと、
内輪受けがある・・という事だったので、ネタもマンガもダメダメ、
もしくはネタはいいけどマンガがつまらない「奇食ハンター」(感想1巻2巻-各リンク先)
みたいな内容だったら・・とものすごく悩んだ末、買いました。

で、買って正解(〃∇〃)!
まぁ、読む人を選ぶマンガだとも思いましたが、メイン2人の、
「霊が見たいっ!」「霊はきっといる!」という強い気持ちが、いいです。
読んでるこちらのテンションも上がるというか。

最初は「少年画報社ビル」・・・・といきなり内輪ネタ・・・かなりグダグダ。
「千駄ヶ谷トンネル・青山霊園」はどちらも、以外なオチで終了←全然霊と関係ない。
まぁ、多くがグダグダ、心霊スポット巡りをしていて、遭遇したガマガエルとか紹介していたり、
「ゴーストレーダー」なんて買ってみたり。

面白い話と、そうじゃない話が混在してたりするんですが、実は自分の家から近い
心霊スポット2箇所が紹介されていて、それが思ったより怖そうだったので、
すごく嬉しかったというか(笑)。
1巻で紹介されているところで、一番怖そうだったのがそこ。
八王子の有名な心霊スポット「八王子城跡」と「道了堂跡」。
特に「道了堂跡」は、首がとれた地蔵(修復されているけど、そのせいでより不気味になってる)が
あったり、実際探検中も、怪奇現象らしいものが起きたりと、怖そうっ!
その上、家から近い!
有名な心霊スポットなのは知ってたし、道了堂跡近くの「絹の道」は、殺人事件が2つほど
起きてるのも知ってたんだけど、昼間行くと普通なので、あまり注目してなかった。
でも、夜行くと怖いらしいっ!!
わー、行きたいっ!

若い頃は、肝試しで、都内心霊スポット(将門塚とか、霊園とか)をいろいろ回ったりしたけど、
さすがに、もう若くないので、行かない。
やっぱり何かあったら怖いし(^^;)。
肝試ししてた頃は、仕事が恐ろしく激務で(会社から帰れない、休日全然無し・・・etc)、
普通の生活してても体壊して不思議じゃない状況だったし、(実際壊した)、
仕事のトラブルも当たり前のようにあったけど(無理なスケジュールのせい)、
今は、平穏な暮らしなので何か起きたら、「変な所に行ったせい??」とか思っちゃいそうだし。
若い頃の無鉄砲さが懐かしい本でもあるなー。

でも、近くに怖い心霊スポットがあるってだけで、何か((o(^-^)o))わくわくして嬉しい♪

この本、どんな人が面白いって感じるか全然わからないんだけど、面白いと思える人も割りといるはず。
「怖くならないガッカリ系心霊ルポ漫画!」
「霊は出ますよ。いつか必ず・・・諦めなければ!」「それはパチンコに狂った奴と同じセリフだよ」
というキャッチに惹かれた人、心霊スポット巡りの話が好きな人は、
チャレンジして買ってみるのも(^-^)ノ。
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「おにぎり通信-ダメママ日記」二ノ宮知子著:のだめの作者の育児エッセイ・・なんだかイマイチなのは・・ [本:コミックエッセイ]

おにぎり通信 ~ダメママ日記~ 1 (愛蔵版コミックス)

おにぎり通信 ~ダメママ日記~ 1 (愛蔵版コミックス)

  • 作者: 二ノ宮 知子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/05/10
  • メディア: コミック
6.5点

クラシックブームを巻き起こした「のだめカンタービレ」の作者二ノ宮知子のコミック育児エッセイ。
以前、二ノ宮知子の、酒飲み武勇伝コミックエッセイ「平成よっぱらい研究所 (FC gold)」は
面白かったので、期待して買ったら・・・・・・・・・・・うーん(-_-;)な内容。
仕事が忙しく、育児のほとんどは旦那さんがやってる二之宮家。

読んでてしっくり来ない、イライラする・・・何故かと考えてみると、
二ノ宮知子の態度が、「いろいろ言い訳して、奥さんに育児を全部押し付けて、
あははは、自分は仕事してるし、育児をほとんど手伝わなくてもしょうがないよね」って
開き直ってる旦那状態だったから。

「ダメママ日記」と書いてあって、実際そうなんだけど、その状態をどうにかしようとしてるか、
全く悪びれてないかで、印象が全く違うというか。

ということで、前半は、自分はいかに育児してないか、でもそれはしょうがないし、
やってくれる人がいてラッキーという内容で、育児エッセイにすらなってなかった感じ(^^;)。

後半は、かなり変人らしい著者の母親ネタとか、著者の偏った育児方針とか(スポ根好き)、
子供が育って子供ネタが増えた事などで、そこそこ面白くなってたけど、
育児コミックエッセイとしては亜流、好き嫌いがかなりわかれそうな本。
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「かくかくしかじか」(東村アキコ著)2巻発売!著者の自叙伝。大学では超自堕落!でもそれが楽しいんだよね~! [本:コミックエッセイ]

かくかくしかじか 2 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 2 (愛蔵版コミックス)

  • 作者: 東村 アキコ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/05/24
  • メディア: コミック


代表作は「ひまわりっ ~健一レジェンド~」「主に泣いてます」「海月姫」など。

そんな作品をいろいろ書いてる作者の自叙伝の2巻。
「かくかくしかじか」1巻の感想と、上記3作の簡単な感想はこちら

2巻は、大学生の頃の著者の話。
金沢美大に受かった著者。
大学で、絵を頑張るとか、漫画を描くとかするかと思ったら、遊び呆ける自堕落な日々。
描かないというよりは、描けない。
スランプに陥っているけど、それからは目をそむけ、楽しい事に逃避。
自意識過剰で怖いもの知らずだった著者の成長の過程でもあるし、
大学生(今は就職が大変だから違うのかな?)って、こんなもんだよなーって共感する部分も。
私も、大学って、とにかく好き勝手してた。
楽しかった。
時間はいっぱいあったから、やりたいことがいろいろできた。
で、単位で青くなると(^^;)←著者と逆で、いくつかの超絶やばかった単位をミラクルでとれた私。

「カッコつけたい」という気持ちから、高校での絵の教室のことを誰にも言わなかったり、
そういう気持ちからしてしまった、人の気持ちを踏みにじるような行為を後になって後悔したり、
そういう無神経さも、若い頃ってありそう・・と思える。

とにかく、前、それも都合の良い程度の前(課題出せたらOKとかそんなレベルで、
遠い将来とかはあまり考えない)を見、ちょくちょく後悔したり、悩んだりしつつも、
面白そうな事があればそれに飛びつき日々楽しく過ごしている著者の姿に、
自分の学生生活を思い出して、懐かしくなってしまった。
私も、地方大学だったので、環境も似てるし(^^;)。
作中にも登場するけど、同じクラスに5浪とか6浪の人がいたりもして、やっぱり当時はびっくりした。

「大学受験!」というイベントがあった1巻に比べ、盛り上がりにかけるけど、
若さ故のパワーや愚かさ、悩み、気持ちの切り替えの速さ、いろいろな事が共感でき、
すごくノスタルジックな気持ちになれて、自分は楽しんで読めました(^^)。
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「ムスメが悪くて困ってます。」村上たかし著:村上たかしの家族エッセイが久々にでて嬉しい~O(≧▽≦)O! [本:コミックエッセイ]

ムスメが悪くて困ってます。  (バンブーエッセイセレクション)

ムスメが悪くて困ってます。 (バンブーエッセイセレクション)

  • 作者: 村上 たかし
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2013/04/25
  • メディア: 単行本
8.5点


最近だと映画化された「星守る犬」、テレビドラマ化された「ぱじ
昔なら「ナマケモノが見てた」などが有名な漫画家村上たかしだけど、
私は、この著者の家族コミックエッセイが無茶苦茶好きO(≧▽≦)O!!

結婚後2倍になってしまった嫁・加代さんをメインにした「ほんまでっせお客さん」(3巻まで出てる)や
村上たかしのほんまかいな見聞録」(リンク先感想)など、
かなり変わってる村上たかしの家族+大阪人はやっぱり変で笑えるってネタ満載で、
読んで笑える上、ちょっとだけほのぼの(しかしほのぼの部分も厳しい突っ込み付き)で、
とにかく好き!!
家族のことをこれでもかっってぐらい無茶苦茶に描きながらも、
根底に、家族の強い絆が感じられるのもいい♪

ずっと次が出ないかと思っていたら、ついに出た~\(^0^)/!!!

「ほんまでっせお客さん」などでは、コピーをとってる著者に対し、
「おとうしゃん、コピー上手~、えらいね~」と可愛く声援を送っていた幼いいゆちゃんが、
女子高生になって登場。

著者を「ハゲメガネ」と呼び、遅刻の常習犯、食い物にはいじきたなく、自分の顔のDNAを呪う・・
「女子高校生」としては間違ってるけど、「おっさん」としてなら完璧・素晴らしい成長ぶり。

自分のムスメネタなので、多少手加減してるかと思ったら、容赦無くいろいろ書いてるのがすごい!
笑いのためなら家族もネタに、それが大阪人の血?
いゆちゃんも、笑いの為なら、自分の恥を晒されるのを受け入れてるというのもすごい。

自分の祖母を「ズラシルバー」と書いてしまう著者のセンスもいいなー。
それも、ズラシルバーネタは、死んだ時の話だけなのに・・・(^^;)。
私は、大阪のおばちゃんパワー炸裂の、著者の母親を含む4姉妹長女:パーマレッド・
次女:毛染めピンク・三女:カットグリーン(著者の母)・四女:着付けパープル(髪の毛の色から命名)
ネタがすっごく好きなんだけど(「村上たかしのほんまかいな見聞録」で活躍)、
パーマレッドがちょっと出てきたぐらいで、4人のネタが少なかったのは残念。

それでも、久々に読めて幸せ~(〃∇〃)♪
面白かった~!!!

幼い娘さんを持つお父さん方は、これを読んだらどう思うんだろ?
高校生ぐらいの娘さんを持つお父さんは、共感出来る人もいれば(かなり悩みは深そう(笑))、
全くできない人もいたりするんだろうな。
女子高生の娘を持つ父親の場合、どっちが多いんだろ?

でも、いゆちゃん、作中では「おっさん」(試験勉強の時、BGM仁義無き戦い、
木刀持って奮起したりしてるし)、「モンスター」とかいろいろ描かれているけど、
根はすっごくいい子に育ってる感じ♪
現在大人しくとってもいい子な弟・いお君がどう育つかも楽しみです。
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「キャベツのせん切り、できますか?」森下えみこ著:料理初心者向けコミックエッセイ [本:コミックエッセイ]

キャベツのせん切り、できますか?

キャベツのせん切り、できますか?

  • 作者: 森下 えみこ
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2013/01/18
  • メディア: 単行本
6点

タイトルにある「キャベツのせん切り」。
最初の章は、キャベツのせん切りに関して、包丁の入れ方や、立つ姿勢まで詳しく書いてあって、
「おっ?これは使える??」と思ったんだけど、残りの章は、魚の基本的な捌き方、
調味料を入れる順番、お酢を使ったレシピ数個、常備菜、食品の冷凍法など、
ほんとうによく見かける、料理の基本メイン。

30代でそこそこ料理ができるけど、中途半端、自己流強しな女性向けという設定の本だけど、
どちらかというと、料理の初心者向け。
内容もあっさり、シンプルなので、わかりやすいといえばわかりやすいけど、
どこかで初心者向け料理ハウツーを読んだ人なら、物足りないと思う。

森下えみこの書くコミックエッセイ風のマンガの、まーーったりしてトホホ感が若干漂う雰囲気は、
ここでも生きているので、その点は楽しめたけど、実用書としては、人を選ぶ。
料理初心者なら、一応基本ひと通り載っているので、役にたつかな??
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「神は細部に宿るのよ(3)」久世番子著:オシャレ下流というよりは、年齢による制約話が増えた(^^;) [本:コミックエッセイ]

神は細部に宿るのよ(3) (ワイドKC)

神は細部に宿るのよ(3) (ワイドKC)

  • 作者: 久世 番子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/03/13
  • メディア: コミック


オシャレな人が集う上流に憧れつつも、ファッション性より実用や動作性を重視してしまう、
オシャレ川下住民が感じるであろう事をネタにした「神は細部に宿るのよ」(1巻の感想はこちら)、
コミックエッセイの3巻が出ました♪

で、3巻は、年齢があがって似合わなくなった「禁漁」な服ネタ(確かに、丸襟、
驚くほど似合わなくなった、逆に年齢があがると買いすぎる「ハイネック・漁獲制限中1着まで」
も共感・・・)、腕に跡が残るため使っちゃいけない編み込み持ち手の「縄文式バッグ」など、
跡がなかなか消えない年齢になった事とバッグの関係、
ポケベル時代=ババシャツ→カメラ付き携帯時代→ヒートテックなど、服の進化の話・・・etc、
年齢による悲しいあるあるネタが多かった気が・・・・共感できる、できすぎるのもまた悲し。

恐ろしい症状がでる禁断の(ウエスト)ゴムゴムの服、
黒いタートルが皮膚であるという話、
着ない(着られない)けど捨てられないデザインがお気に入りの「観賞用被服」、
「フリル」と「レース」の違い・・など、オシャレ下流住民共感ネタも、ちゃんといろいろありました。

今回もオシャレ下流住民なら、共感できるネタ満載!!
これを読んで、開き直り、上流を目指せる人もいる・・・かも・・・しれない。



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「はとバスで東京散歩してきました」田中ひろみ著:ガイドブックとしては参考になるけど、マンガ自体は面白く無い! [本:コミックエッセイ]

はとバスで東京散歩してきました

はとバスで東京散歩してきました

  • 作者: 田中 ひろみ
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
5点

「東京一日Cコース」「TOKYO湾岸ナイトと東京スカイツリー」「江戸味覚食い倒れツアー」etcと、
都内のはとバス観光を紹介したコミックエッセイ。

どんなコースがあるのかわかるし、紹介されているコースに関して、ある程度は具体的に内容はわかる。
でも、単なる「カタログ的」紹介でもいいかなーと思うほど、コミックエッセイは面白く無い。

シンプル過ぎる絵柄に、担々とした展開。
出された食事も「初めて食べた」「おいしいねー」「パクパク」「どれも美味しい」などで終わり・・・・。
具体的な感想はほとんど無いし、シンプル過ぎる絵からは、美味しそうって感じも伝わってこない。

観光自体に関しても、同じような感じで、コミックエッセイである必要を感じなかった(^^;)。
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「まんが親2巻」(吉田戦車著):育児ネタがメインに。 [本:コミックエッセイ]

まんが親 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

まんが親 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

  • 作者: 吉田 戦車
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/02/15
  • メディア: コミック
7点

漫画家伊藤理佐と結婚した吉田戦車の育児コミックエッセイの2巻。
1巻の感想はこちら

奥様である伊藤理佐の「おかあさんの扉」2巻で、娘さんが2歳になったように、
「まんが親」に出てくる娘さんも成長している(同じなんだから、当たり前だけど(^^;))。

で、2歳前後になると、子供もいろいろやってくれて、ネタも豊富になる反面、
子供ネタ中心になり、通常の育児コミックエッセイ寄りになってしまったのは、
「おかあさんの扉2巻」も「まんが親2巻」も同じ。

「まんが親」1巻は、吉田戦車独自の視点・思考が新鮮だったけど、それが薄らいでしまってる。
育児コミックエッセイとしては、いいんだろうし、男親視点のエピソードも新鮮で目新しさはあるけど、
子供ネタコミックエッセイは、今までもたくさん読んでいるので、読み飽きた感が。

でも、同じ人物なのに、絵柄が違い過ぎる「おかあさんの扉」と「まんが親」の違和感はかなり無くなった。

一番印象に残ったのは、大事に世話しているヌカミソの世話を、伊藤理佐に任せられず、
「冷蔵庫に入れていくから、さわらないでくれ」と言い残して旅立った吉田戦車が、
そのヌカミソを冷蔵庫に入れ忘れたという話。
勝ち誇った伊藤理佐の高笑いのコマがすごく良かった(笑)。
どちらかというと、夫婦エピソードの方が、自分は楽しめたかも。
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「ゲゲゲの家計簿(下)」水木しげる著:水木しげる夫妻の、エピソードがいい♪ [本:コミックエッセイ]

ゲゲゲの家計簿 下 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

ゲゲゲの家計簿 下 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

  • 作者: 水木 しげる
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/12/27
  • メディア: コミック
7.5点

家計簿をつけていたという水木しげる。
それを元に描かれたコミックエッセイ。
時代は戦後、昭和26年~。
上巻では、兄夫婦や弟などと同居し、紙芝居や貸本の絵を描いて、
厳しい家計のやりくりしている様子や、水木しげるの家計簿のように厳しい当時の出版事情、
そして絵柄からあまりストレートには感じられないが(^^;)、エピソード的には、
家族支えあって生活している様子が描かれていた。

下巻では、ついに水木しげるが結婚!
今でも仲良く支えあっているご夫婦なようだけど、結婚は突然!
突然上京し、見合い話を持ってきた両親。
40歳近くにもなって、結婚していないというのは、当時としては、問題だったのだろう。
両親の勢いに断りきれず、見合いを承知し、見合いのために帰省したら、
見合いから5日後には結婚式という(両親の思惑)、怒涛のような展開。

結婚しても生活は変わらず、出版業界も浮き沈みが激しく、家計は厳しく・・・、
そんな状況でも、夫婦の心あたたまるエピソードが、時折顔をのぞかせるのがいい♪
絵柄的に、辛気臭いというか、ほのぼの感が弱いんですが(笑)。
現在の2人の「おしどり夫婦対談」なども掲載されてます。

さて、水木しげるの、綱渡り的家計簿、いつになったら安定するのか?
それは読んでのお楽しみ(^^)。
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「ぼくの体はツーアウト3巻」よしたに著:禁酒の効果、低糖質ダイエット、いろいろチャレンジ! [本:コミックエッセイ]

ぼくの体はツーアウト 3 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)

ぼくの体はツーアウト 3 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)

  • 作者: よしたに
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/02/22
  • メディア: コミック
7.8点

30代半ばにして、高コレステロール、高血圧、高尿酸の内、2つがアウトになってしまった著者。
先に待つのは、糖尿病などの生活習慣病。
自分の体を健康体にすべく、体当たりでいろいろな事にチャレンジする、コミックエッセイの3巻。

1巻(リンク先感想)は、肥満外来、簡単ヘルシーな料理、禁煙、アジアマッサージなどにチャレンジ。
1巻は、かなり過激な事にもネタの為チャレンジしている姿も凄かったが、
「不摂生な生活を送りながらも、自分は大丈夫!」と思っている人に読んで欲しい、
著者よしたにの、心の葛藤が面白いし、参考になる。

2巻(リンク先感想)では痩身エステ、通販でフィットネスバイク購入、置き換えダイエット、
スポーツジム&ピラティス、ウォーキング、加圧トレーニングなどにチャレンジ。
2巻は、メンタルサポートがちょっと多いので、その辺参考にしたい方に。
それと、頭髪に悩む人にも(^^;)。

そして、3巻は、「低糖質ダイエット」「禁酒」「ボクシングジム体験」「催眠療法」「坐禅」「針治療」、
そして、会社で言葉のやり取りによるトラブルが多い著者がトラブル対策の為、
「コミュニケーションセミナー」(「話し方教室」など2箇所)に行くなどの内容。

「低糖質ダイエット」「禁酒」などは、生活習慣にする、一時的なものではダメなので、
そんなに参考にはならず。
ただ、「禁酒期間」は、それまでの不調がかなり改善されているので、
禁酒をやめてしまったのはもったいない←やめようと思ってやめられないから難しいんだろうけど。

「ボクシングジム体験」は、面白そうで、ちょっとやってみたいと思ったけど、
「坐禅」は、つらそうで、これは自分には向かないと強く思った(^^;)。
「針治療」は、興味があったけど、一度やると、やった直後はすごく楽になるけど、
暫く経つと、針治療を受ける前より辛い感じになるというのが、同じようにマッサージや針を
やってる友人の話とかぶって、「定期的に受けないといられなくなる」になったら困るなー、
自分はやめておこう・・という感想。

「コミュニケーションセミナー」は・・・・コミュニケーションを潤滑にする方法を知ったとしても、
本人が、それまでの方法を悪いと思って、改善しようとしなければ、
意味が無いというのがよくわかる(^^;)。

不摂生な生活を自覚してるけど自分は大丈夫と思っている人、
生活改善しないとヤバイと思っている人などにお勧め(^-^)ノ。
今回も、いろいろチャレンジしてて、面白かった(^^)。
幅広いジャンルにチャレンジしているので、読めば、何かしら興味があるものの体験記が
読めると思います♪

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「パリパリ伝説 7巻」かわかみじゅんこ著:パリでの生活を素朴に描いたコミックエッセイ!遂に連載100回! [本:コミックエッセイ]

パリパリ伝説 7―不思議いっぱいパリ暮らし! (Feelコミックス)

パリパリ伝説 7―不思議いっぱいパリ暮らし! (Feelコミックス)

  • 作者: かわかみ じゅんこ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2013/02/08
  • メディア: コミック


パリ在住で、フランス人と結婚し、現在子育てもしている著者が、
そのパリでの生活を描いたコミックエッセイ「パリパリ伝説」(リンク先簡単な感想)。

パリでの生活というと、「オシャレ!」ってイメージがあるけど、全然そんなことはなく、
地味だけど、パリやフランスなどならではのエピソードを盛り込みつつ、
淡々とした表現で描いているのが、すごくいい味になってて、好きです(*^.^*)♪

7巻目が出たこの作品、雑誌での連載も100回目を迎え、巻末には、他の漫画家さんとの対談や、
ちょっとした寄稿マンガも。

作中で「赤子」と呼ばれている娘さんも、小学生になり、フランスの教育などについても
日本との違いが、よくわかります。

フランで受けた鍼灸治療(鍼灸師は日本でも勉強したフランス人)から教えて貰った、
肩こりにきくという簡単な動きが、どう考えても普通無理な事だったり、
フランスの大雑把さに振舞わされたり、笑える事、考えさせられる事、しみじみすること、
こりゃ大変だろう??って思うこと、いろんなエピソード満載で、
地に足がついたパリでの生活を知りたい方にお勧め♪

そういえば、著者のご主人は、ベルギーの首都ブリュッセルのハーフマラソンに参加したらしいけど、
その時のエピソードで、走り終わった後、Tシャツに血のシミがついている男性をたくさんみたそう。
Tシャツ一枚で走っていると、男の人は、乳首がすれて血が出てしまうことがあるとか。
著者のご主人も、血が出ていたとか。
えっ、マラソンってそんなことが起きるんですか(゜o゜;??
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「おかあさんの扉2-2歳児の逆襲」伊藤理佐著:子供ネタが増えて、子持ちの人向けになった気がする [本:コミックエッセイ]

おかあさんの扉2 (オレンジページムック)

おかあさんの扉2 (オレンジページムック)

  • 作者: 伊藤 理佐
  • 出版社/メーカー: オレンジページ
  • 発売日: 2013/02/01
  • メディア: ムック
7.3点

吉田戦車と結婚した伊藤理佐の、育児コミックエッセイ「おかあさんの扉」2巻発売!
「おかあさんの扉」1巻(リンク先感想)は、育児を独特の視点で描いていて面白かったんだけど、
サブタイトルにもある通り、娘さんも2歳。
いろいろやってくれる年齢になり、子供の面白ネタが中心になっていて、
1巻の面白さとは違う、一般的な育児コミックエッセイに近くなってた。

私は、あるあるネタとして面白く読めましたが、子供がいる人向けな気も。
もしくは子供好きな人向け??

ちなみに、オムツを見て「コーン(トウモロコシ)がそのまま出てるよ」という台詞がある話があるんですが、
単行本で追加されたと思われる一コママンガ「この号、まさか『コーン特集』じゃないよね!?」に、
思わず笑った。
料理雑誌「オレンジページ」に載ってるこのコミックエッセイ。
もし、コーン特集だったら・・・・・絶対、「そのまま出てきてるコーン」を想像しちゃって、
ヤバイはず(^_^;)。

「テレビを見せない」とか育児にこだわりがある夫婦だけど、幼稚園は全く考えていなくて、
見学もせず、タイミングよく空きがあったところに滑りこみで2歳時クラスに入園ってのは、
ちょっと意外だった。

でも、育児って周囲からの情報が無いと、思っても見なかった事がw(゚o゚)w!!
ってあるから、そういうものか。
自分も、子供が幼稚園入園の時は焦ったし、塾とか、高校受験とか、
周囲(主にママ友)からの情報が無ければ、困った事いろいろあったし。

「おかあさんの扉」1巻が面白かったらどうぞ(^-^)ノ。
少しテイストが変わってますが。

吉田戦車の「まんが親 2」も出たようだし、
こちらもその内読もう♪
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「長女だからって。」かわかみじゅんこ著:長女本ではなく、著者の子供の頃を描いたほのぼのコミックエッセイ♪ [本:コミックエッセイ]

長女だからって。

長女だからって。

  • 作者: かわかみじゅんこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2012/11/30
  • メディア: 単行本
7.5点

パリでの暮らしを、おしゃれにではなく、淡々と描いたコミックエッセイ「パリパリ伝説」の著者が、
自分の子供の頃を描いたコミックエッセイ「長女だからって。」。

タイトルが「長女だからって。」なので、長女である苦労やメリットなどがメインかと思ったら、
著者は「3人兄弟の真ん中で長女」って事もあって、その手の内容はほぼ無く、
長子であり長女である私は、その点では拍子抜け。

でも、著者の年齢から考えると「昔っぽすぎる」(親がヤギをもらってきて庭で買ってたり)
田舎暮らし(年代が10年以上前の話としても納得できそう)や、天パだった著者の思春期の悩み
(この辺りは天パだった人は共感できるかも)など、淡々と描かれている子供の頃の思い出は、
「パリパリ伝説」と同じく、なんとも言えない味わいがあり、楽しめた(*^.^*)。

子供は汚いことが好き(風呂の中で、顔半分を湯につけて、口を開けて移動する、
鼻くそをストーブで焼く←膨らむらしいw(゚o゚)w!)とか、壮絶な兄弟げんかとか、
初めての料理で大失敗とか、子供の頃の大事件(兄がクマに頭をつかまれた)とか、
動物をいろいろ飼ったとか、「ありそう」というネタは(クマ事件は別として)多くても、
自分が「あった」と共感できるものが少ない(多少はあったけど)のが、
著者の個性的な家族の様子が伺えていい。
犬の名前が「体育」だったりするし。

昭和のノスタルジーにあふれているのもいいし(著者は茨城出身なので、帯には
「昭和いばらきノスタルジー」と書いてある)、「パリパリ伝説」の、少し脱力したような、
淡々感が好きな人なら、こちらも楽しめるはず♪
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「毎週かあさん―サイバラくろにくる2004‐2008」西原理恵子著:ケータイ一コママンガ集 [本:コミックエッセイ]

毎週かあさん―サイバラくろにくる2004‐2008 (ビッグコミックススペシャル)

毎週かあさん―サイバラくろにくる2004‐2008 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: コミック
7.5点

毎日新聞社の「毎日かあさん」ではなく「毎週かあさん」(小学館)。

ヒットした「毎日かあさん」と間違って手に取ることを狙って決められたタイトルと表紙らしい(^^;)。
コミックエッセイなので、全然関係ないわけではないけど、こちらはケータイ用一コママンガだし、
文字メインな事も多いし、まぁいろいろ違います。
岩下志摩子ちゃんとか、子供向けじゃないネタがかなり多いのも(^^;)。

「毎日かあさん」で善人部分を使い果たした後に書くので、「悪人部分」が滲み出ている出ていると
書いてあったけど、そんなに悪人と思わなかったのは、西原理恵子の他の本も読んでて、
慣れてるから??

「2004~2008」と連載が古いので、ネタも古めだけど、いくつかツボな一コマもあって面白かった♪
最近「毎週かあさん 2」が出たばかりなので、
こちらも読もうと思います(^^)。

でも、新年最初に読んだ本がこれと言うのもな~(^^;)。
ネタ古いし、著者と出版社が「間違って手に取ることを期待してる本」だし。
まぁいいか。

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「毎日かあさん9 育っちまった編」発売(西原理恵子著):育っても個性的な子供2人! [本:コミックエッセイ]

毎日かあさん9  育っちまった編

毎日かあさん9 育っちまった編

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2012/12/19
  • メディア: 単行本


西原理恵子の子育てエッセイ「毎日かあさん」の9巻が発売!
子供達も大きくなり、本来なら、子どもたちがやらかす微笑ましいエピソードも減ってくるもんだけど、
相変わらず面白いのは、子供達が個性的なのか、それとも西原理恵子の力量なのか。

ハチャメチャな中に、人生の教訓になるようなエピソードもあり、息子にもじっくり読んで欲しい!
と思ってしまった。
1ネタだけだけど「うちの3姉妹」とのコラボあり。
ラストの話は感動的。

「毎日かあさん」が好きなら、この巻も読むべし!
「毎日かあさん」って最初の頃は、男の子のお母さん向けの内容だったけど、
娘さんが大きくなって、後の巻になるほど、女の子のお母さんが楽しめる内容になってる気が。

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「あなたが怪」大田垣晴子著:日本の妖怪を、現代人の姿に照らしあわせると・・・ [本:コミックエッセイ]

あなたが怪 (幽BOOKS)

あなたが怪 (幽BOOKS)

  • 作者: 大田垣晴子
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本
7点

「旧鼠(窮鼠ではない)」とは、歳を経て妖怪になった鼠。
それを「若いころはか弱かった娘さんが、歳をとって肝っ玉ばあちゃんになる」ようなことかと比喩。

「ぬっぺぽう(のっぺらぼう)」を「厚塗して化粧落としたらびっくり」「体中補正下着に覆われて、
服を脱いだら・・・」と現代女性と比較。
でも、「ぬっぺぽうのように驚かす為」ではなく、「オンナとして愛されたいゆえの装い」と、
その視線は、温かい。

最初は小さいお坊さんだけどみるみる巨大になる「見越し入道」は、ふんぞり返ったり、足を開いて座る
態度の大きなオヤジと比較。
虚勢が無くなれば小さいオヤジとチクリ。

天井から突然ぶらさがってくる「天井下り」では、自宅の電灯に「チャッキー人形がぶら下がっていた」
という、著者の友人のいたずらエピソードが←全く知らないで、これ見たら怖いね(^_^;)。

ということで、ちょっとした風刺、あるあるという現代人の姿、著者自身のエピソードなどが、
日本の妖怪の紹介と共に描かれていて、面白い。
大田垣晴子の、ほのぼのしてるけど淡々とした作風が好きなら楽しめる一冊。

ただ、妖怪の怖さはあまり無いので(どちらかというと親しみ安さとか、変な妖怪いるなーって
印象が強い)、自分的には点数がちょっと低め。
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「わたしたちの震災物語」井上きみどり著:震災を体験した著者が、被災地の人々の現実を活動を描く! [本:コミックエッセイ]

わたしたちの震災物語 ハート再生ワーカーズ (愛蔵版コミックス)

わたしたちの震災物語 ハート再生ワーカーズ (愛蔵版コミックス)

  • 作者: 井上 きみどり
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/11/18
  • メディア: コミック
7.5点

ちょびさんのブログ「自転車に乗って」で紹介されていた「震災コミック」の中の一冊。
他の本も面白そうだったんだけど、図書館にあったのが「わたしたちの震災物語」だけだったので、
まずはこれを読んでみた!

井上きみどりは、昔「子供なんか大キライ! 1」で、異色な育児コミックエッセイを描いていた頃は好きだったんだけど、自分の育児も終わり、またあまりしっくり来なくなって、最近読んでいなかったんだけど、これは面白かった!

2011年3月11日、自宅仙台で被災したきみどり一家。
きみどり一家の被災時の様子や、停電で状況が入らず、後になって被害の大きさを知り、
愕然した気持ち、震災による自宅への影響などについて一章割いてあるけど、
メインは、被災地でのNPO法人や、人々の復興・震災被害ケアに関する前向きな活動についてのルポ。

最初の章では、津波に襲われた「石ノ森萬画館」の当日の状況や、被災者救助の様子、
そして復興活動まで、スタッフの奮闘ぶりが描かれている。

他に赤ちゃんを一時的に被災地から避難させようというNPO活動「赤ちゃん一時避難プロジェクト」、
被災地に子供の遊び場を作って子供の心をケアしようとする「日本冒険遊び場作り協会」
三陸町で、震災で仕事を失った女性たちに仕事を!と始まった
「浜のミサンガ環(三陸に仕事を!プロジェクト)」、被災したペットを助けようとする活動など、
様々な活動が取り上げられていて、震災被害は様々な面からの援助が必要な事がわかる。

いわき市の女性の被災体験は、想像もしていなかった津波が来た事への驚きや、
赤ん坊を抱えての避難所での苦労が描かれている。

震災被害や援助は、「人と人の絆を感じる心温まる話」ばかりではなく、
人のえごなど暗く複雑な側面、考え方のぶつかり合いなどもあるが、
この本では、ストレートに、被災地を助けようという様々な活動の良さや、
その活動のポリシーを描いている。
そのストレートさがこの著者の作風とあっていて、あまり押し付けがましくないいい
コミックエッセイになっている。

被災地に必要な事、被災地で行われた様々な援助活動、震災時の状況など、
いろいろ参考になることが多く、お勧めです(^-^)ノ。
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