「ブッシュ妄言録」「世界反米ジョーク集」「ホワイトハウスの職人たち」・・ブッシュ大統領凄すぎ [本ノンフィクションいろいろ]
- 作者: フガフガ・ラボ, 村井 理子
- 出版社/メーカー: ぺんぎん書房
- 発売日: 2003/01
- メディア: 単行本
- 7点
2006年現在アメリカの大統領であるブッシュ大統領。彼に失言が多いのを少しは知っていたし、以前CBSニュースでも取り上げられた人気キャスターコルベールが、ホワイトハウスの晩餐会のスピーチ(訳文が載ってるHP。大統領本人の前でここまで言えるとは凄すぎ)で素晴らしい褒め殺しをした時も、大統領の無知、失言をネタにしていた。
それをまとめた一冊なんだけど、こんなに凄いのか!!?という程の失言の数々。ちょっと訳が怪しいかな?と思えるのもあったんだけど、それを抜きにしても凄い。
勝手に言葉を作り、中学生でも間違いがわかるような文法のミス(リンク先のサイトでは、ブッシュ大統領の発言のページでも取り上げている)を頻繁にし、世界の地理や歴史を知らないのか?と思ってしまうような発言をしたり。
悪い人じゃないのかもしれない。でも世界の命運を左右する立場に彼が立っていると思うと、大波のような不安が押し寄せてくる(^^;)。
笑えるのは確かなんだけど、笑った分背筋も寒くなる本でもある。字がとっても大きくて、あっという間に読み終わってしまうのが難点かな。
「世界反米ジョーク集」は、少し前話題になった「世界の日本人ジョーク集 」と同じ著者の本。他に「世界の紛争地ジョーク集 」も出している。
「日本人ジョーク集」と「紛争地ジョーク集」では、かなりブラックな内容のジョークだとしても、ジョークを言う側、言われる側、どちらに対しても著者の目は優しかった。
しかし、この「世界反米ジョーク集」だけは違う。今のアメリカの状態(自分中心の正義を掲げ、価値観を押し付け、力で相手を押さえ込もうとする)に対して、かなり厳しい目を向けている。
案の定というか、ブッシュ大統領ネタも満載。天国でのブッシュ大統領、歴代大統領の話し合い、酒場でのブッシュ大統領・・・、とにかくブラックなジョークの中ではブッシュ大統領大人気である。
今の世界情勢を改めて見て見るのにも、お勧めな一冊。
「世界の紛争地ジョーク集」も、いろいろな国の国民同士の複雑な感情が見えて面白い。こちらも合わせてお勧め♪
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