「山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記」岡本健太郎著:岡山の奥地の新米猟師の奮闘記!面白いっ! [本:コミックエッセイ]
7.8点
新しいならシカやウサギの糞が食べられるって知ってましたか???
美味しくないらしいですが、この知識、遭難時なら役に立ちそう??
そんな、糞食の話からスタートする「山賊ダイアリー」は、岡山で猟師をする著者による、
猟師生活コミックエッセイ。
まだまだ新米の猟師である著者。
銃の所持許可証を得て銃を買いに行く話や、銃所持の試験の話、罠を仕掛けるのには
別の資格が必要など、猟師になる以前の話もいくつか。
猟の話だけでなく、鳥の腸を抜いたりする解体作業や料理方の話も載ってます。
カラスは、まずいと聞いていたけど、食べ方によってはそれなりに食べられる事を知りました。
そして、タヌキは本気でまずいらしいことも。
猟をして獲った獲物を、命に感謝しながら美味しく食べる!
誰かが屠畜してくれて、スーパーにキレイに並べられた肉を、何も感じないで食べるより、
この方が自然なんだろうなーと思えてしまった。
まぁ、ダメって人はダメなのでしょうが(この著者は、猟師になることで「残酷!野蛮」と言われ、
彼女と別れたらしい)。
私は、父親が猟をしたので、猟に関してや、家の中に食べるための鳥の亡骸が
転がってるのって、抵抗が低いし。
とにかく、猟師さんや猟に関するトリビアいっぱいで、すごく面白い一冊(*^.^*)!
2巻も出ているので、今度買おうと思ってます♪←買ったので後日感想アップします。
新しいならシカやウサギの糞が食べられるって知ってましたか???
美味しくないらしいですが、この知識、遭難時なら役に立ちそう??
そんな、糞食の話からスタートする「山賊ダイアリー」は、岡山で猟師をする著者による、
猟師生活コミックエッセイ。
まだまだ新米の猟師である著者。
銃の所持許可証を得て銃を買いに行く話や、銃所持の試験の話、罠を仕掛けるのには
別の資格が必要など、猟師になる以前の話もいくつか。
猟の話だけでなく、鳥の腸を抜いたりする解体作業や料理方の話も載ってます。
カラスは、まずいと聞いていたけど、食べ方によってはそれなりに食べられる事を知りました。
そして、タヌキは本気でまずいらしいことも。
猟をして獲った獲物を、命に感謝しながら美味しく食べる!
誰かが屠畜してくれて、スーパーにキレイに並べられた肉を、何も感じないで食べるより、
この方が自然なんだろうなーと思えてしまった。
まぁ、ダメって人はダメなのでしょうが(この著者は、猟師になることで「残酷!野蛮」と言われ、
彼女と別れたらしい)。
私は、父親が猟をしたので、猟に関してや、家の中に食べるための鳥の亡骸が
転がってるのって、抵抗が低いし。
とにかく、猟師さんや猟に関するトリビアいっぱいで、すごく面白い一冊(*^.^*)!
2巻も出ているので、今度買おうと思ってます♪←買ったので後日感想アップします。
「ゲゲゲの家計簿(上)」水木しげる著:稼いでも稼いでも・・・戦後の水木しげるの生活が見える! [本:コミックエッセイ]
7.3点
昭和26年~、兄夫婦や弟と同居し、紙芝居描きなどをしながら生活する水木しげるの姿を
描いた自伝コミックエッセイ。
タイトルでもわかるように、メインは「お金の工面」。
家計簿をつけていたという水木しげる。
しかし、その家計簿の内情は、とても厳しい。
差引残高0、どうにか紙芝居のお金が入ってきて凌ぐ・・・なんて状態。
少し余裕があるなと思えば、義姉から「氷冷凍庫」が欲しいとお願いされ、お金を出す。
その上、畳まで抜けて直す・・・。
日常生活でも、寒くなればコートが必要になり、夏になれば蚊帳、メガネがあわなくなり新調、
家計はいつも火の車。
「墓場の鬼太郎」の人気はイマイチで、ギャグを入れた「空手鬼太郎」(こっちは少し受けたらしい)
なんてのも書いている。
そんなこんなしている内に、テレビなどが普及し始め、紙芝居業界の状況はどんどん悪くなる。
紙芝居に見切りをつけ、貸本を描こうと、神戸から1人上京する著者。
「戦記モノ」を書いたりするが、出版元も経営苦で、明日どうなるかわからない会社が多く、
どうにか餓死を免れているような赤貧状態が続く・・・。
ってな「生活が苦しい」「お金が無い」ってな話が淡々と描かれ、読んでいると、
「どよ~ん」って気分になります。
エピソードの中に、貧しいながらも兄弟家族と協力しあい生活している、
昭和を感じさせる家族の強い絆が感じられるいいエピソードも、多いんだけど、
この絵柄のせいで団欒シーンも、ほのぼのできず、生活苦の方がにじみでてます(^^;)。
戦後の日本の様子や、出版事情などが垣間見えるのは面白いし、
水木しげるの半自伝として、水木しげるが好きな人は、読んでもいいかも。
まだ奥さんは出てこないけど、下巻では出てくるのかな?
昭和26年~、兄夫婦や弟と同居し、紙芝居描きなどをしながら生活する水木しげるの姿を
描いた自伝コミックエッセイ。
タイトルでもわかるように、メインは「お金の工面」。
家計簿をつけていたという水木しげる。
しかし、その家計簿の内情は、とても厳しい。
差引残高0、どうにか紙芝居のお金が入ってきて凌ぐ・・・なんて状態。
少し余裕があるなと思えば、義姉から「氷冷凍庫」が欲しいとお願いされ、お金を出す。
その上、畳まで抜けて直す・・・。
日常生活でも、寒くなればコートが必要になり、夏になれば蚊帳、メガネがあわなくなり新調、
家計はいつも火の車。
「墓場の鬼太郎」の人気はイマイチで、ギャグを入れた「空手鬼太郎」(こっちは少し受けたらしい)
なんてのも書いている。
そんなこんなしている内に、テレビなどが普及し始め、紙芝居業界の状況はどんどん悪くなる。
紙芝居に見切りをつけ、貸本を描こうと、神戸から1人上京する著者。
「戦記モノ」を書いたりするが、出版元も経営苦で、明日どうなるかわからない会社が多く、
どうにか餓死を免れているような赤貧状態が続く・・・。
ってな「生活が苦しい」「お金が無い」ってな話が淡々と描かれ、読んでいると、
「どよ~ん」って気分になります。
エピソードの中に、貧しいながらも兄弟家族と協力しあい生活している、
昭和を感じさせる家族の強い絆が感じられるいいエピソードも、多いんだけど、
この絵柄のせいで団欒シーンも、ほのぼのできず、生活苦の方がにじみでてます(^^;)。
戦後の日本の様子や、出版事情などが垣間見えるのは面白いし、
水木しげるの半自伝として、水木しげるが好きな人は、読んでもいいかも。
まだ奥さんは出てこないけど、下巻では出てくるのかな?
「気がつけばいつも病み上がり」安田弘之著:そんなに病んでなかった(^_^;) [本:コミックエッセイ]
気がつけばいつも病み上がり―本当にあった安田の話 (akita essay collection)
- 作者: 安田 弘之
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
7点
ドラマ化されたコミック「ショムニ」の安田弘之が、自分の病歴を綴ったコミックエッセイ。
「ショムニ」は登場人物の個性溢れる面々と、この独特のセンスの絵柄が好きで、
連載中から愛読していたけど、その後、この著者の作品とは縁が無く久々。
「水虫・毛じらみ・痔・うつ病・失踪癖・・・身も心もちょっと病んでたマンガ家・安田弘之の一大バクロエッセイ」
と帯に書いてあったので、最近あまり見ないのは心を病んだせい?
マンガ家になってから、心を病んじゃうなんて、大変だったんだなーと思って読んだら、
心の病の方は、マンガ家になる前の話でした(^^;)。
それに他の病気は水虫とか毛じらみとか小粒で、「病み上がり」と表現するには・・ってものばかり。
後半1/3は「アニマルセラピー編」となっているけど、飼っているうさぎの話や、魚釣りの話だし。
学生時代の鬱の話はともかく、某宗教に入信していた話は、もう少し詳しく知りたかった。
一番知りたい部分が(脱会した経過とか)書いてないのが。
毛じらみ、痔、魚の目(超痛そう)、水虫などの話は、それなりに面白かったけど、
病気ってこれらくらいだった。
全体的にあっさり、客観的。
タイトルに惹かれて手にとったけど、内容との乖離がありちょっとがっかり。
違うタイトルだったら、変な期待はせず、もうちょっと面白く読めた気がするけど、
そしたら手にとらなかった気がするし・・・。
この辺難しい。
2012年10月3日発売の週刊少年マガジン第44号、「ちょっと盛りました」のゲストは市川マサ先生♪ [本:コミックエッセイ]
週刊少年マガジンに連載中の「ちょっと盛りました」(にしもとひでお著)。
体当たり体験漫画「もう、しませんから。(14)」の続編というか、
「もうしま」が「はじめの一歩」の著者、この作品ではサディスティックな性格で描かれている
森川ジョージ氏との勝負に負け連載終了した後、名前を変えただけで、連載再開というか(^^;)。
まぁ、好きなので、戻ってきてくれて嬉しいんですが♪
で、10月3日発売の週刊少年マガジン44号で、この作品のゲストが
「A-BOUT」の市川マサ氏です\(^0^)/♪
市川マサ、単行本とかに書いてある文章も好きだし、今回もちょっとヘタレな武勇伝を披露♪
そして、市川マサも、森川ジョージ氏の被害にあっている事が判明??
2度目の登場ですが、前回も今回も面白かった~!
市川マサ氏のファンの人は、読んでみてください(^-^)ノ。
体当たり体験漫画「もう、しませんから。(14)」の続編というか、
「もうしま」が「はじめの一歩」の著者、この作品ではサディスティックな性格で描かれている
森川ジョージ氏との勝負に負け連載終了した後、名前を変えただけで、連載再開というか(^^;)。
まぁ、好きなので、戻ってきてくれて嬉しいんですが♪
で、10月3日発売の週刊少年マガジン44号で、この作品のゲストが
「A-BOUT」の市川マサ氏です\(^0^)/♪
市川マサ、単行本とかに書いてある文章も好きだし、今回もちょっとヘタレな武勇伝を披露♪
そして、市川マサも、森川ジョージ氏の被害にあっている事が判明??
2度目の登場ですが、前回も今回も面白かった~!
市川マサ氏のファンの人は、読んでみてください(^-^)ノ。
「謎のあの店」松本英子著:何年も前から気になってた怪しげなお店訪問記。そういうお店って誰にでもある気が♪ [本:コミックエッセイ]
8点
下町の古い町並みにある、古い古いラーメン屋さんや、パーマ屋さん、
いつから経営しているのか不明、だけど潰れない怪しげな占い屋、20年以上気になってた旅館、
ガード下の小さな店、有名ドコロではハンバーガーの自動販売機がある立石バーガー。
著者が何年も、場合によっては20年以上前から、気になっていたけど入れなかった古いお店、
怪しげなお店、ガード下など一見さんには敷居が高いお店などに、意を決し訪問した顛末を描いた、
コミックエッセイ。
初老のおばさんの経営するパーマ屋さんでは、最初から客とみなされず、
カットしに来たと伝えれば、驚き慌てふためくおばさんに
「そんなギザギザ(今風の髪型って事でしょう)は無理!」と断られてしまう。
でも、入店してしまえば和気あいあい。
生活感溢れすぎてる仙人のような老人が住む占いの部屋では、改名を勧められ
(思っているだけでいいんだとか)、改名した名前を占い師がお勧めしてくれたようにパンツに記入。
50年以上も経営しているラーメン屋さんでは、創業の話を聞くはずが、
そのラーメン屋さん一家の、家庭の事ばかりに詳しく。
ちょっと毒のある似顔絵なので、シニカルな内容かと思ったら、ほのぼのまったり、
著者の暖かい視点がとても心地よい話ばかり。
キャバレーや、ガード下の小さなお店では、その心地よさに酔い、
大外れであった、老舗旅館での壮絶悲惨な体験すら、前向きに捉える著者。
きっと多くの人が、この著者のように、気になっているお店があるはず。
ああ、私も勇気を出して、昔から気になっているお店、入りにくそうと二の足を踏んでるお店、
そういう場所に足を運んでみようかな~と思ってしまう話ばかりで、楽しめました♪
レトロ過ぎるお店、怪しいお店、そんなお店に心惹かれる人にお勧め(^-^)ノ!
下町の古い町並みにある、古い古いラーメン屋さんや、パーマ屋さん、
いつから経営しているのか不明、だけど潰れない怪しげな占い屋、20年以上気になってた旅館、
ガード下の小さな店、有名ドコロではハンバーガーの自動販売機がある立石バーガー。
著者が何年も、場合によっては20年以上前から、気になっていたけど入れなかった古いお店、
怪しげなお店、ガード下など一見さんには敷居が高いお店などに、意を決し訪問した顛末を描いた、
コミックエッセイ。
初老のおばさんの経営するパーマ屋さんでは、最初から客とみなされず、
カットしに来たと伝えれば、驚き慌てふためくおばさんに
「そんなギザギザ(今風の髪型って事でしょう)は無理!」と断られてしまう。
でも、入店してしまえば和気あいあい。
生活感溢れすぎてる仙人のような老人が住む占いの部屋では、改名を勧められ
(思っているだけでいいんだとか)、改名した名前を占い師がお勧めしてくれたようにパンツに記入。
50年以上も経営しているラーメン屋さんでは、創業の話を聞くはずが、
そのラーメン屋さん一家の、家庭の事ばかりに詳しく。
ちょっと毒のある似顔絵なので、シニカルな内容かと思ったら、ほのぼのまったり、
著者の暖かい視点がとても心地よい話ばかり。
キャバレーや、ガード下の小さなお店では、その心地よさに酔い、
大外れであった、老舗旅館での壮絶悲惨な体験すら、前向きに捉える著者。
きっと多くの人が、この著者のように、気になっているお店があるはず。
ああ、私も勇気を出して、昔から気になっているお店、入りにくそうと二の足を踏んでるお店、
そういう場所に足を運んでみようかな~と思ってしまう話ばかりで、楽しめました♪
レトロ過ぎるお店、怪しいお店、そんなお店に心惹かれる人にお勧め(^-^)ノ!
「おじさん図鑑」なかむら るみ著:巷にいるいる、いろんなおじさん。それを見る眼差しが優しいのもいい♪ [本:コミックエッセイ]
7.5点
街を歩けば見かけるスーツのおじさん。
彼らにもいろいろなバリエーションが。
名前のタグを首からぶら下げ、ワイシャツのポケットに入れてるおじさん、
脱いだジャケットを担ぐおじさん、汗ジミができてるおじさん・・・etc、
制服のおじさんも、その辺でうたた寝しているおじさんも、同じくいろいろ。
どれも、言われれば「あぁ、いるいる!」と思えるタイプばかり。
全身、真っ赤な服でコーディネートしているような、珍しいおじさんも載っているけれど、
その多くは、「いるいる」。
ラフな格好過ぎるおじさんとか、仙人っぽいおじさん(おじいさん)とか。
全身白っぽい服のおじさんなどは、言われてみると、確かにそうだ!!と気がついた。
全身茶色っぽいとか、全身ベージュっぽいとか、のおじさんは、いるいる。
一眼レフカメラを持ってるおじさんのベスト率が高いのには気がついていたけど、
それはポケットがいっぱいついてた多機能ベストだということを、この本で知りました。
先日行った美術館で、一眼レフカメラで撮影した瞬間(普通美術館は撮影禁止)、注意され、
「あらら、テヘヘ」(どうも知らなかったらしい)と恥ずかしそうにしていたおじさんもベストだった。
そういう巷で見かけたおじさんを、イラストで紹介しているんだけど、紹介している文章に
暖かみがあるのもいい。
酔っ払って、その辺のイスを占領し思いっきり寝ているおじさんとか、
みっともないと眉をひそめる人もいそうだけど、そういう視線より、
「疲れたから寝ている」とという素直な気持ちが現れていて何だかなごむ、
というような優しい視線の方がいいよね。
頑張ってるおじさん、ちょっと情けないおじさん、だらけてるおじさん、いろいろいるけど、
ちょっと隙があるようなおじさんがいなくなったら、世の中、すごくギスギスしそうだなーと
読んでて思った。
もう少し、掘り下げてあると、より考えさせられる、興味深い内容になった気がするけど、
「あー、こんなおじさんいるいる」と単純に素直に楽しむのもいいものです♪
街を歩けば見かけるスーツのおじさん。
彼らにもいろいろなバリエーションが。
名前のタグを首からぶら下げ、ワイシャツのポケットに入れてるおじさん、
脱いだジャケットを担ぐおじさん、汗ジミができてるおじさん・・・etc、
制服のおじさんも、その辺でうたた寝しているおじさんも、同じくいろいろ。
どれも、言われれば「あぁ、いるいる!」と思えるタイプばかり。
全身、真っ赤な服でコーディネートしているような、珍しいおじさんも載っているけれど、
その多くは、「いるいる」。
ラフな格好過ぎるおじさんとか、仙人っぽいおじさん(おじいさん)とか。
全身白っぽい服のおじさんなどは、言われてみると、確かにそうだ!!と気がついた。
全身茶色っぽいとか、全身ベージュっぽいとか、のおじさんは、いるいる。
一眼レフカメラを持ってるおじさんのベスト率が高いのには気がついていたけど、
それはポケットがいっぱいついてた多機能ベストだということを、この本で知りました。
先日行った美術館で、一眼レフカメラで撮影した瞬間(普通美術館は撮影禁止)、注意され、
「あらら、テヘヘ」(どうも知らなかったらしい)と恥ずかしそうにしていたおじさんもベストだった。
そういう巷で見かけたおじさんを、イラストで紹介しているんだけど、紹介している文章に
暖かみがあるのもいい。
酔っ払って、その辺のイスを占領し思いっきり寝ているおじさんとか、
みっともないと眉をひそめる人もいそうだけど、そういう視線より、
「疲れたから寝ている」とという素直な気持ちが現れていて何だかなごむ、
というような優しい視線の方がいいよね。
頑張ってるおじさん、ちょっと情けないおじさん、だらけてるおじさん、いろいろいるけど、
ちょっと隙があるようなおじさんがいなくなったら、世の中、すごくギスギスしそうだなーと
読んでて思った。
もう少し、掘り下げてあると、より考えさせられる、興味深い内容になった気がするけど、
「あー、こんなおじさんいるいる」と単純に素直に楽しむのもいいものです♪
「ばかごはん」べつやくれい著:「ばかだな~」と思える創作ご飯!楽しすぎるっO(≧▽≦)O!! [本:コミックエッセイ]
8.5点
デイリーポータルZに掲載されたべつやくれいのとんでも無いスイーツを集めた
「ばかスイーツ」(リンク先感想)に続き、「こんなもの作ってばかだな~」
(この本のコンセプト)と思える料理を集めた「ばかごはん」が発売V(≧∇≦)V!
今回も、むっちゃくっちゃ楽しめました!!
ウミウシと餃子は似ていると、ウミウシのようなカラフルな餃子作成。
図鑑を調べて、模様まで再現!
それを間違って買った「12000円」のセイロで蒸す!
その結果は?(該当記事は「餃子、ウミウシになる」)
「プリン+醤油=ウニ」は、ウニではない。
それをどうにかして、「プリン+醤油+α」でウニに近づけようと試行錯誤。
ピザトーストでお絵かき、できたものは地獄絵図。
意味もなく「サンドイッチ」を怖いものにしようと頑張る。
料理でキャトルミューティレーションにチャレンジ。
無駄に凝ってたり、無駄に手間をかけてたりするけど、基本はどうしようもない創作料理。
その創作料理作成過程と結果が、べつやくれい独特のセンスと、
とぼけた雰囲気の絵柄により、パワーアップして本書の中で炸裂!!
とにかく面白いし、読んでて楽しいO(≧▽≦)O!!
特に、料理のできの例えが秀逸。
べつやくれいは、もっとメジャーになってもいいと思うんだけどなぁ。
この本、発売日翌日に探したのに、無い本屋が多かった。
大きい本屋でも平積みにならず、1冊だけ売ってたのをどうにかゲット!
こんなに面白いのに・・・。
ということで、ばからしいけど、楽しく、完成度が高いものがあったり、
たまにだけど、食べたいものがあったり、作りたいと思えるものがあったり、
ためになったりする知識もある「ばかごはん」!
デイリーポータルZでも読めるけど、探すのも大変だし、全部まとめて読むと面白さもひとしお♪
すっごくお勧めです(^-^)ノ。
デイリーポータルZに掲載されたべつやくれいのとんでも無いスイーツを集めた
「ばかスイーツ」(リンク先感想)に続き、「こんなもの作ってばかだな~」
(この本のコンセプト)と思える料理を集めた「ばかごはん」が発売V(≧∇≦)V!
今回も、むっちゃくっちゃ楽しめました!!
ウミウシと餃子は似ていると、ウミウシのようなカラフルな餃子作成。
図鑑を調べて、模様まで再現!
それを間違って買った「12000円」のセイロで蒸す!
その結果は?(該当記事は「餃子、ウミウシになる」)
「プリン+醤油=ウニ」は、ウニではない。
それをどうにかして、「プリン+醤油+α」でウニに近づけようと試行錯誤。
ピザトーストでお絵かき、できたものは地獄絵図。
意味もなく「サンドイッチ」を怖いものにしようと頑張る。
料理でキャトルミューティレーションにチャレンジ。
無駄に凝ってたり、無駄に手間をかけてたりするけど、基本はどうしようもない創作料理。
その創作料理作成過程と結果が、べつやくれい独特のセンスと、
とぼけた雰囲気の絵柄により、パワーアップして本書の中で炸裂!!
とにかく面白いし、読んでて楽しいO(≧▽≦)O!!
特に、料理のできの例えが秀逸。
べつやくれいは、もっとメジャーになってもいいと思うんだけどなぁ。
この本、発売日翌日に探したのに、無い本屋が多かった。
大きい本屋でも平積みにならず、1冊だけ売ってたのをどうにかゲット!
こんなに面白いのに・・・。
ということで、ばからしいけど、楽しく、完成度が高いものがあったり、
たまにだけど、食べたいものがあったり、作りたいと思えるものがあったり、
ためになったりする知識もある「ばかごはん」!
デイリーポータルZでも読めるけど、探すのも大変だし、全部まとめて読むと面白さもひとしお♪
すっごくお勧めです(^-^)ノ。
「数寄です! (1・2巻)」山下 和美著:数寄屋建築に挑む著者!和のトリビア満載だけど、それより著者の性格にびっくり! [本:コミックエッセイ]
7.5点
7.5点
「天才 柳沢教授の生活」や「不思議な少年」などが有名な漫画家、山下和美が、ある建築家と出会い、
数寄屋建築を決心。
数寄屋とはどういうものなのか、日本の伝統、古くからの日本の考え方・気持ちの持ち方などについて
描いたコミックエッセイ。
1巻は、「数寄屋建築」より、和の心、「数寄」とは・・・など、日本の伝統や和の気持ちについてがメイン。
2巻は、様々な苦労を乗り越えて、やっと間取りが決まったり、土地を買い、ついに建築開始!
数寄屋や日本の伝統などについての記述も、ちゃんと描かれていて、それも興味深く面白く読めるけど、
一番衝撃だったのは、著者の性格。
作風から、理知的で冷静なタイプかと思っていたら、マンションの改装工事などで起きた
ちょっとしたご近所トラブルが酷いトラウマになっていて、それが納得できるほど、
内気で小心ということが、作品全体を通して描かれてます(^^;)。
自分の家を建てている大工さんにすら、何度チャレンジしても声をかけられないほど人見知りするようだし。
その上、投資会社が言うままに資産をお任せした結果、貯蓄は恐ろしいほど激減。
それに気がついたのは、数寄屋を建てるためまとまったお金が必要になった為。
それまでは、やばそうと思いつつ、放置してたよう。
あまりのお金の無さに、数寄屋を建てる為、原稿料の前借りまで。
作品のイメージと著者がここまでかけ離れているというのも珍しい。
ということで、数寄屋や和のトリビアだけでなく、著者についても新しい発見がある本。
ギッチギッチに数寄屋について語られるより、逆に読みやすいかも。
2巻の時点でまだ建っていない著者の数寄屋造りの家。
1巻も2巻も波乱があったけど、3巻もまた何か一波乱あるようです。
7.5点
「天才 柳沢教授の生活」や「不思議な少年」などが有名な漫画家、山下和美が、ある建築家と出会い、
数寄屋建築を決心。
数寄屋とはどういうものなのか、日本の伝統、古くからの日本の考え方・気持ちの持ち方などについて
描いたコミックエッセイ。
1巻は、「数寄屋建築」より、和の心、「数寄」とは・・・など、日本の伝統や和の気持ちについてがメイン。
2巻は、様々な苦労を乗り越えて、やっと間取りが決まったり、土地を買い、ついに建築開始!
数寄屋や日本の伝統などについての記述も、ちゃんと描かれていて、それも興味深く面白く読めるけど、
一番衝撃だったのは、著者の性格。
作風から、理知的で冷静なタイプかと思っていたら、マンションの改装工事などで起きた
ちょっとしたご近所トラブルが酷いトラウマになっていて、それが納得できるほど、
内気で小心ということが、作品全体を通して描かれてます(^^;)。
自分の家を建てている大工さんにすら、何度チャレンジしても声をかけられないほど人見知りするようだし。
その上、投資会社が言うままに資産をお任せした結果、貯蓄は恐ろしいほど激減。
それに気がついたのは、数寄屋を建てるためまとまったお金が必要になった為。
それまでは、やばそうと思いつつ、放置してたよう。
あまりのお金の無さに、数寄屋を建てる為、原稿料の前借りまで。
作品のイメージと著者がここまでかけ離れているというのも珍しい。
ということで、数寄屋や和のトリビアだけでなく、著者についても新しい発見がある本。
ギッチギッチに数寄屋について語られるより、逆に読みやすいかも。
2巻の時点でまだ建っていない著者の数寄屋造りの家。
1巻も2巻も波乱があったけど、3巻もまた何か一波乱あるようです。
「マンガ食堂」梅本ゆうこ著:美味しそうなのから、破壊的なものまで、漫画に出てくる料理を再現! [本:コミックエッセイ]
7.5点
「マンガ食堂」というブログで、漫画に出てくる料理を再現し紹介していた著者による本。
「ドラえもん」「伝染るんです」「あさりちゃん」「深夜食堂」・・・・etc、いろんな漫画の食べたかった料理、
気になる料理が紹介されてます。
一番、印象に残ったのは、「伝染るんです」の「子ランチ」。
子供が嫌いなコックが出す凶悪なお子様ランチで、漫画の方のビジュアルも超不味そうですが、
それをリアルに再現!
現実でも、ものすごーーーく、まずそうなお子様ランチになってます。
そして、今まで作ったマンガ飯の中では、堂々のワーストかもしれないという感想が。
吉田戦車は、創作料理エッセイ「逃避めし」(リンク先感想)で、様々な変わった料理を作っているので、
この「子ランチ」も実際作ってみて、まずいのを確認したのかも??
他に印象に残ったのが団地ともおの木下家定番メニュー「魚まるごとパイ包み」で、
マンガで読んだ時、ともおの家の食卓に「かなり変だけど、パイ皮を使った洒落た物が!!」と
印象に残ってたんですが、これまたまずかったらしく、「あーー、やっぱり木下家の食卓だ」と、
なんとなくホッ(^^;)。
もちろん、まずいものばかり紹介されている訳ではなく、この本で紹介されている料理の
ほとんどは、原作では「怪しそう」でも美味しかったり、原作で美味しそうで、実際作ってみても
美味しかったという料理の方が多いです。
例えば「へうげもの」で、追い詰められた明智光秀が部下に振舞ったという「荒縄の味噌汁」。
芋がらで縄を編むところからチャレンジしていて、確かにこれなら飲んでみたいというものに。
「おいしい関係」の原価2000円の黄金のコンソメスープは、
贅沢な材料を使い、とても手間をかけて作られていて、本気でお相伴にあずかりたい一品。
「ブラック・ジャック」の「ピノコの巨大玉子焼き」や、「明日のジョー」の「減量後の小さいステーキ」
「包丁人味平」の「味平カレー」「ブラックカレー」なんていう、原作ファンなら嬉しい料理もたくさん。
知ってるマンガの料理が出てくるのも楽しいし、作品の大まかな粗筋や、
マンガの中でその料理が作られた背景についての説明も載っているので、
読んだことが無い漫画でも、読みたいなーと思うものがいろいろ。
私は、全国の工事現場をさすらい、現場の作業員達に料理を振る舞って工事を成功に導くという
伝説のコック「ドカコック」というマンガを知り、
今、猛烈に読みたいです!
チーズを横断歩道に見立てたカレー。
完成の合言葉は竣工・・・・・うううう、しびれる~!!!
再現料理は、こちらで見られます。
絶版みたいなので、古本屋を探してる最中。
ただ、材料が手に入りにくかったり、かなり手間がかかっている料理も多く、
作ろうと思える品が少なかった。
見て楽しむのがメインというか。
あっ、でも「アオイホノオ」の一週間経ったパンのはしっこは、冬になったら食べてみようと思った。
原作読んでるけど、サラっと読み流してたよ。
料理でも楽しく、マンガ紹介でも楽しめる、そんな一冊になってます。
お勧め(^-^)ノ。
「マンガ食堂」のサイトに掲載されている記事と、描き下ろしの記事があるようです。
「マンガ食堂」というブログで、漫画に出てくる料理を再現し紹介していた著者による本。
「ドラえもん」「伝染るんです」「あさりちゃん」「深夜食堂」・・・・etc、いろんな漫画の食べたかった料理、
気になる料理が紹介されてます。
一番、印象に残ったのは、「伝染るんです」の「子ランチ」。
子供が嫌いなコックが出す凶悪なお子様ランチで、漫画の方のビジュアルも超不味そうですが、
それをリアルに再現!
現実でも、ものすごーーーく、まずそうなお子様ランチになってます。
そして、今まで作ったマンガ飯の中では、堂々のワーストかもしれないという感想が。
吉田戦車は、創作料理エッセイ「逃避めし」(リンク先感想)で、様々な変わった料理を作っているので、
この「子ランチ」も実際作ってみて、まずいのを確認したのかも??
他に印象に残ったのが団地ともおの木下家定番メニュー「魚まるごとパイ包み」で、
マンガで読んだ時、ともおの家の食卓に「かなり変だけど、パイ皮を使った洒落た物が!!」と
印象に残ってたんですが、これまたまずかったらしく、「あーー、やっぱり木下家の食卓だ」と、
なんとなくホッ(^^;)。
もちろん、まずいものばかり紹介されている訳ではなく、この本で紹介されている料理の
ほとんどは、原作では「怪しそう」でも美味しかったり、原作で美味しそうで、実際作ってみても
美味しかったという料理の方が多いです。
例えば「へうげもの」で、追い詰められた明智光秀が部下に振舞ったという「荒縄の味噌汁」。
芋がらで縄を編むところからチャレンジしていて、確かにこれなら飲んでみたいというものに。
「おいしい関係」の原価2000円の黄金のコンソメスープは、
贅沢な材料を使い、とても手間をかけて作られていて、本気でお相伴にあずかりたい一品。
「ブラック・ジャック」の「ピノコの巨大玉子焼き」や、「明日のジョー」の「減量後の小さいステーキ」
「包丁人味平」の「味平カレー」「ブラックカレー」なんていう、原作ファンなら嬉しい料理もたくさん。
知ってるマンガの料理が出てくるのも楽しいし、作品の大まかな粗筋や、
マンガの中でその料理が作られた背景についての説明も載っているので、
読んだことが無い漫画でも、読みたいなーと思うものがいろいろ。
私は、全国の工事現場をさすらい、現場の作業員達に料理を振る舞って工事を成功に導くという
伝説のコック「ドカコック」というマンガを知り、
今、猛烈に読みたいです!
チーズを横断歩道に見立てたカレー。
完成の合言葉は竣工・・・・・うううう、しびれる~!!!
再現料理は、こちらで見られます。
絶版みたいなので、古本屋を探してる最中。
ただ、材料が手に入りにくかったり、かなり手間がかかっている料理も多く、
作ろうと思える品が少なかった。
見て楽しむのがメインというか。
あっ、でも「アオイホノオ」の一週間経ったパンのはしっこは、冬になったら食べてみようと思った。
原作読んでるけど、サラっと読み流してたよ。
料理でも楽しく、マンガ紹介でも楽しめる、そんな一冊になってます。
お勧め(^-^)ノ。
「マンガ食堂」のサイトに掲載されている記事と、描き下ろしの記事があるようです。
「理系の人々3」よしたに著:「理系の人々」というより、著者の個人的性格色が強くなってる気も(^^;) [本:コミックエッセイ]
「理系の人」ってこんな!ってネタを集めた本。
1巻(リンク先感想)は、なるほど~って思える話も多かったけど、巻が進むにつれ、
「理系の人々」というより、「著者個人はこうだ!」(理屈っぽさ故の行動・負けず嫌い故の行動・・・etc)
ってネタが増えた気が。
2巻からその傾向が見られたので、買うつもりは無かったんだけど、買わなかったら、
この著者の大ファンな息子が、この本を立ち読みできる書店で、
必死にちまちま読んでいるのを見て買ってしまいました。
相変わらず息子は、著者よしたに氏に共感しまくってて・・・将来が怖い(-_-;)。
ついでに、息子は全然理系じゃない。
フィーリングで生きている・・・もう少し人を説得する理屈とか考えてくれ。
「何故?」「何となく」ってばかり答えるなー!!
ちなみに、旦那は理系っぽく、くどくどと理由を述べてくれます。
「やっぱりパンが好き!」山本あり著:パン好きの著者が71種類+αのパンの魅力を語ります♪美味しそうなんだこれが! [本:コミックエッセイ]
7.3点
「パンは美味しい・パンはたのしい・パンはいろいろ・だから、やっぱりパンが好き!」のコンセプトの元、
パンが大好きな著者が、いろいろなベーカリーのパン71種類+αのパンの魅力について紹介した、
コミックエッセイ。
紹介されているパンは、東京23区や東京近郊のものがメインで、地方や取り寄せが一部。
「唯一無二の食感-イタリアンハーブベーグル(コハル※ベーグル)」
「春のお味がつまってます-オリーブと春野菜のケークサレ(アミーンズオーブン)」
「超~~~ソフト系-クリームパン(ポンデザール←倒産しちゃったね・・・)
「唯一無二のペイザンヌパン-森の炭火焼パン(コム・シノワ)」
「ロースト小麦で香ばしい!-アンヌのパン(アルチザン・ブーランジェ・クピド)」
など、よく見かけるタイプのパンでも、その特徴がはっきり紹介されてます。
また「甘くない菓子パン-ルバーブ生姜パン(Lotus Baquette)」
「王冠の名にふさわしいど派手さ-クローンヌ(ムッシュイワン)」
「海と畑が合わさったぁ!-パン・ザ・オルグ(カタネベーカリー)」
「メロンとカレー?-夏メロンコレクションカレー(モンタボー)」
「恐れるでない-ちくわドーナツ鯛みそ味(アンゼリカ)」
「見た目と味のギャップ-炭竹ベリー(パン工房 ブーランジェリーKEN)」←真っ黒なパンらしい
等、「どんな味なの??気になる!!」っていう、そのお店じゃないと買えない
超個性的なパンがたっくさん。
シンプルなパンって、ある程度美味しいお店だと、どこも同じくらい美味しく感じてしまうので
(そんなにパンにはうるさくない)、遠出して買いに行かなくてもいいや・・って思っちゃうんだけど、
この本は個性的なパンが多いし、よくあるタイプのパンでも、その特徴がはっきり書いてあるので、
「わーー、買いに行きたい!食べてみたい!」って思うのが、幾つもありました。
それに、美味しそうなパンのイラスト、天に登るほどに美味しそうに幸せそうに食べる著者達の姿、
「小麦の香りがブワーっとパンから飛び出る」なんていうマンガならではの演出、
パンの美味しそうなイラストなど、コミックエッセイの良さがすごく生かされていて、
読むと、すっごく食べたくなります。
巻末にはパンの種類が世界一多い国、ドイツ訪問記も。
これもドイツのパン・パン・パン、パンにあふれた内容。
ドイツのその辺の街角の屋台で売ってる、ドイツパンに、焼いたソーセージを挟んだのって、
安いのにむちゃくちゃ美味しいんですよね~O(≧▽≦)Oうー、食べたいっ!
まるごと一冊、パンの美味しさが詰まった本でした(*^.^*)。
首都圏のパンがメインなので、関東近辺在住の人向けではあるけど、
読むだけでも楽しめます(食べられないと欲求不満がたまる人は注意(^^;))。
「パンは美味しい・パンはたのしい・パンはいろいろ・だから、やっぱりパンが好き!」のコンセプトの元、
パンが大好きな著者が、いろいろなベーカリーのパン71種類+αのパンの魅力について紹介した、
コミックエッセイ。
紹介されているパンは、東京23区や東京近郊のものがメインで、地方や取り寄せが一部。
「唯一無二の食感-イタリアンハーブベーグル(コハル※ベーグル)」
「春のお味がつまってます-オリーブと春野菜のケークサレ(アミーンズオーブン)」
「超~~~ソフト系-クリームパン(ポンデザール←倒産しちゃったね・・・)
「唯一無二のペイザンヌパン-森の炭火焼パン(コム・シノワ)」
「ロースト小麦で香ばしい!-アンヌのパン(アルチザン・ブーランジェ・クピド)」
など、よく見かけるタイプのパンでも、その特徴がはっきり紹介されてます。
また「甘くない菓子パン-ルバーブ生姜パン(Lotus Baquette)」
「王冠の名にふさわしいど派手さ-クローンヌ(ムッシュイワン)」
「海と畑が合わさったぁ!-パン・ザ・オルグ(カタネベーカリー)」
「メロンとカレー?-夏メロンコレクションカレー(モンタボー)」
「恐れるでない-ちくわドーナツ鯛みそ味(アンゼリカ)」
「見た目と味のギャップ-炭竹ベリー(パン工房 ブーランジェリーKEN)」←真っ黒なパンらしい
等、「どんな味なの??気になる!!」っていう、そのお店じゃないと買えない
超個性的なパンがたっくさん。
シンプルなパンって、ある程度美味しいお店だと、どこも同じくらい美味しく感じてしまうので
(そんなにパンにはうるさくない)、遠出して買いに行かなくてもいいや・・って思っちゃうんだけど、
この本は個性的なパンが多いし、よくあるタイプのパンでも、その特徴がはっきり書いてあるので、
「わーー、買いに行きたい!食べてみたい!」って思うのが、幾つもありました。
それに、美味しそうなパンのイラスト、天に登るほどに美味しそうに幸せそうに食べる著者達の姿、
「小麦の香りがブワーっとパンから飛び出る」なんていうマンガならではの演出、
パンの美味しそうなイラストなど、コミックエッセイの良さがすごく生かされていて、
読むと、すっごく食べたくなります。
巻末にはパンの種類が世界一多い国、ドイツ訪問記も。
これもドイツのパン・パン・パン、パンにあふれた内容。
ドイツのその辺の街角の屋台で売ってる、ドイツパンに、焼いたソーセージを挟んだのって、
安いのにむちゃくちゃ美味しいんですよね~O(≧▽≦)Oうー、食べたいっ!
まるごと一冊、パンの美味しさが詰まった本でした(*^.^*)。
首都圏のパンがメインなので、関東近辺在住の人向けではあるけど、
読むだけでも楽しめます(食べられないと欲求不満がたまる人は注意(^^;))。
「わたし、公僕でがんばってました」古林 海月著:地方公務員の仕事を描いたコミックエッセイ・・マンガに魅力がない [本:コミックエッセイ]
4点
10年ほど前、H県で県職員として働いていた著者が、その時の事を描いたコミックエッセイ。
「公務員は、楽だ楽だと言われているけど、そんなことないんだよ」って事がテーマ。
確かに、公務員が全員暇じゃないというのはわかったし(前から知ってるけど)、
著者が仕事を辞めるきっかけになったケースワーカーの仕事はすっごく大変そうだと思った。
しかし、仕事をしない人・できない人がそのまま放置されてる現状など、公務員の抱える問題に関して、
批判する事もなく(単に事実として述べてあるのみ)、社会的な視点から考察せず、
著者の苦労話の羅列と、公務員トリビア本になってしまっているのが残念。
まぁ、「苦労話と公務員トリビア」が面白ければ、それはそれでいいんだけど、
絵も展開も地味で、ギャグ部分もつまらなく・・と、「まんがの技量不足やセンス」が一番問題。
公務員の仕事に興味がある・・・って人、公務員になりたい人向けかなぁ。
10年ほど前、H県で県職員として働いていた著者が、その時の事を描いたコミックエッセイ。
「公務員は、楽だ楽だと言われているけど、そんなことないんだよ」って事がテーマ。
確かに、公務員が全員暇じゃないというのはわかったし(前から知ってるけど)、
著者が仕事を辞めるきっかけになったケースワーカーの仕事はすっごく大変そうだと思った。
しかし、仕事をしない人・できない人がそのまま放置されてる現状など、公務員の抱える問題に関して、
批判する事もなく(単に事実として述べてあるのみ)、社会的な視点から考察せず、
著者の苦労話の羅列と、公務員トリビア本になってしまっているのが残念。
まぁ、「苦労話と公務員トリビア」が面白ければ、それはそれでいいんだけど、
絵も展開も地味で、ギャグ部分もつまらなく・・と、「まんがの技量不足やセンス」が一番問題。
公務員の仕事に興味がある・・・って人、公務員になりたい人向けかなぁ。
「東京おさぼりスポット探検隊」「日常茶飯語」べつやくれい著:脱力系の不思議なセンスが楽しい♪ [本:コミックエッセイ]
7.3点
7.5点
脱力系な不思議なセンスがとてもいいべつやくれいのコミックエッセイ2冊。
創作スイーツ「バカスイーツ」や、無意味過ぎる事に次々に挑戦する「ココロミくん」では、
すごく器用なところがあるのがわかるのも、意外性があって面白い。
「東京おさぼりスポット探検隊」は、山手線沿いにある、
仕事をサボってのんびりできるスポットを紹介した本。
自販機でジュースを買ってぼーっとできる場所、ちょっとお金がかかるけど快適に過ごせる場所、
とにかく座れる場所、いろいろ紹介されてます。
東京駅の「JAXAi」は宇宙航空研究開発機構の施設で、
本物のロケットの展示などもあるようで行きたい!と思ったんだけど、
2010年に閉館してた・・・残念(>_<)。
八重洲の旅の図書館、日比谷公園、新橋の愛宕神社、大塚のバッティングセンター、
日暮里の駄菓子問屋、東京ミッドタウン・・・マイナーな場所からメジャーな場所までいろいろ。
万人向けのスポットというより、著者の嗜好に合い時間つぶしが出来る場所が
網羅されてるって感じですが(笑)。
飲食店などの紹介もあります。
2年前の本なので、現在は変わってしまっている部分があるかもしれないので、
「情報を得る」という目的だけだと厳しいけど、べつやくれいの不思議な感性を楽しむ+情報も得られる
と思って読めば、とってもいい♪
楽しめました(*^.^*)。
--------------------------------------------------------------------------------------------
「日常茶飯語」は、「とり憑く暇も無い」「虎の衣を借る狐」など、よくある言い間違いを
集めた本なんだけど、言い間違いの方にまで、無理やり解説をつけてるのが面白い!
「自( )自賛」の( )に入るのは、画・我・蛾と三択になっており、「自画自賛」は普通の解説だけど、
「自我自賛」は「自画ではなく、自分自身を絶賛、絵を褒めるどころの騒ぎではない」、
「自蛾自賛」に至っては「自分の飼い蛾を絶賛。しかし、そもそも蛾を飼ってることがどうかしている」と
バッサリ。
どんな言い間違いにも、かなり強引な解説がついてて笑えます。
ショックだったのは、息子にこの問題をやらせたら「自我自賛」を選んだ事・・・_| ̄|○。
この本、息子に読ませようか悩み中。
なぜなら、間違った方を覚えそうだから・・。
以前「これは面白いけど、絶対間違いだからね!!!!」と念押ししたにも関わらず、
「間違ってる事」を覚えてたことがあったし(-_-;)。
でも、自分自身はすごく楽しんで読めました(*^.^*)。
べつやくれいのセンスが好きなら、とても面白く読めると思います♪
7.5点
脱力系な不思議なセンスがとてもいいべつやくれいのコミックエッセイ2冊。
創作スイーツ「バカスイーツ」や、無意味過ぎる事に次々に挑戦する「ココロミくん」では、
すごく器用なところがあるのがわかるのも、意外性があって面白い。
「東京おさぼりスポット探検隊」は、山手線沿いにある、
仕事をサボってのんびりできるスポットを紹介した本。
自販機でジュースを買ってぼーっとできる場所、ちょっとお金がかかるけど快適に過ごせる場所、
とにかく座れる場所、いろいろ紹介されてます。
東京駅の「JAXAi」は宇宙航空研究開発機構の施設で、
本物のロケットの展示などもあるようで行きたい!と思ったんだけど、
2010年に閉館してた・・・残念(>_<)。
八重洲の旅の図書館、日比谷公園、新橋の愛宕神社、大塚のバッティングセンター、
日暮里の駄菓子問屋、東京ミッドタウン・・・マイナーな場所からメジャーな場所までいろいろ。
万人向けのスポットというより、著者の嗜好に合い時間つぶしが出来る場所が
網羅されてるって感じですが(笑)。
飲食店などの紹介もあります。
2年前の本なので、現在は変わってしまっている部分があるかもしれないので、
「情報を得る」という目的だけだと厳しいけど、べつやくれいの不思議な感性を楽しむ+情報も得られる
と思って読めば、とってもいい♪
楽しめました(*^.^*)。
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「日常茶飯語」は、「とり憑く暇も無い」「虎の衣を借る狐」など、よくある言い間違いを
集めた本なんだけど、言い間違いの方にまで、無理やり解説をつけてるのが面白い!
「自( )自賛」の( )に入るのは、画・我・蛾と三択になっており、「自画自賛」は普通の解説だけど、
「自我自賛」は「自画ではなく、自分自身を絶賛、絵を褒めるどころの騒ぎではない」、
「自蛾自賛」に至っては「自分の飼い蛾を絶賛。しかし、そもそも蛾を飼ってることがどうかしている」と
バッサリ。
どんな言い間違いにも、かなり強引な解説がついてて笑えます。
ショックだったのは、息子にこの問題をやらせたら「自我自賛」を選んだ事・・・_| ̄|○。
この本、息子に読ませようか悩み中。
なぜなら、間違った方を覚えそうだから・・。
以前「これは面白いけど、絶対間違いだからね!!!!」と念押ししたにも関わらず、
「間違ってる事」を覚えてたことがあったし(-_-;)。
でも、自分自身はすごく楽しんで読めました(*^.^*)。
べつやくれいのセンスが好きなら、とても面白く読めると思います♪
「のほほん風呂-おうちでカンタン季節の湯」たかぎなおこ著:牛乳風呂、緑茶風呂・・etc.カンタンに試せるお風呂いろいろ [本:コミックエッセイ]
7点
「家にあるものでカンタンにいろいろなお風呂を楽しみたい!」というコンセプトで描かれた、
たかぎなおこのコミックエッセイ。
たかぎなおこらしい、ほのぼの感にあふれた一冊。
ワイン風呂、日本酒風呂、緑茶風呂、紅茶風呂、酢風呂、ハチミツ風呂など液体を入れた風呂、
よもぎ風呂、わかめ風呂、塩風呂、みかん風呂、米ぬか風呂などのものを使った風呂、
など、いろんなお風呂について、その方法と、著者が実際試した感想が、
各項目、4ページほどで紹介されてます。
詳しい効能とか、その科学的解説なんてのは、ほとんど無く、「お肌がすべすべになった気が」
と、著者の主観メインで語られているので、「本当に効果あるのかな??」って
思えたりしますが、あっさりな分、とても読みやすい。
牛乳風呂から上がった後、体から出る牛乳臭に苦しんだり、
桜の花びらを浮かべたさくら風呂では、桜の花びらを集めるのも大変、掃除も大変で苦労したり、
その辺にはえているヨモギを使ったお風呂が著者の周囲の人にも好評だったり、
「これはやらないほうがいいんだ」「カンタンだしよさそう♪」とか、面白く読めました。
他に「足湯」「手湯」「二日酔い解消法」なども載ってます。
うおおおおーーーと思ったのは著者のお風呂の思い出を描いたいくつかの話の中の
「たまごシャンプー」の話。
子どもの頃、少女まんがで、ものすごく髪の毛のキレイな子が、「たまごでシャンプーしてるから」
って言うのを読んだ著者が、たまごシャンプーを実際に試す話なんですが、
このたまごシャンプーの少女まんが、私も読んでたし、私も憧れた!!
ただ、著者のような行動力は無く、実際にはやらなかったけど。
著者の実体験からは、やらなくて正解だったみたいですが、あまりの懐かしさに感動!
きっと、この少女まんがを読んで、たまごシャンプーを試した女の子は、全国にいっぱいいるのかも。
当時、少女まんがの代表格だった「なかよし」(キャンディー・キャンディーブームの頃)
に載ってたと思うし(今、検索してみたら、試して大変な事になった人が続出してたらしい(^^;))。
入浴剤などが好きな人は、読んでみると楽しめると思います♪
「家にあるものでカンタンにいろいろなお風呂を楽しみたい!」というコンセプトで描かれた、
たかぎなおこのコミックエッセイ。
たかぎなおこらしい、ほのぼの感にあふれた一冊。
ワイン風呂、日本酒風呂、緑茶風呂、紅茶風呂、酢風呂、ハチミツ風呂など液体を入れた風呂、
よもぎ風呂、わかめ風呂、塩風呂、みかん風呂、米ぬか風呂などのものを使った風呂、
など、いろんなお風呂について、その方法と、著者が実際試した感想が、
各項目、4ページほどで紹介されてます。
詳しい効能とか、その科学的解説なんてのは、ほとんど無く、「お肌がすべすべになった気が」
と、著者の主観メインで語られているので、「本当に効果あるのかな??」って
思えたりしますが、あっさりな分、とても読みやすい。
牛乳風呂から上がった後、体から出る牛乳臭に苦しんだり、
桜の花びらを浮かべたさくら風呂では、桜の花びらを集めるのも大変、掃除も大変で苦労したり、
その辺にはえているヨモギを使ったお風呂が著者の周囲の人にも好評だったり、
「これはやらないほうがいいんだ」「カンタンだしよさそう♪」とか、面白く読めました。
他に「足湯」「手湯」「二日酔い解消法」なども載ってます。
うおおおおーーーと思ったのは著者のお風呂の思い出を描いたいくつかの話の中の
「たまごシャンプー」の話。
子どもの頃、少女まんがで、ものすごく髪の毛のキレイな子が、「たまごでシャンプーしてるから」
って言うのを読んだ著者が、たまごシャンプーを実際に試す話なんですが、
このたまごシャンプーの少女まんが、私も読んでたし、私も憧れた!!
ただ、著者のような行動力は無く、実際にはやらなかったけど。
著者の実体験からは、やらなくて正解だったみたいですが、あまりの懐かしさに感動!
きっと、この少女まんがを読んで、たまごシャンプーを試した女の子は、全国にいっぱいいるのかも。
当時、少女まんがの代表格だった「なかよし」(キャンディー・キャンディーブームの頃)
に載ってたと思うし(今、検索してみたら、試して大変な事になった人が続出してたらしい(^^;))。
入浴剤などが好きな人は、読んでみると楽しめると思います♪
「ぼくの体はツーアウト2巻」よしたに著:著者の体当たり体験が泣けるコミックエッセイ! [本:コミックエッセイ]
ぼくの体はツーアウト(2) (愛蔵版コミックス) (ビジネスジャンプ愛蔵版コミックス)
- 作者: よしたに
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/06
- メディア: コミック
30代前半にして、糖尿病リスクが非常に高まる、「高コレステロール」「高尿酸」「高血糖」の内の
2冠を達成した著者が、健康な体になるべくいろいろチャレンジするコミックエッセイ
「ぼくの体はツーアウト」の2巻が出ました!
1巻(リンク先感想)で語られる著者の「自分の体の事は自分が一番わかる!どこも悪くない」ってのは、
生活習慣の問題を指摘された男性がよく思う事じゃないだろうか(^^;)。
著者のよしたに氏には、他に「ぼく、オタリーマン。」「理系の人々」(リンク先感想)
などの著作があるけど、嫌がりながらもいろいろチャレンジしているこのシリーズが一番好き♪
「ぼく、オタリーマン。」は、著者のあまりにもネガティブで内向的な気持ちに、共感できないんだけど、
息子が共感しまくってて怖い(-_-;)←息子が好きなので一応買って家にある。
今回は、痩身エステ、通販でフィットネスバイク購入、置き換えダイエット、スポーツジム&ピラティス、
ウォーキング、加圧トレーニングなどにチャレンジ。
直接健康には関わらないけど、髪の毛を気にして、頭皮チェックにもチャレンジ。
また「メンタルクリニック」にも行ってます。
健康面では、女性でもダイエットの参考になるものがいくつか。
痩身エステの勧誘は、エステの体験に行こうか悩んでいる人には、読むとすごく参考になります。
この本で描かれている流れで勧誘されたら、断るの難しいだろうなーと思った。
頭皮チェックは、著者一人ではなく、かなりハ●化が進んでいる友人も同行しているので、
「まだ進行してないけど抜け毛が気になる人」「かなり進行してしまっている人」どちらにも♪
「度合い」によって、金額も大きく違います。
「希望」って大切だなーと思ったけど、悲しくもあると思った(^_^;)。
「メンタルクリニック」は、「夜眠れない」「ヤケ酒飲む」「ベランダから飛び降りることを考える」・・
という状況の著者が、編集さんに「心療内科」に無理やり行かされる話。
心療内科って、思ったより敷居が低い、ちょっと最近ストレスが溜まってる気が・・ぐらいでも
行って大丈夫なんだなと思った。
最近、落ち込み気味、ストレス溜まり気味って人が読むと、対処法で参考になるものも。
「コーヒー一リットルで浣腸」にチャレンジしてる一巻ほどの体当たりは無かったけど、
実用性もあり、楽しく読めるのでお勧め(^-^)ノ。
「まんが親」吉田戦車著:育児コミックエッセイ。奥さん伊藤理佐の「おかあさんの扉」も出てます [本:コミックエッセイ]
6点
伊藤理佐と結婚した吉田戦車の育児コミックエッセイ。
伊藤理佐の育児コミックエッセイ「おかあさんの扉」(リンク先感想)が面白かったので、
「同じ出来事」を吉田戦車はどんな捉え方をしているんだろう・・と思って買いました。
「同じ出来事」を別の視点で見るのって面白いし。
でも、「同じ出来事」を取り上げているものは少なく、そういう意味では期待外れ。
伊藤理佐が、我が子のちょっとした行動や子どものやった笑える行動を描き、
それに対して、彼女らしいツッコミを入れているのと違い、
この本は、吉田戦車が自分自身の育児の様子や子どもに対する接し方、考察、
スタンスを語っている本・・・って感じがした。
伊藤理佐のコミックエッセイはすごく好きだし、「おかあさんの扉」もとても面白かったのもあり、
「伊藤理佐が描く自分・子ども・吉田戦車」のイメージが強すぎ、
「吉田戦車の描く自分・子ども・伊藤理佐」への違和感が大きすぎ、いまいち楽しめず。
吉田戦車ファンなら楽しめるのかも。
伊藤理佐と結婚した吉田戦車の育児コミックエッセイ。
伊藤理佐の育児コミックエッセイ「おかあさんの扉」(リンク先感想)が面白かったので、
「同じ出来事」を吉田戦車はどんな捉え方をしているんだろう・・と思って買いました。
「同じ出来事」を別の視点で見るのって面白いし。
でも、「同じ出来事」を取り上げているものは少なく、そういう意味では期待外れ。
伊藤理佐が、我が子のちょっとした行動や子どものやった笑える行動を描き、
それに対して、彼女らしいツッコミを入れているのと違い、
この本は、吉田戦車が自分自身の育児の様子や子どもに対する接し方、考察、
スタンスを語っている本・・・って感じがした。
伊藤理佐のコミックエッセイはすごく好きだし、「おかあさんの扉」もとても面白かったのもあり、
「伊藤理佐が描く自分・子ども・吉田戦車」のイメージが強すぎ、
「吉田戦車の描く自分・子ども・伊藤理佐」への違和感が大きすぎ、いまいち楽しめず。
吉田戦車ファンなら楽しめるのかも。
「ぷりっつさん1巻」松本ぷりっつ著:「うちの3姉妹」の続編ではあるけど、薄い感あり [本:コミックエッセイ]
6点
著者の3人の娘を描いた「うちの3姉妹」(リンク先感想)は、3人の個性がとても面白く、
自分の育児が終わった後でも楽しんで読めた、珍しい育児コミックエッセイだった。
「うちの3姉妹」がそれを連載していたブログとともに終わり、その後公式ブログになった
「おっぺけですけどいいでそべつに。」で描かれたものと、
描きおろしが載っているのがこの本「ぷりっつさん」。
内容は、3姉妹と、著者が飼っている犬・猫のエピソード。
3姉妹ネタの方は、相変わらず面白いけど、犬・猫ネタの方は、
「犬or猫飼ってて犬or猫マンガならなんでも読みたい!」人向けのよくある、
ペット系コミックエッセイで、イマイチ面白く無い。
1/3ぐらいがペットネタなので、なんか内容が薄い感じが・・・。
買わなくても良かったなー。
著者の3人の娘を描いた「うちの3姉妹」(リンク先感想)は、3人の個性がとても面白く、
自分の育児が終わった後でも楽しんで読めた、珍しい育児コミックエッセイだった。
「うちの3姉妹」がそれを連載していたブログとともに終わり、その後公式ブログになった
「おっぺけですけどいいでそべつに。」で描かれたものと、
描きおろしが載っているのがこの本「ぷりっつさん」。
内容は、3姉妹と、著者が飼っている犬・猫のエピソード。
3姉妹ネタの方は、相変わらず面白いけど、犬・猫ネタの方は、
「犬or猫飼ってて犬or猫マンガならなんでも読みたい!」人向けのよくある、
ペット系コミックエッセイで、イマイチ面白く無い。
1/3ぐらいがペットネタなので、なんか内容が薄い感じが・・・。
買わなくても良かったなー。
「つげ式貧遊術」柘植文著:少ないお金で楽しく遊ぼうがコンセプトのコミックエッセイ♪ [本:コミックエッセイ]
7.5点
「ノンストップ おヨメ道」「柘植文のつつウラウラまんきツアー」などもそうだけど、
テンションが低くヤル気があまり感じられない体験ルポがいい味を出している
柘植文の体験ルポコミックエッセイ。
この本は、「少ないお金で楽しく遊ぼう」をコンセプトにいろいろ紹介しています。
「NHKのスタジオパーク」(時代劇・寅さんなどの舞台セットが見られたり、
「スタジオパークからこんにちは」の観覧ができたりして200円と安い)、
「大学の学園祭(名前は伏せてあるけど首都大学っぽい)」「国立印刷局」(お金を作ってる)
「ANA機体整備工場見学」「浅草銀座間の神社などにお参りする開運ツアー」
「巨大広島風お好み完食チャレンジ」「青梅で渓流釣り」「ポーカーリーグに挑戦」
「国会議事堂見学」「ガイガーカウンターを買ってお金探し」「日本一安い遊園地訪問」
「安い席で相撲を見る」「屋形船でもんじゃ食べ放題」「芋掘り」「韓国気分を安く満喫新大久保ツアー」
・・・・etc。
本気で安くてお得♪と思えるもの、ガイガーカウンター(お金ほとんど見つからず)・
日本一安い遊園地(交通費の方がかかってる)のように無駄遣いにしかなってないもの、
「ポーカーリーグ」のように目新しく面白そうなもの、お金はあまりかかってないけど大変そうな
もの・・・と、バリエーション豊か♪
「興味のないものは適当~。テンション低~」な著者だけに、著者が「面白い!」
と思ったものは、「ガイドブック的褒め方」ではなく、本当に面白いんじゃないかと思えるのもいい。
この本で紹介されてた千葉県船橋にある詰め放題イベントがあるスーパー「てらおストア」は
本当にお得で、近い人が羨ましい。
「東京都薬用植物園」の「山菜と毒草の見分け方」イベントは行きたいと思った。
紹介されている場所やイベント自体に興味が無くても、柘植文独自のなげやりな脱力系視点や、
成り行き任せな態度(さつま芋嫌いなのに、さつま芋堀りに行くとか)が好きなら、楽しめます♪
「ノンストップ おヨメ道」「柘植文のつつウラウラまんきツアー」などもそうだけど、
テンションが低くヤル気があまり感じられない体験ルポがいい味を出している
柘植文の体験ルポコミックエッセイ。
この本は、「少ないお金で楽しく遊ぼう」をコンセプトにいろいろ紹介しています。
「NHKのスタジオパーク」(時代劇・寅さんなどの舞台セットが見られたり、
「スタジオパークからこんにちは」の観覧ができたりして200円と安い)、
「大学の学園祭(名前は伏せてあるけど首都大学っぽい)」「国立印刷局」(お金を作ってる)
「ANA機体整備工場見学」「浅草銀座間の神社などにお参りする開運ツアー」
「巨大広島風お好み完食チャレンジ」「青梅で渓流釣り」「ポーカーリーグに挑戦」
「国会議事堂見学」「ガイガーカウンターを買ってお金探し」「日本一安い遊園地訪問」
「安い席で相撲を見る」「屋形船でもんじゃ食べ放題」「芋掘り」「韓国気分を安く満喫新大久保ツアー」
・・・・etc。
本気で安くてお得♪と思えるもの、ガイガーカウンター(お金ほとんど見つからず)・
日本一安い遊園地(交通費の方がかかってる)のように無駄遣いにしかなってないもの、
「ポーカーリーグ」のように目新しく面白そうなもの、お金はあまりかかってないけど大変そうな
もの・・・と、バリエーション豊か♪
「興味のないものは適当~。テンション低~」な著者だけに、著者が「面白い!」
と思ったものは、「ガイドブック的褒め方」ではなく、本当に面白いんじゃないかと思えるのもいい。
この本で紹介されてた千葉県船橋にある詰め放題イベントがあるスーパー「てらおストア」は
本当にお得で、近い人が羨ましい。
「東京都薬用植物園」の「山菜と毒草の見分け方」イベントは行きたいと思った。
紹介されている場所やイベント自体に興味が無くても、柘植文独自のなげやりな脱力系視点や、
成り行き任せな態度(さつま芋嫌いなのに、さつま芋堀りに行くとか)が好きなら、楽しめます♪
「日本人の知らない日本語3 祝!卒業編」蛇蔵&海野凪子著:最初ほどの面白さは無かったけど楽しめた♪ [本:コミックエッセイ]
7.5点
日本語学校を舞台に、世界の常識はあまりにも様々!!と実感できるカルチャーギャップの話や、
外国人がやりがちな勘違い、あまりにも個性的過ぎる日本語学校の生徒達、
そして日本人すらよくわかっていない日本語の決まりなどについて書かれた、
面白くてためになるコミックエッセイ第3弾!
相変わらず個性的な生徒達、笑える日本語の勘違い・言い間違い、当たっているけど変な日本語
(トイレを「はばかり」とか)などのエピソード満載。
1巻を読んだ時ほどの笑激は無かったけど、楽しめました♪
まだ読んでいない人は、1巻から手に取るのがお勧め(^-^)ノ。
巻末には袋とじで「ヨーロッパ編(ヨーロッパで日本語を学んでいる人を訪ねる)」が載ってます。
ダ・ヴィンチの6月号から「日本人の知らない日本語inヨーロッパ(特別編)」が連載されるようです。
日本語学校を舞台に、世界の常識はあまりにも様々!!と実感できるカルチャーギャップの話や、
外国人がやりがちな勘違い、あまりにも個性的過ぎる日本語学校の生徒達、
そして日本人すらよくわかっていない日本語の決まりなどについて書かれた、
面白くてためになるコミックエッセイ第3弾!
相変わらず個性的な生徒達、笑える日本語の勘違い・言い間違い、当たっているけど変な日本語
(トイレを「はばかり」とか)などのエピソード満載。
1巻を読んだ時ほどの笑激は無かったけど、楽しめました♪
まだ読んでいない人は、1巻から手に取るのがお勧め(^-^)ノ。
巻末には袋とじで「ヨーロッパ編(ヨーロッパで日本語を学んでいる人を訪ねる)」が載ってます。
ダ・ヴィンチの6月号から「日本人の知らない日本語inヨーロッパ(特別編)」が連載されるようです。
「おかあさんの扉」伊藤理佐著:伊藤理佐らしい独自の視点の育児エッセイ!吉田戦車もいい味だしてる♪ [本:コミックエッセイ]
7.8点
吉田戦車と結婚し、女の子を産んだ伊藤理佐がオレンジページで連載している育児コミックエッセイ。
週刊文春の巻末でも育児関係ネタが多い一コマ漫画(「おんなの窓」)を連載中で、
それと雰囲気は同じだけど、4コマ漫画になってるコチラのほうが面白いっ!
育児コミックエッセイは、共感できるネタが多いけど、この本、そういうのがほとんど無いのも凄い。
伊藤理佐・・・・というか、伊藤理佐・吉田戦車夫婦独自の視点で語られている。
ちょっとした事に「家の子天才!!」って思ってしまうことはよくあるネタだけど、
その後の吉田戦車の冷静な対応のオチが効いてたり、
「初めて座った!」というネタも、夫婦で検討してて、微妙に変。
「初めて障子を足で破った!」とか、「初めてネギを手で折った!」とか、
初めてネタが多すぎて疲れ果てる夫婦とか、子供がエプロンを嫌がって外した後、
自分でそのエプロン(子供用)をして、嫌な顔まで真似する伊藤理佐(でもこれがオチじゃない(^^;))
とか・・・・、とにかく、読まないとわからない独自の味わいがある、伊藤理佐&吉田戦車夫婦の、
子育て育児エッセイになってます。
オレンジページらしくない下ネタも多少あって、「オレンジページっぽくしなければ」と
焦ってたりもするし(^^;)(「マグロな女の人っぽい」・・・とか確かにオレンジページではない)。
コミックエッセイを描いてる(描いてなくても)漫画家さんが出産すると、
育児コミックエッセイを出すのはよくあること。
伊藤理佐も出すんだろうなーと予想はしてたけど、期待以上に面白かった。
多くの育児コミックエッセイは、子供の行動の面白さが前面に出てるけど、
この本は、伊藤理佐の視点、自分・夫・他人へのツッコミが面白いのも新鮮♪
鋭くて、自虐的、トホホ感満載だった「おんなの窓」や「女のはしょり道」(リンク先感想)と
同じようなテイストなので、それら2作が好きな人に、すごくお勧め(^-^)ノ。
吉田戦車と結婚し、女の子を産んだ伊藤理佐がオレンジページで連載している育児コミックエッセイ。
週刊文春の巻末でも育児関係ネタが多い一コマ漫画(「おんなの窓」)を連載中で、
それと雰囲気は同じだけど、4コマ漫画になってるコチラのほうが面白いっ!
育児コミックエッセイは、共感できるネタが多いけど、この本、そういうのがほとんど無いのも凄い。
伊藤理佐・・・・というか、伊藤理佐・吉田戦車夫婦独自の視点で語られている。
ちょっとした事に「家の子天才!!」って思ってしまうことはよくあるネタだけど、
その後の吉田戦車の冷静な対応のオチが効いてたり、
「初めて座った!」というネタも、夫婦で検討してて、微妙に変。
「初めて障子を足で破った!」とか、「初めてネギを手で折った!」とか、
初めてネタが多すぎて疲れ果てる夫婦とか、子供がエプロンを嫌がって外した後、
自分でそのエプロン(子供用)をして、嫌な顔まで真似する伊藤理佐(でもこれがオチじゃない(^^;))
とか・・・・、とにかく、読まないとわからない独自の味わいがある、伊藤理佐&吉田戦車夫婦の、
子育て育児エッセイになってます。
オレンジページらしくない下ネタも多少あって、「オレンジページっぽくしなければ」と
焦ってたりもするし(^^;)(「マグロな女の人っぽい」・・・とか確かにオレンジページではない)。
コミックエッセイを描いてる(描いてなくても)漫画家さんが出産すると、
育児コミックエッセイを出すのはよくあること。
伊藤理佐も出すんだろうなーと予想はしてたけど、期待以上に面白かった。
多くの育児コミックエッセイは、子供の行動の面白さが前面に出てるけど、
この本は、伊藤理佐の視点、自分・夫・他人へのツッコミが面白いのも新鮮♪
鋭くて、自虐的、トホホ感満載だった「おんなの窓」や「女のはしょり道」(リンク先感想)と
同じようなテイストなので、それら2作が好きな人に、すごくお勧め(^-^)ノ。
「百姓貴族2巻」荒川弘著:やっとでたー!抱腹絶倒、農業の伝道書! [本:コミックエッセイ]
8.3点
酪農家の家庭に育った「鋼の錬金術師」の作者が描く、北海道の農業・酪農コミックエッセイ
「百姓貴族」の2巻が出ました~O(≧▽≦)O!!!
一巻(リンク先感想)を読んでから、ずーーっとずーーっと2巻の発売を待ってたので、嬉しい~!
現在週刊少年サンデーで北海道の農業高校を舞台にした「銀の匙」を連載しているせいか、
1巻ではたくさん取り上げられてた「農業高校」のとんでもないエピソードの数々が
無かったのは残念だけど、それでも、「北海道の農業の常識は、普通とは大きく大きくかけ離れている」
「荒川弘のお父さんはすごすぎ」「先祖もすごすぎ」「北海道の開拓民の苦労は死ぬほどすごすぎ」
(羆が開拓民の村を襲って、何人もの人が犠牲になった事件
「熊嵐」-リンク先感想-を読んでもわかるけど)、
「牛の種付けは悲しすぎ」「牛の角切りは痛すぎ」・・・・と、盛りだくさんな内容が、
面白おかしく書いてあります。
さすがに、1巻に比べると、ネタの濃さは薄まってますが、それでも楽しめました♪
1巻を面白いと思った人は是非、そうじゃない人も、2巻発売を機に、手にとってみてください♪
この本、私の周囲では、一番伝道率(人から人へ広まってる率)が高いです。
それぐらい面白い!!
現在週刊少年サンデーで連載中の農業高校を舞台にした「銀の匙 Silver Spoon」は、
最初、絵が地味でどうかなーと思ったんだけど、さすが荒川弘!
地味だけど、いい味がジワジワでていて、面白いです♪
作中で作ってたベーコンは超絶に旨そう!
かわいがって育てた仔豚をベーコンにするというくだりは、ちょっと切なかったけど。
酪農家の家庭に育った「鋼の錬金術師」の作者が描く、北海道の農業・酪農コミックエッセイ
「百姓貴族」の2巻が出ました~O(≧▽≦)O!!!
一巻(リンク先感想)を読んでから、ずーーっとずーーっと2巻の発売を待ってたので、嬉しい~!
現在週刊少年サンデーで北海道の農業高校を舞台にした「銀の匙」を連載しているせいか、
1巻ではたくさん取り上げられてた「農業高校」のとんでもないエピソードの数々が
無かったのは残念だけど、それでも、「北海道の農業の常識は、普通とは大きく大きくかけ離れている」
「荒川弘のお父さんはすごすぎ」「先祖もすごすぎ」「北海道の開拓民の苦労は死ぬほどすごすぎ」
(羆が開拓民の村を襲って、何人もの人が犠牲になった事件
「熊嵐」-リンク先感想-を読んでもわかるけど)、
「牛の種付けは悲しすぎ」「牛の角切りは痛すぎ」・・・・と、盛りだくさんな内容が、
面白おかしく書いてあります。
さすがに、1巻に比べると、ネタの濃さは薄まってますが、それでも楽しめました♪
1巻を面白いと思った人は是非、そうじゃない人も、2巻発売を機に、手にとってみてください♪
この本、私の周囲では、一番伝道率(人から人へ広まってる率)が高いです。
それぐらい面白い!!
現在週刊少年サンデーで連載中の農業高校を舞台にした「銀の匙 Silver Spoon」は、
最初、絵が地味でどうかなーと思ったんだけど、さすが荒川弘!
地味だけど、いい味がジワジワでていて、面白いです♪
作中で作ってたベーコンは超絶に旨そう!
かわいがって育てた仔豚をベーコンにするというくだりは、ちょっと切なかったけど。
「しぶちん京都」グレゴリ青山著:京都の「しぶちん」「いけず」「学生生活」いろいろわかるコミックエッセイ [本:コミックエッセイ]
7.3点
京都で生まれ育った著者が描く、京都人の特徴がよくわかるコミックエッセイ。
他に「ナマの京都」や、ガイドブックとしても役立ちそうな「ねうちもん京都」なども出ています。
しぶちんとは、「ケチ」の事だけど、京都の「しぶちん」は、単なるケチとは違った、
奥深い何かがあるのが、この本を読むとよくわかる。
歴史が古く、古い街並や物が残っている京都だけど、それも「しぶちん」ゆえ。
古いものをいかによく見せるか、知恵を絞る、節約大好きなのが京都人だという。
買い物も、どれだけ安くても吟味に吟味を重ね、人から貰ったものは上手に使う。
ただ、タイトルにある「しぶちん」より、京都の「いけず」の話の方が、相変わらず怖いし、笑える。
観光客が着物を着ているのを、京都人がどう見るかというと、
「京都で着物どすか~、えらい勇気どすな~。
着物にうるさい京都人もよーけいてはるのに、嗤われても知りませんえ~」だそうだ(^^;)。
著者は学生時代のバイト先で、出汁の取り方を知らないと言ったら
「味噌汁なんか自分で作らんでもいいようなええとこの家に嫁に行ったらいいんやし」
でもその後に
「せやけどな、ダシのとり方も知らんかったら、その家の人から嗤われるえ~」
とのいけずを受けたという(^^;)。
「嗤われる」のを一番嫌う京都人。
初物を食べないのも「嗤われる」と嫌がるというのを、他の本でも読んだ。
著者が通っていた仏教系商業高校の話も面白かった。
これは京都ならではの話じゃなかったけど。
京都の銭湯、町家、芸者さん見処スポット・・・など、京都の特徴が面白おかしく描いてあるので、
京都独自の文化に興味があるなら楽しめると思います(^^)。
「秘密のケンミンショー」で見る大阪も個性的だけど、京都もかなり個性的なのがわかります。
京都で生まれ育った著者が描く、京都人の特徴がよくわかるコミックエッセイ。
他に「ナマの京都」や、ガイドブックとしても役立ちそうな「ねうちもん京都」なども出ています。
しぶちんとは、「ケチ」の事だけど、京都の「しぶちん」は、単なるケチとは違った、
奥深い何かがあるのが、この本を読むとよくわかる。
歴史が古く、古い街並や物が残っている京都だけど、それも「しぶちん」ゆえ。
古いものをいかによく見せるか、知恵を絞る、節約大好きなのが京都人だという。
買い物も、どれだけ安くても吟味に吟味を重ね、人から貰ったものは上手に使う。
ただ、タイトルにある「しぶちん」より、京都の「いけず」の話の方が、相変わらず怖いし、笑える。
観光客が着物を着ているのを、京都人がどう見るかというと、
「京都で着物どすか~、えらい勇気どすな~。
着物にうるさい京都人もよーけいてはるのに、嗤われても知りませんえ~」だそうだ(^^;)。
著者は学生時代のバイト先で、出汁の取り方を知らないと言ったら
「味噌汁なんか自分で作らんでもいいようなええとこの家に嫁に行ったらいいんやし」
でもその後に
「せやけどな、ダシのとり方も知らんかったら、その家の人から嗤われるえ~」
とのいけずを受けたという(^^;)。
「嗤われる」のを一番嫌う京都人。
初物を食べないのも「嗤われる」と嫌がるというのを、他の本でも読んだ。
著者が通っていた仏教系商業高校の話も面白かった。
これは京都ならではの話じゃなかったけど。
京都の銭湯、町家、芸者さん見処スポット・・・など、京都の特徴が面白おかしく描いてあるので、
京都独自の文化に興味があるなら楽しめると思います(^^)。
「秘密のケンミンショー」で見る大阪も個性的だけど、京都もかなり個性的なのがわかります。
「ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐり」グレゴリ青山著:京都人による京都の観光地巡り♪ [本:コミックエッセイ]
7.3点
ヘタウマで独特の味わいにある絵で描く、アジアなどの旅行記が面白いグレゴリ青山。
京都生まれの京都育ちなので、「ナマの京都」(リンク先感想)など
京都に関するコミックエッセイもいくつか出してます。
京都人だからこそわかる「京都人のイケズ」は怖かった。
そんな著者が、地元京都の観光地を案内してくれる本。
見処がいっぱいある京都。
最初の章は、三十三間堂、清水寺、祇園、大原三千院など、京都12ヶ所の観光地の見処と、
その周辺の食処、おみやげ物案内。
思わず登りたくなる清水寺の高層石垣はたまに外人が登っているのを見るとか、
六道珍皇寺の小野篁の像は、むちゃくちゃ怖いとか、
著者独自の視点で紹介されているのは、普通のガイドブックよりポイントがはっきりしていて
わかりやすい。
観光地一つ一つに関しては、それほど詳しく説明されていないけど、
情報量が多い状態で、漫然と次々に観光地を回ってしまうより、
「ここではこれを見たい!」と思わせてくれるのがいい。
飲食店情報も、地元の人ならではというのもあるのが嬉しい♪
後半は、京都駅エリア、左京区エリア、鳥丸通エリア、嵐山・亀岡エリア、太秦エリアなど8つの
エリアに分けて名店、個性的な店、食べ物などが紹介されている。
お土産物屋、油屋、手ぬぐい屋さん、いろいろな種類のお店、
美味しいお店などだけでなく、博物館なども。
本能寺のある「寺町通りエリア」は、北に行く(上がる)ほど、ディープな店が増えるとか。
四条通近くは、パチンコ、ファーストフードのチェーン店などよくあるお店が。
しかしどんどん北に向かうと、玄米発祥のお茶屋さん、アイドル猫がいる喫茶店、
京都初のエスニック雑貨屋さん(昭和24年創業)、ボタンの専門店、書の専門店、
個性的な本屋など、地味だけど奥が深い店があるという。
本誌で、半ページを割いて紹介している木版画のお店「芸艸堂」などは行ってみたい♪
こちらの章も、地元の人ならではの情報がちょこちょこ挟まれており、参考になります。
また「ヨソさんと一緒」という見開き1ページの読み物がいくつか入っていて、これが面白かった!
京都人ではないけど、京都が好きだったり、移り住んだり、そういう人と一緒に京都を訪問するというもの。
和菓子を作っている人とは、和菓子作りの道具のお店に、お坊さんとは袈裟や数珠のお店に、
普通なら知ることができない京都で作られる歴史ある道具などが紹介されていた。
他にも、「ヨソさん」ならではの視点で京都が紹介されていて、どれも楽しめた。
巻末漫画「ねうちモンとはずれモン」は、観光客だけでなく、地元民も遭遇する、
飲食店などでの、京都の怖い「イケズ」の話。
笑えたけど、すごく怖い(^_^;)。
ということで、ガイドブックとしても、京都紀行のコミックエッセイとしても、楽しめる一冊♪
これから京都に旅行に行く方、行く予定は全く無い方、どちらにもお勧めです(^-^)ノ。
ヘタウマで独特の味わいにある絵で描く、アジアなどの旅行記が面白いグレゴリ青山。
京都生まれの京都育ちなので、「ナマの京都」(リンク先感想)など
京都に関するコミックエッセイもいくつか出してます。
京都人だからこそわかる「京都人のイケズ」は怖かった。
そんな著者が、地元京都の観光地を案内してくれる本。
見処がいっぱいある京都。
最初の章は、三十三間堂、清水寺、祇園、大原三千院など、京都12ヶ所の観光地の見処と、
その周辺の食処、おみやげ物案内。
思わず登りたくなる清水寺の高層石垣はたまに外人が登っているのを見るとか、
六道珍皇寺の小野篁の像は、むちゃくちゃ怖いとか、
著者独自の視点で紹介されているのは、普通のガイドブックよりポイントがはっきりしていて
わかりやすい。
観光地一つ一つに関しては、それほど詳しく説明されていないけど、
情報量が多い状態で、漫然と次々に観光地を回ってしまうより、
「ここではこれを見たい!」と思わせてくれるのがいい。
飲食店情報も、地元の人ならではというのもあるのが嬉しい♪
後半は、京都駅エリア、左京区エリア、鳥丸通エリア、嵐山・亀岡エリア、太秦エリアなど8つの
エリアに分けて名店、個性的な店、食べ物などが紹介されている。
お土産物屋、油屋、手ぬぐい屋さん、いろいろな種類のお店、
美味しいお店などだけでなく、博物館なども。
本能寺のある「寺町通りエリア」は、北に行く(上がる)ほど、ディープな店が増えるとか。
四条通近くは、パチンコ、ファーストフードのチェーン店などよくあるお店が。
しかしどんどん北に向かうと、玄米発祥のお茶屋さん、アイドル猫がいる喫茶店、
京都初のエスニック雑貨屋さん(昭和24年創業)、ボタンの専門店、書の専門店、
個性的な本屋など、地味だけど奥が深い店があるという。
本誌で、半ページを割いて紹介している木版画のお店「芸艸堂」などは行ってみたい♪
こちらの章も、地元の人ならではの情報がちょこちょこ挟まれており、参考になります。
また「ヨソさんと一緒」という見開き1ページの読み物がいくつか入っていて、これが面白かった!
京都人ではないけど、京都が好きだったり、移り住んだり、そういう人と一緒に京都を訪問するというもの。
和菓子を作っている人とは、和菓子作りの道具のお店に、お坊さんとは袈裟や数珠のお店に、
普通なら知ることができない京都で作られる歴史ある道具などが紹介されていた。
他にも、「ヨソさん」ならではの視点で京都が紹介されていて、どれも楽しめた。
巻末漫画「ねうちモンとはずれモン」は、観光客だけでなく、地元民も遭遇する、
飲食店などでの、京都の怖い「イケズ」の話。
笑えたけど、すごく怖い(^_^;)。
ということで、ガイドブックとしても、京都紀行のコミックエッセイとしても、楽しめる一冊♪
これから京都に旅行に行く方、行く予定は全く無い方、どちらにもお勧めです(^-^)ノ。
「ココロミくん」(1~3巻)べつやくれい著:逆さになって食べる、何でもデコる、お菓子でジオラマ・・やらなくていいことをココロミる本 [本:コミックエッセイ]
7.8点
7点
7.5点
デイリーポータルZに掲載されたべつやくれいの記事を集めた本。
この記事の中から「スイーツ系」を集めた「ばかスイーツ」(リンク先感想)も出てます。
この本、とにかく「敢えてやらなくてもいいことをやる」をコンセプトに、
本当にやらなくていいことに真剣に取り組んでます(^_^;)。
オシャレ長靴を探す、鉄棒で逆さまになって食べる、ことわざを実践、
「ちくわぶ」の自作、クリップ・縄跳び・キッコーマン醤油差しなどをキラキラにデコる、
楳図かずおの漫画に出てくるような恐怖顔メイクで写真を撮る(該当記事はこちら)、
ティファニーのアクセをアルミホイルで作る、自作の王冠(布製)を作る・・・etc。
明太フランスはどこのパン屋のが美味しいか、田園調布・多摩川河川沿い・代々木公園などに
どんな雪だるまが作られているかなど、調査物も。
どれも、脱力系のべつやくれいのスタンスがいい味を出しているのと、彼女がとても器用で、
自作品の完成度が高い(お菓子のジオラマでは素晴らしい「墓場」を作ってる)のも、
見て感心でき楽しくていい!
どれも、デイリーポータルZに載ってる記事だけど、探して読むのが面倒な人は、
これでまとめて読むと楽です。
1~3巻まで出てるけど、あまりにもどうでもいいことに挑戦しまくってる1巻が面白い。
スタバの店員のコスプレ(黒いポロに自作の緑色のエプロン)をして、スタバに行く話は笑えた。
自作した「かっこいい鼻眼鏡」は、画像で見る限りはなかなかの出来だし、
いろいろなものでたこウインナーを作る話も楽しい♪
2巻はちょっとネタが尽きた感も感じたけど、3巻は手作りネタが多くて、それも面白かった。
どんなことでも、一生懸命ココロミルことは素晴らしい!!と、ちょっとは思える一冊♪
お勧め~(^-^)ノ。
7点
7.5点
デイリーポータルZに掲載されたべつやくれいの記事を集めた本。
この記事の中から「スイーツ系」を集めた「ばかスイーツ」(リンク先感想)も出てます。
この本、とにかく「敢えてやらなくてもいいことをやる」をコンセプトに、
本当にやらなくていいことに真剣に取り組んでます(^_^;)。
オシャレ長靴を探す、鉄棒で逆さまになって食べる、ことわざを実践、
「ちくわぶ」の自作、クリップ・縄跳び・キッコーマン醤油差しなどをキラキラにデコる、
楳図かずおの漫画に出てくるような恐怖顔メイクで写真を撮る(該当記事はこちら)、
ティファニーのアクセをアルミホイルで作る、自作の王冠(布製)を作る・・・etc。
明太フランスはどこのパン屋のが美味しいか、田園調布・多摩川河川沿い・代々木公園などに
どんな雪だるまが作られているかなど、調査物も。
どれも、脱力系のべつやくれいのスタンスがいい味を出しているのと、彼女がとても器用で、
自作品の完成度が高い(お菓子のジオラマでは素晴らしい「墓場」を作ってる)のも、
見て感心でき楽しくていい!
どれも、デイリーポータルZに載ってる記事だけど、探して読むのが面倒な人は、
これでまとめて読むと楽です。
1~3巻まで出てるけど、あまりにもどうでもいいことに挑戦しまくってる1巻が面白い。
スタバの店員のコスプレ(黒いポロに自作の緑色のエプロン)をして、スタバに行く話は笑えた。
自作した「かっこいい鼻眼鏡」は、画像で見る限りはなかなかの出来だし、
いろいろなものでたこウインナーを作る話も楽しい♪
2巻はちょっとネタが尽きた感も感じたけど、3巻は手作りネタが多くて、それも面白かった。
どんなことでも、一生懸命ココロミルことは素晴らしい!!と、ちょっとは思える一冊♪
お勧め~(^-^)ノ。
「ひとみしり道」べつやくれい著:ひとみしりの実態、そしてひとみしりにも意外なメリットが! [本:コミックエッセイ]
7.8点
「ひとみしり」である著者が、自分のひとみしりの歴史、ひとみしりによる苦労、
ひとみしりだから選んだバイト、そしてひとみしりの意外なメリットなど、ひとみしりについて語った本。
べつやくれいは、デイリーポータルZに掲載されている記事が面白く、それのお菓子ネタを集めた本
「ばかスイーツ」も面白かった上、その独自の脱力系センスがツボだったため購入。
で、著者は自称ひとみしり。
でも、周囲にそれを言うと「嘘つき呼ばわり」されるという。
服屋の店員さんに話しかけられるとあたふたと逃げ、街頭のアンケートなどは無言で固まる・・・
そういう部分にひとみしりの片鱗はあるのだが、仲の良い友人とは普通に話せるし、
初対面同士の飲み会でも、慣れれば話すことができる・・・というのを見ると、
そんなにひとみしり度は激しくない気がする。
ただ、初対面の人と話すのが苦痛・・・って感じなんじゃないかと。
それに、周囲の友人を見渡しても、女性で酷いひとみしりってあまりいない気が。
でも、傍目から見るとひとみしりではないけど、初対面の人と話すのに苦痛を感じる、
苦痛とまでは言わないけど、すごく緊張するという人は多そうなので、共感できる人も多い気が。
どちらかというと、「ひとりでもいいや」と開き直っちゃえる上、
人付き合いが不器用な人も多い男性の方が、傍目から見てもひとみしり(←無愛想って思うか?)って
多い気がするし。
SEをしているオタクサラリーマンによるコミックエッセイ「ぼく、オタリーマン。」。
これを読むと、この作者ってひとみしり度合いが高そうだし、
その不器用さから傍目から見てもわかりそう・・と思える。
ちなみに「ぼく、オタリーマン。」って、私はあまり共感できないし、評価も普通なんだけど、
これを読んだ息子が共感しまくりで・・・・・・将来が怖い(-_-;)。
話が脱線しちゃったけど、この本、基本はありそうなネタだけど、
それを著者独自のセンスで料理してあり、すごく面白く読めた(^^)。
べつやくれいの本、他にも読んでみようと思います♪
ちなみに、私はあまりひとみしりではなくて、昔はどちらかというと知らない人でも、
積極的に話しかける方だった。
べつやくれいが、あまり親しくないクラスの子と偶然帰り道が一緒になると、
一緒に帰るのを避ける為「忘れ物をした」とわざわざ学校に戻っていたという小学校低学年くらいの頃、
私は当時珍しかった小型犬(ポメラニアン)をつれたおばあさんと初対面で仲良くなり、
お家まで遊びに行くような子だった(^^;)←一人暮らしだったおばあさんでその後家族ぐるみで仲良くなった。
父の仕事の都合で転校も頻繁にしたけど(中学校なんて学年の途中での転校が多く
5クラスも変わった)、全然困らなかったし。
で、現在はというと、面倒で、あまり積極的にコミュニケーションをとらなくなった。
高齢化によりひとみしり化してるというか(^^;)。
子供が幼稚園に入園した頃、私よりかなり年齢が上のママ友が、
「最低限しか新しい知り合いは増やさない事にしている。今までのお付き合いだけで手一杯」
と言っていたのを聞いてびっくりしたんだけど、そのママ友の年令に達した、
今ならその気持がわかる!!
もう、フットワーク軽く、マメに付き合うほどのパワーが無いんですよね(^^;)。
付き合いを広げると、どれも中途半端に疎遠になりがち。
年々ズボラ度に拍車がかかってる気がする・・・。
「ひとみしり」である著者が、自分のひとみしりの歴史、ひとみしりによる苦労、
ひとみしりだから選んだバイト、そしてひとみしりの意外なメリットなど、ひとみしりについて語った本。
べつやくれいは、デイリーポータルZに掲載されている記事が面白く、それのお菓子ネタを集めた本
「ばかスイーツ」も面白かった上、その独自の脱力系センスがツボだったため購入。
で、著者は自称ひとみしり。
でも、周囲にそれを言うと「嘘つき呼ばわり」されるという。
服屋の店員さんに話しかけられるとあたふたと逃げ、街頭のアンケートなどは無言で固まる・・・
そういう部分にひとみしりの片鱗はあるのだが、仲の良い友人とは普通に話せるし、
初対面同士の飲み会でも、慣れれば話すことができる・・・というのを見ると、
そんなにひとみしり度は激しくない気がする。
ただ、初対面の人と話すのが苦痛・・・って感じなんじゃないかと。
それに、周囲の友人を見渡しても、女性で酷いひとみしりってあまりいない気が。
でも、傍目から見るとひとみしりではないけど、初対面の人と話すのに苦痛を感じる、
苦痛とまでは言わないけど、すごく緊張するという人は多そうなので、共感できる人も多い気が。
どちらかというと、「ひとりでもいいや」と開き直っちゃえる上、
人付き合いが不器用な人も多い男性の方が、傍目から見てもひとみしり(←無愛想って思うか?)って
多い気がするし。
SEをしているオタクサラリーマンによるコミックエッセイ「ぼく、オタリーマン。」。
これを読むと、この作者ってひとみしり度合いが高そうだし、
その不器用さから傍目から見てもわかりそう・・と思える。
ちなみに「ぼく、オタリーマン。」って、私はあまり共感できないし、評価も普通なんだけど、
これを読んだ息子が共感しまくりで・・・・・・将来が怖い(-_-;)。
話が脱線しちゃったけど、この本、基本はありそうなネタだけど、
それを著者独自のセンスで料理してあり、すごく面白く読めた(^^)。
べつやくれいの本、他にも読んでみようと思います♪
ちなみに、私はあまりひとみしりではなくて、昔はどちらかというと知らない人でも、
積極的に話しかける方だった。
べつやくれいが、あまり親しくないクラスの子と偶然帰り道が一緒になると、
一緒に帰るのを避ける為「忘れ物をした」とわざわざ学校に戻っていたという小学校低学年くらいの頃、
私は当時珍しかった小型犬(ポメラニアン)をつれたおばあさんと初対面で仲良くなり、
お家まで遊びに行くような子だった(^^;)←一人暮らしだったおばあさんでその後家族ぐるみで仲良くなった。
父の仕事の都合で転校も頻繁にしたけど(中学校なんて学年の途中での転校が多く
5クラスも変わった)、全然困らなかったし。
で、現在はというと、面倒で、あまり積極的にコミュニケーションをとらなくなった。
高齢化によりひとみしり化してるというか(^^;)。
子供が幼稚園に入園した頃、私よりかなり年齢が上のママ友が、
「最低限しか新しい知り合いは増やさない事にしている。今までのお付き合いだけで手一杯」
と言っていたのを聞いてびっくりしたんだけど、そのママ友の年令に達した、
今ならその気持がわかる!!
もう、フットワーク軽く、マメに付き合うほどのパワーが無いんですよね(^^;)。
付き合いを広げると、どれも中途半端に疎遠になりがち。
年々ズボラ度に拍車がかかってる気がする・・・。
「40歳!妊娠日記」大田垣晴子著:超シンプルでリアル!だから共感しやすい♪ [本:コミックエッセイ]
7点
素朴なタッチで、コミックエッセイをいろいろ出している大田垣晴子が、
40歳になって妊娠した時の事を綴っている本。
本にする予定が無かったらしくく、自分用の(絵付き)日記を本にした為、
絵のタッチは荒いし、元々淡々とした雰囲気を持ってる著者だけど、より淡々とした内容。
でも、自分もこうだったなーと、妊娠当時の事を思い出して、しみじみしてしまった。
初めて赤ちゃんの胎動を感じた時やエコーで姿を見た時はすっごく感動したし、
誕生を待ち遠しく思う気持ちもあった。
でもつわりはきついし、服選びも大変だし、出産の不安もあるし、準備も大変。
私の場合、妊娠に気がついたのが吐き気、その上つわりの期間が妊娠6ヶ月過ぎまであり、
つわりが終わったと思ったらすぐお腹の張りが酷くなり、
はり止めの薬の副作用は大きく出たし(飲むと1~2時間起き上がれなくなるので、
毎日昼間横になってた)、でも、そんな状態でも普通に家事をしなきゃいけない・・・
嬉しいなーなんて気持ちはあっても、大変大変、そんな事より家事しなくちゃ・・と
過ごしていた当時の記憶が蘇った(^^;)。
妊娠後期、お腹のせいで、うつぶせにも仰向けにも寝ることができなくなり、
ずっと横向きで寝ていた為、出産後、仰向けに眠れたのがすごく嬉しかったのとか、
「お腹の中にいる時は早く会いたい!」と思ってたけど、
出てきたら出てきたで超大変なんてことも、著者に共感して思い出した。
数ヶ月は昼夜問わず24時間振り回され、近くに預けられる親などいないのと
完母(普通のミルク飲まなかった)だったので1年近く、母子一体状態。
妊娠中も母子一体だったけど(^_^;)、お腹にいる時と違って、
泣くし、騒ぐし、外出すらままならない時期があって大変だったなーなんて、
この本ではあまり触れられていない育児の事まで思い出して、ほんとしみじみ。
お腹が大きい時、電車で席を譲って貰えたなーなんてびっくり、嬉しかった記憶も蘇った。
年配のおばさまは、さすがというか、ダボっとして、お腹が目立たない服でも、
すぐ気がついて譲ってくれた人が多かった。
というか、譲ってくれたのって、年配のおばさまくらい。
↑お腹が目立つ頃、既に寒くなってて、コートなどでわかりにくかったからだと思う。
そんな感じで、多くの妊婦さんが感じたであろうことがいっぱい書いてあります。
エコーなんかは、さすがに私が出産した時より技術が進んでるみたいだったけど。
どちらかというと、出産経験者向けの内容。
淡々としているので、妊娠経験が無いと、あっさりしすぎかも。
私の場合、ざっと描かれただけのエコーの画面の絵とか、それを見ただけで、
初めてエコーで胎児を確認した時の感動が蘇ったように、妊娠経験者は、
自分の経験と照らしあわせて、淡々とした描写でも、当時を思い出して感動できると思う。
未経験者の場合、リアルな妊娠を知りたいならいい気がするけど、
これを読んで、妊娠に対する夢を砕かれたなんて感想もあるみたい。
でも、これが現実と言えば現実(^^;)。
結婚も妊娠も出産も現実は「夢だけが溢れるもの」ではないし。
元々全く夢見がちでは無かった私は、子供がいなかった頃、
「妊娠出産育児(特に育児)は大変」って話ばかり聞いてて構えちゃってた。
みんな幸せ部分ってのはあまり言わないんですよね。
あからさまに幸せ~って言うのは恥ずかしいし、ネタとしたら苦労話の方が面白いし(^^;)。
で、この本を読んで、妊娠に対する夢を砕かれた・・・という人に、子供が出来る前、
「子供は大変そう」と躊躇してた私に、友人が贈ってくれた一言を。
「子供は大変だけど、その何倍も何倍も楽しい事、嬉しい事があるよ」。
そう、妊娠中も、子供が生まれてからも大変だけど、
子供がいなければ決してわからなかっただろう、嬉しさ、楽しさ、幸せががたくさんあります(^^)。
大変過ぎてどよーんて時もあるけどね(^^;)。
素朴なタッチで、コミックエッセイをいろいろ出している大田垣晴子が、
40歳になって妊娠した時の事を綴っている本。
本にする予定が無かったらしくく、自分用の(絵付き)日記を本にした為、
絵のタッチは荒いし、元々淡々とした雰囲気を持ってる著者だけど、より淡々とした内容。
でも、自分もこうだったなーと、妊娠当時の事を思い出して、しみじみしてしまった。
初めて赤ちゃんの胎動を感じた時やエコーで姿を見た時はすっごく感動したし、
誕生を待ち遠しく思う気持ちもあった。
でもつわりはきついし、服選びも大変だし、出産の不安もあるし、準備も大変。
私の場合、妊娠に気がついたのが吐き気、その上つわりの期間が妊娠6ヶ月過ぎまであり、
つわりが終わったと思ったらすぐお腹の張りが酷くなり、
はり止めの薬の副作用は大きく出たし(飲むと1~2時間起き上がれなくなるので、
毎日昼間横になってた)、でも、そんな状態でも普通に家事をしなきゃいけない・・・
嬉しいなーなんて気持ちはあっても、大変大変、そんな事より家事しなくちゃ・・と
過ごしていた当時の記憶が蘇った(^^;)。
妊娠後期、お腹のせいで、うつぶせにも仰向けにも寝ることができなくなり、
ずっと横向きで寝ていた為、出産後、仰向けに眠れたのがすごく嬉しかったのとか、
「お腹の中にいる時は早く会いたい!」と思ってたけど、
出てきたら出てきたで超大変なんてことも、著者に共感して思い出した。
数ヶ月は昼夜問わず24時間振り回され、近くに預けられる親などいないのと
完母(普通のミルク飲まなかった)だったので1年近く、母子一体状態。
妊娠中も母子一体だったけど(^_^;)、お腹にいる時と違って、
泣くし、騒ぐし、外出すらままならない時期があって大変だったなーなんて、
この本ではあまり触れられていない育児の事まで思い出して、ほんとしみじみ。
お腹が大きい時、電車で席を譲って貰えたなーなんてびっくり、嬉しかった記憶も蘇った。
年配のおばさまは、さすがというか、ダボっとして、お腹が目立たない服でも、
すぐ気がついて譲ってくれた人が多かった。
というか、譲ってくれたのって、年配のおばさまくらい。
↑お腹が目立つ頃、既に寒くなってて、コートなどでわかりにくかったからだと思う。
そんな感じで、多くの妊婦さんが感じたであろうことがいっぱい書いてあります。
エコーなんかは、さすがに私が出産した時より技術が進んでるみたいだったけど。
どちらかというと、出産経験者向けの内容。
淡々としているので、妊娠経験が無いと、あっさりしすぎかも。
私の場合、ざっと描かれただけのエコーの画面の絵とか、それを見ただけで、
初めてエコーで胎児を確認した時の感動が蘇ったように、妊娠経験者は、
自分の経験と照らしあわせて、淡々とした描写でも、当時を思い出して感動できると思う。
未経験者の場合、リアルな妊娠を知りたいならいい気がするけど、
これを読んで、妊娠に対する夢を砕かれたなんて感想もあるみたい。
でも、これが現実と言えば現実(^^;)。
結婚も妊娠も出産も現実は「夢だけが溢れるもの」ではないし。
元々全く夢見がちでは無かった私は、子供がいなかった頃、
「妊娠出産育児(特に育児)は大変」って話ばかり聞いてて構えちゃってた。
みんな幸せ部分ってのはあまり言わないんですよね。
あからさまに幸せ~って言うのは恥ずかしいし、ネタとしたら苦労話の方が面白いし(^^;)。
で、この本を読んで、妊娠に対する夢を砕かれた・・・という人に、子供が出来る前、
「子供は大変そう」と躊躇してた私に、友人が贈ってくれた一言を。
「子供は大変だけど、その何倍も何倍も楽しい事、嬉しい事があるよ」。
そう、妊娠中も、子供が生まれてからも大変だけど、
子供がいなければ決してわからなかっただろう、嬉しさ、楽しさ、幸せががたくさんあります(^^)。
大変過ぎてどよーんて時もあるけどね(^^;)。
「愛しのローカルごはん旅もう一杯!」たかぎなおこ著:日本全国ローカルごはんを食べ歩き♪ [本:コミックエッセイ]
7点
「愛しのローカルごはん旅」(リンク先感想)の2冊目。
「ローカル食+のんびり旅紀行」の体裁だった為か、ちょっとだらだら感があり、
食の情報量が足りない気がした1冊目に比べ、2冊目の本誌は多くのローカル食が紹介されてて、
美味しそう感満点(*^.^*)!
また、各地のレジャースポットなども紹介されていて、情報盛りだくさん。
一冊目の、計画性の無いのんびりした旅行の雰囲気が好きだった人は残念かもしれないけど、
二冊目の方が、情報量満載で読み応えがありました。
「神奈川」(中華街、横須賀-ネイビーバーガー、三崎口-まぐろなど海鮮、厚木-シロコロ・・・etc)、
「長野」(ローメン、山賊焼き、昆虫食・・・etc)
「茨城・福島」(水戸-鮟鱇、郡山-クリームボックス、いわき-メヒカリ・・etc)、
「宮崎・鹿児島」(宮崎-チキン南蛮・冷や汁・地鶏、鹿児島-ラーメン、白くま・・etc)、
「高知」(田舎寿司、カツオの塩たたき、帽子パン・・・etc)、
「滋賀」(ビワマス、近江牛、ふなずし・・・etc)
「台湾」(台湾グルメいろいろ)
など。
横須賀ネイビーバーガーは、お店によって味がかなり違うようで、いつか食べ比べに行きたい!
郡山では、クリームボックス(リンク先感想)を食べてますが、
元祖「ロミオ」のクリームボックスを食べて欲しかったな~。
ロミオは、お店が減っちゃって1店舗しかないから、難しいんだろうけど。
記事を読んでて、むちゃくちゃクリームボックスが食べたくなりました!!
他にも食べたいものいっぱい!
ほとんどが美味しいそ~に食べたり飲んだりしているコマなので、お腹が空いている時に読むと辛い!
空腹時を避けて読みましょう(^-^)ノ。
「愛しのローカルごはん旅」(リンク先感想)の2冊目。
「ローカル食+のんびり旅紀行」の体裁だった為か、ちょっとだらだら感があり、
食の情報量が足りない気がした1冊目に比べ、2冊目の本誌は多くのローカル食が紹介されてて、
美味しそう感満点(*^.^*)!
また、各地のレジャースポットなども紹介されていて、情報盛りだくさん。
一冊目の、計画性の無いのんびりした旅行の雰囲気が好きだった人は残念かもしれないけど、
二冊目の方が、情報量満載で読み応えがありました。
「神奈川」(中華街、横須賀-ネイビーバーガー、三崎口-まぐろなど海鮮、厚木-シロコロ・・・etc)、
「長野」(ローメン、山賊焼き、昆虫食・・・etc)
「茨城・福島」(水戸-鮟鱇、郡山-クリームボックス、いわき-メヒカリ・・etc)、
「宮崎・鹿児島」(宮崎-チキン南蛮・冷や汁・地鶏、鹿児島-ラーメン、白くま・・etc)、
「高知」(田舎寿司、カツオの塩たたき、帽子パン・・・etc)、
「滋賀」(ビワマス、近江牛、ふなずし・・・etc)
「台湾」(台湾グルメいろいろ)
など。
横須賀ネイビーバーガーは、お店によって味がかなり違うようで、いつか食べ比べに行きたい!
郡山では、クリームボックス(リンク先感想)を食べてますが、
元祖「ロミオ」のクリームボックスを食べて欲しかったな~。
ロミオは、お店が減っちゃって1店舗しかないから、難しいんだろうけど。
記事を読んでて、むちゃくちゃクリームボックスが食べたくなりました!!
他にも食べたいものいっぱい!
ほとんどが美味しいそ~に食べたり飲んだりしているコマなので、お腹が空いている時に読むと辛い!
空腹時を避けて読みましょう(^-^)ノ。
「ばかスイーツ」べつやくれい著:「地獄デコチョコ」「究極プリンアラモード」「養命酒ケーキ」「ホットケーキ食べ歩き」・・内容盛りだくさん! [本:コミックエッセイ]
7.8点
Niftyの、些細、気になる、無駄なことなどを追求した記事を集めたコンテンツ
デイリーポータルZに掲載されていた、イラストレーターべつやくれいの
スイーツ・食べ物関係の記事を集めた本。
デイリーポータルZは、下らないけど笑える記事が多くて好き♪
その中でも「地獄デコでバレンタイ」の記事の、無駄にちゃんと地獄のデコがされている
「バレンタインチョコ」の素晴らしさに衝撃を受け、べつやくれいの記事は特に注目してました。
この本には、「地獄デコでバレンタイン」他、プリンを大量に購入して作った「究極のプリンアラモード」、
チョコレートばっかりの「チョコパフェ作り」、養命酒を使ったブランデーケーキ・・など、
著者が様々な事にチャレンジした記事がまとめられている。
炭酸と牛乳を混ぜて、どの組み合わせが美味しいかとか、
簡単にショートケーキを作るため、蒸しパンとかカステラなどを使ってショートケーキを作ったりとか、
普通はしないだろうけど面白い試みがいっぱい。
手作り企画だけではなく、「ファーストフードのドリンクの氷はどれが食べやすいか」と
食べ(飲み?)歩きをする記事(冷たいものを食べ過ぎ著者ダウン!)など、
一部、氷を食べるのが好きな人だけ向け記事があるかと思えば、
美味しいホットケーキを食べ歩きなんていう、普通に参考になる記事も。
べつやくれいの、だるくてとぼけた感じの絵柄、
そして味を別のものに例えるセンスが最高で、とっても面白く読めた♪
本書に載っているのは、サイトでも読めると思うけど、本になってた方が読みやすい。
気になる方は、まずはデイリーポータルZで彼女の記事を読んでみて下さい(^^)。
「地獄デコでバレンタイン」や「クッキーで作るタコ図鑑」(クッキーで13種類ものタコを作り分け)
などを読むと、著者が器用でびっくりします。
本になってた方が読みやすいけど、こういう創作物は、サイトの記事の方が画像が大きくて、
細部がわかりやすいです。
Niftyの、些細、気になる、無駄なことなどを追求した記事を集めたコンテンツ
デイリーポータルZに掲載されていた、イラストレーターべつやくれいの
スイーツ・食べ物関係の記事を集めた本。
デイリーポータルZは、下らないけど笑える記事が多くて好き♪
その中でも「地獄デコでバレンタイ」の記事の、無駄にちゃんと地獄のデコがされている
「バレンタインチョコ」の素晴らしさに衝撃を受け、べつやくれいの記事は特に注目してました。
この本には、「地獄デコでバレンタイン」他、プリンを大量に購入して作った「究極のプリンアラモード」、
チョコレートばっかりの「チョコパフェ作り」、養命酒を使ったブランデーケーキ・・など、
著者が様々な事にチャレンジした記事がまとめられている。
炭酸と牛乳を混ぜて、どの組み合わせが美味しいかとか、
簡単にショートケーキを作るため、蒸しパンとかカステラなどを使ってショートケーキを作ったりとか、
普通はしないだろうけど面白い試みがいっぱい。
手作り企画だけではなく、「ファーストフードのドリンクの氷はどれが食べやすいか」と
食べ(飲み?)歩きをする記事(冷たいものを食べ過ぎ著者ダウン!)など、
一部、氷を食べるのが好きな人だけ向け記事があるかと思えば、
美味しいホットケーキを食べ歩きなんていう、普通に参考になる記事も。
べつやくれいの、だるくてとぼけた感じの絵柄、
そして味を別のものに例えるセンスが最高で、とっても面白く読めた♪
本書に載っているのは、サイトでも読めると思うけど、本になってた方が読みやすい。
気になる方は、まずはデイリーポータルZで彼女の記事を読んでみて下さい(^^)。
「地獄デコでバレンタイン」や「クッキーで作るタコ図鑑」(クッキーで13種類ものタコを作り分け)
などを読むと、著者が器用でびっくりします。
本になってた方が読みやすいけど、こういう創作物は、サイトの記事の方が画像が大きくて、
細部がわかりやすいです。
「わびれもの」小坂俊史著:珍スポット、無人駅(著者はマニア)、裏名所などを紹介するコミックエッセイ♪ [本:コミックエッセイ]
わびれもの (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)
- 作者: 小坂 俊史
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2010/05/27
- メディア: コミック
寂れていて、わびしいスポット、そんな「わびれた場所」を紹介しているコミックエッセイ「わびれもの」。
最初が相模湖の紹介だったのには笑ってしまった。
確かに、射的・スマートボールがあるいつの時代のだ??というゲーセンがあったり、わびれ感満載!
最近は、人で渋滞するほど大混雑する「相模湖花火大会」(真下で見られるので大迫力!)の時しか、
行ってないので、わびれ感は全く感じてないですが、本書を読んで、混んでる時を外して行った時の
事を思い出しました。
他にも、昔懐かしのデパートの屋上の遊園地を探したり、時期を外して北海道の最北端に行ったり、
マイナーな観光地(山口県の地底王国ムーバレーとか)に行ったり、日本中のわびれスポットを行脚。
行きたいと思えるかは別として「こんなところあったのかー!!」と知らない所がいっぱいだし、
著者が、そういう場所が大好きらしく、楽しそうなのがいい。
で、この本で一番面白かったのが「無人駅・秘境駅」訪問。
著者は「無人駅」マニアとか。
そんなマニアがいるのも知らなかったし、無人駅の楽しみ方(全員が楽しめるかは不明)も
知らなかったので、新鮮だった!
何も無い無人駅に行って嬉しそうな著書の様子がいいし、無人駅の中には、
一度くらいは見てみたいという場所も。
「無人駅」マニアなので、鉄ちゃんかと思ったら、著者は電車本体には興味が無いとのことで、
これまた意外!
マニアの道というのは、深いなー。
ということで、程良い脱力感と、わびれたスポット(特に無人駅)への著者の変な情熱がいい味わいで、
楽しめた一冊でした(^-^)ノ。
わびれスポットの楽しみ方という新しい視点を教えてくれる本でもありました♪
「あせるのはやめました。 本日も独りでできるもん」森下えみこ著:女35歳、ドーンと構える?? [本:コミックエッセイ]
7.5点
30代女性の独身ライフをほのぼの感とトホホ感満載に描いた「本日も独りでできるもん」の続編。
著者は35歳になってどう変わったのか?
このシリーズは他に「独りでできるもん」(全三巻)、や
「女どうしだもの」(1・2巻の感想はこちら。3巻の感想はこちら)なども。
35歳になっての変化。
今回は、以前は気になったけど、気にならなくなった事がメイン。
20代の頃、一人で行くことに抵抗があったデパートの物産展。
ほどよく貫禄がつき、物産展が似合う女になったと自認。
クリスマスイブに一人でいることにもかなり抵抗が無くなった←でもまだちょっと気になる。
日曜日に家電量販店に一人で行くのも、あまり気にならなくなった。
33歳の時は気になっていた、いろいろなことも気にならなくなってる模様。
2年で変化するもんなんだなーとちょっと感心(^^;)。
ただ、今回作中で取り上げられてる、著者が35歳になって気にならなくなったことの多くは、
自分は気にしたことが無いものが多いので、
(クリスマスはいつも誰か一緒だったとかじゃなく、若い頃から気にならなかった)
共感できない事が多いんだけど、そっか、こうやって抵抗が無くなるものなのか~と思えて新鮮。
35歳って、秋月りすの「OL進化論」でも「35歳で独身で」というシリーズがあるくらいなので、
何かしらの節目なのか?
親戚から「結婚まだ?」という言葉も、突然全く言われなったようだし。
「おおっw(゚o゚)w!」、と思ったのは、「昨年まで来ていた服が、翌年似合わなくなる」という話。
作中で「突然、一気に来るよ」って書いてあって、「そうだったのかーー!」と思った。
実は、自分にも似たような経験がある。
育児に追われててジーンズとTシャツでずーーっと過ごしてて、ある時、気がついたら、
前(若い頃)に着てたちょっとおしゃれな服が似合わなくなっていた。
ジワジワ来るもんだと思ってたら、あれは、育児に追われてるどっかでドーンと来てたんですね(^^;)。
職場の仲間の最悪に悲惨だったという厄年の話。
「彼氏がいなくて、いい出会いもなくて、クリスマスもたんじょう日も一人」というのを、
「それ自分の通常年・・」と心のなかで突っ込む著者。
トホホ感満載なんだけど、著者のキャラクターなのか、ほのぼの笑えてしまうのがいい。
あせるのをやめた著者。
あれこれ焦ってた時期より安定感が出てきて、幸せそうだし、いいなーと思う反面、
このまま独身ライフをずっと続けてしまいそうな雰囲気が強まってて、大丈夫か??と
心配してしまう部分も。
著者が、結婚願望とか無いならそれはそれでいいんだけど、
縁結びのお参りとか気合いれてやってるみたいなので(^^;)。
それとも、焦ってる時より、焦ってない時の方が出会いがあったりすることも多いから、
この先、いい出会いがあるのかな?
このシリーズの持つ味わいは、他の独身女性ライフを描いた作品とは、かなり違ってます。
著者が、コミックエッセイを描く傍ら、普通にOLとして働いているからかも。
女35歳の焦りや余裕って、一歩間違うとギスギスした雰囲気が出たり、強がりっぽく見えたり
しちゃうけど、この本は、そういう心理を嫌味なく描いてて、著者を応援したくなっちゃう本。
今回も読み終わって、著者にいい出会いがあるといいなーと、思っちゃいました♪
30代女性の独身ライフをほのぼの感とトホホ感満載に描いた「本日も独りでできるもん」の続編。
著者は35歳になってどう変わったのか?
このシリーズは他に「独りでできるもん」(全三巻)、や
「女どうしだもの」(1・2巻の感想はこちら。3巻の感想はこちら)なども。
35歳になっての変化。
今回は、以前は気になったけど、気にならなくなった事がメイン。
20代の頃、一人で行くことに抵抗があったデパートの物産展。
ほどよく貫禄がつき、物産展が似合う女になったと自認。
クリスマスイブに一人でいることにもかなり抵抗が無くなった←でもまだちょっと気になる。
日曜日に家電量販店に一人で行くのも、あまり気にならなくなった。
33歳の時は気になっていた、いろいろなことも気にならなくなってる模様。
2年で変化するもんなんだなーとちょっと感心(^^;)。
ただ、今回作中で取り上げられてる、著者が35歳になって気にならなくなったことの多くは、
自分は気にしたことが無いものが多いので、
(クリスマスはいつも誰か一緒だったとかじゃなく、若い頃から気にならなかった)
共感できない事が多いんだけど、そっか、こうやって抵抗が無くなるものなのか~と思えて新鮮。
35歳って、秋月りすの「OL進化論」でも「35歳で独身で」というシリーズがあるくらいなので、
何かしらの節目なのか?
親戚から「結婚まだ?」という言葉も、突然全く言われなったようだし。
「おおっw(゚o゚)w!」、と思ったのは、「昨年まで来ていた服が、翌年似合わなくなる」という話。
作中で「突然、一気に来るよ」って書いてあって、「そうだったのかーー!」と思った。
実は、自分にも似たような経験がある。
育児に追われててジーンズとTシャツでずーーっと過ごしてて、ある時、気がついたら、
前(若い頃)に着てたちょっとおしゃれな服が似合わなくなっていた。
ジワジワ来るもんだと思ってたら、あれは、育児に追われてるどっかでドーンと来てたんですね(^^;)。
職場の仲間の最悪に悲惨だったという厄年の話。
「彼氏がいなくて、いい出会いもなくて、クリスマスもたんじょう日も一人」というのを、
「それ自分の通常年・・」と心のなかで突っ込む著者。
トホホ感満載なんだけど、著者のキャラクターなのか、ほのぼの笑えてしまうのがいい。
あせるのをやめた著者。
あれこれ焦ってた時期より安定感が出てきて、幸せそうだし、いいなーと思う反面、
このまま独身ライフをずっと続けてしまいそうな雰囲気が強まってて、大丈夫か??と
心配してしまう部分も。
著者が、結婚願望とか無いならそれはそれでいいんだけど、
縁結びのお参りとか気合いれてやってるみたいなので(^^;)。
それとも、焦ってる時より、焦ってない時の方が出会いがあったりすることも多いから、
この先、いい出会いがあるのかな?
このシリーズの持つ味わいは、他の独身女性ライフを描いた作品とは、かなり違ってます。
著者が、コミックエッセイを描く傍ら、普通にOLとして働いているからかも。
女35歳の焦りや余裕って、一歩間違うとギスギスした雰囲気が出たり、強がりっぽく見えたり
しちゃうけど、この本は、そういう心理を嫌味なく描いてて、著者を応援したくなっちゃう本。
今回も読み終わって、著者にいい出会いがあるといいなーと、思っちゃいました♪