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「墜落まで34分」 ハイジャックされた乗客たちの記録 [本ノンフィクションいろいろ]

墜落まで34分

墜落まで34分

  • 作者: ジェレ・ロングマン
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2003/08/21
  • メディア: 単行本
7点
図書館で借りたアメリカ同時多発テロ関連書籍3冊目。
2001年9月11日、テロにハイジャックされた4機の飛行機の内、唯一目標にぶつからずペンシルバニア州シャンクスビル郊外に墜落した、ユナイテッド93便についての本。
この飛行機の場合、離陸とほぼ同時に、WTCへの飛行機衝突があり、ハイジャックされた便の乗客たちが、この飛行機がテロに使われる事を知る事が出来たのが他の飛行機と違う点である。
機内からかけられた携帯電話の内容や、遺族への綿密なインタビューにより、飛行機奪還の為、果敢にハイジャックと戦ったと思われる乗員乗客たちの姿を追った作品である。
テレビの再現ドラマで、この便の乗客がハイジャックと戦ったと推測されると知って、詳細が知りたいと思っていたので、読んでみた。
ただ、本の大半、6~7割ぐらいを乗客乗員の人生や人柄の紹介に裂いてある。
最初の頃は面白く読んでいたのだが、40人以上の乗員乗客の人生や人柄、功績について、延々と美辞麗句が続く為(お世辞ではなく、本当に凄い人達が乗っていたのだろうけど、見方によってはかなりの短所と思われる部分も褒めまくりなのでちと辛い)、さすがに最後はだれてしまった。
事件の詳細については、ボイスレコーダーについて少し詳しく知る事が出来たぐらいで、あまり得るものは無かったが、この便に乗った乗員乗客たちの人となりを知る事により、彼等の勇気ある行動そして墜落と言うあまりに悲しい最後に対し、より強い感動と敬意を感じることができたのは確か。

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