「FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE1~5巻」太田垣康男:臨場感あふれる戦場!そこはカッコ良さなどない非情で殺伐とした世界。 [本:コミック]
FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE (1) (ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 太田垣 康男
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/10/25
- メディア: コミック
7.5点
ブログに1巻の感想をアップしたつもりになってたら、してませんでした(^_^;)。
「フロントミッション ドッグライフ&ドッグスタイル」の5巻が先月出たので、まとめて。
ゲーム「フロントミッション」のコミック版らしいけど、ゲームとは全く違うようです。
近未来。
日本を含むオシアナ共同連合と、アメリカ、カナダなどを含むニューコンチネント合衆国は、
ハフマンという島で戦争を行っていた。
「存在感が希薄すぎる」という普通の生活ではデメリットにしかならない個性を生かし、
戦場カメラマンとして活躍する主人公の目の前で繰り広げられる人型の兵器「ヴァンツァー」の戦い。
戦時下で、生きようとあがく民間人、そして兵士たちも・・・。
戦争の残酷さ、生々しさが、主人公のカメラマンの目を通して語られる。
この主人公がすごくいい!
自分がいつ死ぬともわからない戦場で、最新兵器を見て大興奮。
彼が飄々と戦場を撮影している時、運悪くこの島に転勤して来たばかりのジャーナリストは、
目の前で繰り広げられる惨劇に怯え、必死で脱出しようとあがく。
その対比がより物語を面白いものにしている。
1~5巻の内、1巻はカメラマンがメイン。
2~3巻は、歴戦のヴァンツァー乗りが一人の少女を助けようとする話。
4巻は、ある兵士の悲劇を描いた中編2作。
5巻は、またカメラマンがメイン。
カメラマンの出てくる話が一番面白い。
3巻の後半にも登場するが、彼が出てくると俄然面白くなる。
4巻だけは、「うーん、ありそうなエピソード」という感じでイマイチでした。
とくかく、このカメラマンのキャラクターがすごくいいし、
最新兵器や、ヴァンツァー戦のカッコ良さ(それは、映画で観る戦闘機などの戦闘に似ている)、
その影にある、戦争の醜さ、カッコ悪さ、悲惨さなどがよく出ている。
また自国が戦争を行っていても、遠い国の話として全く気にしない平和ボケしている日本国民や、
そういう生活の中から敢えて兵として志願する青年達の話も興味深い。
お薦めですV(≧∇≦)V。
面白そうですね。
中古本で購入して見ようかな。(^。^)
以前、chokoさんが勧められていた
第二次世界大戦紳士録。
地元の図書館に無かったので
隣の市の図書館から、
お取り寄せしてもらったんですが
なんと!地元の図書館、購入されました。(*^^)v
手に取るのは、私が最初。
そして、もう予約が入っているようで。
なんだか、嬉しい限りです。(*^_^*)
昨日、少し読みましたがホントに面白いです。
by rudies (2010-03-25 11:23)
rudiesさん
一巻はかなり前に発売されてるので、
古本屋さんで見つかりやすいかも。
一巻が気に入ったなら続きもどうぞ♪
「第二次世界大戦紳士録」地元の図書館に入ったのですね~V(≧∇≦)V祝!!
重箱の隅をつつくような、でも魅力あるエピソード満載で
面白いですよね♪
じっくり楽しんで読んでください(^^)。
by choko (2010-03-25 18:40)