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「ネパールに生きる-揺れる王国の人びと」ネパールの知られざる一面 [本ノンフィクションいろいろ]

ネパールに生きる―揺れる王国の人びと

ネパールに生きる―揺れる王国の人びと

  • 作者: 八木澤 高明
  • 出版社/メーカー: 新泉社
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: 単行本
7.5点
一時期、ヒマラヤ登山関係の本にはまった時、ネパールに関しての記述は何度も目にした。
ネパールで有名なのは、やはりヒマラヤと、ヒマラヤ登山のサポートとして活躍するシェルパだろう。

シェルパの村の貧しさ、シェルパを取りまく運命の過酷さ、未発達な交通機関・・・そして雄大な自然、そういうものが私のネパールに対しての印象だった。

しかし、この本は、ヒマラヤ登山絡みで垣間見るネパールの姿だけではなく、都市部の様子、王政の問題、マオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)による内乱など、ネパールを取り巻く様々な問題点を教えてくれた。

ネパール人と結婚した(その馴れ初めも書いてあるがちょっとすごい)著者ならではの視点で、ネパールの庶民の生活や、子供達の置かれた悲惨の環境などについても触れている。

マオイストの若者やマオイスト支配地区に住む人々へのインタビューもあり、読み応えのある本になっている。 ネパールのいろいろな面を見せてくれる一冊。

お勧め!

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