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「花と奥たん1巻」近未来SF的で好きなんだけど、あまりにも進みが遅くて・・・ [本:コミック]


花と奥たん 1 (ビッグコミックススペシャル)

花と奥たん 1 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 高橋 しん
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/04/30
  • メディア: コミック


スピリッツで連載中の「花と奥たん」の1巻が出た。

都心を壊滅状態に追い込んだ謎の花。
そのふもとで、帰って来ない夫の為に、毎日料理を作る「奥たん」の日常を描いた話。

隔離地区に住みつづける奥たんが、いろいろな食材を手に入れるのは大変だ。
自分で作ったり、遠出して手に入れたり、行方不明の夫がいつ帰って来てもいいように、
毎日毎日、夫の分も食事を作る。

最終兵器彼女」と同じく、近未来SF+可愛い女の子の話。

「最終兵器彼女」は、最初全容が見えず、最初の頃のメインは、青春ラブストーリー。
しかし、物語が進むにつれ、徐々に破滅的な近未来世界が見えて来て、これはこれで面白かった。

「花と奥たん」も、主人公の「奥たん」の毎日の生活や食事の支度の状況から伺える混乱した世界、
最初はほんの少ししか見えなかったその世界の様子が少しずつ見えていく・・という流れは
「最終兵器彼女」に似ている。

しかーーーし、とにかく進みが遅い。
遅い、遅い、遅いっ!!

本来、ストーリーの大きな流れだけではなく、
このまったり具合や、可愛い奥たんの日常生活なども含めて楽しむべきものなのだろうけど、
雑誌連載が、1回掲載されては、忘れた頃に次が掲載されるようなペースだから、
より進行の遅さが感じられて辛い。

奥たんの可愛さ、いじらしさは、男性読者にはいいのかもしれないけど、
あまりにもそれが強調され過ぎてしまって、私の場合は、あまり楽しめないし。

話的には先がみたいんだけど、この進み具合の遅さにずーっと付き合うのかと思うと、
ウンザリしちゃう。

単行本で、まとめて読む方が、雑誌連載を読むよりいい気もするけど、
スピリッツを買ってるので、ついつい読んでしまう。
もうちょっとペースアップしてくれないかなー??
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