「不味い!」小泉武夫 [本ノンフィクションいろいろ]
以前読んだ「アジア怪食紀行―「発酵仮面」は今日も行く」で、血豆腐、豚の脳みそ、蛇、虫・・・etcの、見事な食べっぷりを披露してくれた小泉武夫氏。
今回の本では、場末の食堂、駅弁、お惣菜、普通のお店などで遭遇した不味いものを紹介してくれている。
確かに、ペショっとした駅弁の中のエビフライ、観光地の食堂で食べたいかにも質の悪い油で揚げましたというような揚げ物、不味い物に遭遇する事は多い。
そして、食道楽である著者が、不味い物に出会った時の嘆きっぷりは凄い(^^;)。
そこまで嘆かなくても・・と思いつつ、共感できる部分が多い一冊。
そういえば、作者の小泉武夫氏は、「もやしもん 1 (1) 」の樹教授のモデルらしい。
確かに、東京農業大学農学部醸造学科卒で、「発酵食品礼讃 」(購入してみた)
なんていう本も出している。
※追記:どうもモデルではないらしい。そうとしか思えないんだけど(^_^;)。
「もやしもん」を読み返してみて、アザラシのお腹の中に海鳥を詰めて発酵させる「キビヤック」に興味を持ち調べてみたら、それ専用のサイト(キビヤック2005)を発見(ちょっと感動)!
世の中いろんな人がいるものだ。
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