「ハプニング」M・ナイト・シャラマン:最初は壮大、最後は・・・ [映画:ホラー・サスペンス]
「
シックス・センス
」「
アンブレイカブル
」などで有名な、M・ナイト・シャラマンの監督作品「ハプニング」を見てきた。
人が次々と倒れる衝撃的なCMを見た人も多いのではないだろうか。
全米のみつばちが突然いなくなったように、ある日突然人々が自ら命を絶っていく。
何かが起きている。
妻と一緒に州外へ避難しようとした主人公は、途中で列車の運行が止まり見知らぬ町に降ろされてしまう。
脱出のルートを探る間にも、被害地区はどんどん広がっていく。
主人公と妻は、この「出来事」から逃れることができるのか?
物語序盤、次々と人が命を絶っていく経過は、ゾクゾクするぐらい怖い。
何が起きているのかわからない不安と、ジワジワと迫り来る恐怖。
この後、アメリカは世界はどうなるの~!!
と期待したところで、物語はこじんまりと夫婦の話になってしまう。
いや、極限状態に追い込まれた夫婦の姿を細かく描写するというのもありだと思うんだけど、スケールの大きさを感じさせる始まりに比べ、あまりにもこじんまりとし過ぎ。
シャマラン監督作品は、こういうタイプの作品が多いんだけど、今回は特にガッカリ。
それは私がホラーやパニック映画好きだからかもしれない。
面白かったけど、期待外れでもあった。
人が次々と倒れる衝撃的なCMを見た人も多いのではないだろうか。
全米のみつばちが突然いなくなったように、ある日突然人々が自ら命を絶っていく。
何かが起きている。
妻と一緒に州外へ避難しようとした主人公は、途中で列車の運行が止まり見知らぬ町に降ろされてしまう。
脱出のルートを探る間にも、被害地区はどんどん広がっていく。
主人公と妻は、この「出来事」から逃れることができるのか?
物語序盤、次々と人が命を絶っていく経過は、ゾクゾクするぐらい怖い。
何が起きているのかわからない不安と、ジワジワと迫り来る恐怖。
この後、アメリカは世界はどうなるの~!!
と期待したところで、物語はこじんまりと夫婦の話になってしまう。
いや、極限状態に追い込まれた夫婦の姿を細かく描写するというのもありだと思うんだけど、スケールの大きさを感じさせる始まりに比べ、あまりにもこじんまりとし過ぎ。
シャマラン監督作品は、こういうタイプの作品が多いんだけど、今回は特にガッカリ。
それは私がホラーやパニック映画好きだからかもしれない。
面白かったけど、期待外れでもあった。
私の方はつい先日、映画版の『バイオハザード』を観たのですが、
近頃はこういったパニック系の作品を観ると
「家族全員でこういった状況に巻き込まれたらどうするか?」を考えてしまいます。
一刻も早く逃げなければならない状況で、
幼い子供を抱えていることは、致命的とすら言えますが、
イザとなったら冷淡に割り切ってしまうのだろうか。
それともいっそ、もろともの死を選ぶのだろうか。
生き延びるコトの方が、却って辛いのかもしれませんね。
by コステロ (2008-08-22 09:59)
うんうん、近未来SFなどには、北斗の拳状態になった(もっとリアルですが)世界なんかも描かれてるんですが、そういうの見ると、生き延びる方が大変なんだろうなーと思います。
家族、特に子供がいる場合は余計に、どうすべきなのか悩みますよね。
生きるのを諦めて子供の未来をなくしてしまってもいいのか・・なんて思っちゃいます。
「渚にて」のような穏かな破滅を今の人々は迎えられないと思うし・・。
この映画の場合、そこまで思えなかったのが残念です。
なーんか、中途半端。
災害が起きたのがアメリカの一部だけというのも大きかったのかも。
後ちょっと行けば逃げられる・・可能性もあるぞ、みたいな。
まだ「宇宙戦争」で子供を抱えて奮闘するトム・クルーズの方が考えさせられました。
by choko (2008-08-22 11:35)