「目撃 アメリカ崩壊」 (アメリカ同時多発テロ) [本ノンフィクションいろいろ]
- 作者: 青木 冨貴子
- 出版社/メーカー: 文芸春秋
- 発売日: 2001/11
- メディア: 新書
- 7点
図書館で借りて来たアメリカ同時多発テロ関連書籍、2冊目。
著者は日本人で、事件当時WTCからあまり離れていない場所に住んでいた為、当時のWTC近辺の慌ただしい動きや、同時多発テロのニューヨークの住民への影響がよくわかる。
事前に飛行機を使ったテロが行われるという情報があったにも関わらず、その情報を軽視したアメリカ政府の対応を避難する声があったのは知っていたが、事件前、WTC近辺で物々しい警備が行われていたというのは、この本で初めて知った。
WTC近辺でテロが行われる可能性がある事は事前に察知されていたが、それが飛行機を使ったものだとまでは予測できなかったらしいと、この本の著者は述べている。
事件後2ヶ月未満で出された本というのは驚きなのだが、逆に情報が整理される前に出てしまっている為、事件全体に対しての考察が弱い部分がある。しかし、それもまた、事件直後のアメリカ市民が事件に対して感じたストレートな衝撃を現していると言えるかもしれない。
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