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「ブッシュ妄言録」「世界反米ジョーク集」「ホワイトハウスの職人たち」・・ブッシュ大統領凄すぎ [本ノンフィクションいろいろ]

ブッシュ妄言録

ブッシュ妄言録

  • 作者: フガフガ・ラボ, 村井 理子
  • 出版社/メーカー: ぺんぎん書房
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 単行本
  • 7点

 

世界反米ジョーク集

世界反米ジョーク集

  • 作者: 早坂 隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 新書
  • 8点

 

ホワイトハウスの職人たち

ホワイトハウスの職人たち

  • 作者: マイケル・ユー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/10/14
  • メディア: 新書
6.5点

2006年現在アメリカの大統領であるブッシュ大統領。彼に失言が多いのを少しは知っていたし、以前CBSニュースでも取り上げられた人気キャスターコルベールが、ホワイトハウスの晩餐会のスピーチ(訳文が載ってるHP。大統領本人の前でここまで言えるとは凄すぎ)で素晴らしい褒め殺しをした時も、大統領の無知、失言をネタにしていた。

それをまとめた一冊なんだけど、こんなに凄いのか!!?という程の失言の数々。ちょっと訳が怪しいかな?と思えるのもあったんだけど、それを抜きにしても凄い。

勝手に言葉を作り、中学生でも間違いがわかるような文法のミス(リンク先のサイトでは、ブッシュ大統領の発言のページでも取り上げている)を頻繁にし、世界の地理や歴史を知らないのか?と思ってしまうような発言をしたり。

悪い人じゃないのかもしれない。でも世界の命運を左右する立場に彼が立っていると思うと、大波のような不安が押し寄せてくる(^^;)。

笑えるのは確かなんだけど、笑った分背筋も寒くなる本でもある。字がとっても大きくて、あっという間に読み終わってしまうのが難点かな。


 「世界反米ジョーク集」は、少し前話題になった「世界の日本人ジョーク集 」と同じ著者の本。他に「世界の紛争地ジョーク集 」も出している。

「日本人ジョーク集」と「紛争地ジョーク集」では、かなりブラックな内容のジョークだとしても、ジョークを言う側、言われる側、どちらに対しても著者の目は優しかった。

しかし、この「世界反米ジョーク集」だけは違う。今のアメリカの状態(自分中心の正義を掲げ、価値観を押し付け、力で相手を押さえ込もうとする)に対して、かなり厳しい目を向けている。

 案の定というか、ブッシュ大統領ネタも満載。天国でのブッシュ大統領、歴代大統領の話し合い、酒場でのブッシュ大統領・・・、とにかくブラックなジョークの中ではブッシュ大統領大人気である。

今の世界情勢を改めて見て見るのにも、お勧めな一冊。

「世界の紛争地ジョーク集」も、いろいろな国の国民同士の複雑な感情が見えて面白い。こちらも合わせてお勧め♪


最後に、ブッシュ大統領とはそんなに関係無いけど、大統領絡みで「ホワイトハウスの職人たち」を。
 
これはホワイトハウスを維持する為に日夜頑張っている、料理人や、パテシェ、フラワーコーディネーターや庭師などに関して取材した本。
 
これを買った理由というのがお腹が空いていたから。本屋でこの本を見た時、美味しそうな晩餐会の話なんかが載っていて、空腹だった私はついつい買ってしまったのだ(空腹時に食べ物関係の本を見ると買ってしまいやすい(^^;))。
 
「ホワイトハウスにも、アメリカにも職人がいるんだ」という事を書きたかったというこの本。
ホワイトハウスの歴史や内情がある程度見えるし、歴代の大統領のキャラクターについても若干触れられていて面白いのだが、何となく内容が薄い。
 
いろいろな職人を研究・取材している人が「ホワイトハウスの職人」にも注目して取材をしたというのではなく、職人自体をあまり知らない人間が「ホワイトハウスで働いている人」に対して興味を持って取材をしたってところに、薄さが出ている気がする。
 
「ホワイトハウスならでは」って部分が曖昧で、他の職人さんでも同じ状況の人はいるのでは?って思えてしまうんだよね。
 

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