SSブログ

「儚い羊たちの祝宴」米澤 穂信:暗黒連作ミステリー [本:ホラー&ミステリー]


儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本

7点

名家、豪華なお屋敷、女中・・・それらの要素が共通したサスペンスミステリー短編集。
女性の一人称で語られるそれぞれの物語は、静かな中に不気味さを秘め進行していく。
もう一つ共通する要素に読書会「バベルの会」があり、作中で、エドガー・アラン・ポー、
泉鏡花、海野十三、夢野久作・・・etcについてちょっと触れられているのも興味深い。

帯は
「あらゆる予想は最後の最後で覆される-ラスト一行にこだわり抜いた、暗黒連作ミステリー」
となっている。

びっくりするほどのどんでん返しがある訳ではないけど、どの作品も綺麗にまとまっているし、
作品を覆う雰囲気が重苦しさに溢れよいので、ついつい読みふけってしまった。

秀作揃いの一冊。
お勧め(^^)。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。