「狂鬼降臨」友成純一著:エログロスプラッタ大大大満載w( ̄△ ̄;)w! [本:ホラー&ミステリー]
7点
果てしなくエロとグロが続く中短編集(^^;)。
中編「狂鬼降臨」は、突然冥界と現世がつながり、鬼たちが地上に現れる話。
地獄と同じように、人々を惨殺する鬼たち。
その前に、為す術もなく肉塊の塊にされていく人々。
世界中で阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられる・・・。
「地獄の遊園地」は天才漫画家「手近修」(^^;)によって作られた
完全にコンピューター制御された遊園地が、人々を惨殺し始める話。
B級・C級スプラッタ映画を小説にしたような内容。
「呪縛女」は、男性だけがかかる全身が腐る病気「退廃病」、
その感染源が女性だった事から、男性達がとった行動を綴る話。
「蟷螂の罠」は、突然凶悪な衝動にかられ人を殺してしまった男の話。
「地獄の釜開き」は、冥界に魂が溢れ、人々が死ねなくなった世界の話。
体をバラバラにされても、頭を潰されても死ねない人々。
しかし、それは永遠に続く苦痛との出会いでもあった。
「狂鬼降臨」とリンクしてます。
どの話もエロとグロに満ち満ちてます。
普通、グロの方がウェイトが高いのだけど、この本はエロの度合いも高め。
また明確なテーマは無いに等しい。
表題作「狂鬼降臨」を例にとると、鬼が地上に現れ、残虐の限りを尽くす。
その惨劇をいろいろな人の視点から、描いている。
人間牧場に囚われた人、串刺しにされる人、手足をもぎ取られる人・・・
延々と続くドログチャ汚物・血みどろ・惨劇の描写の間に、エロが入っているだけというか・・。
こう書くと、「どんな話だ??」って思われそうだけど、本当にそうなんだもん(^^;)。
他の話も似た感じなので、とにかく延々と続く惨劇の描写を堪能したーい!!
って人だけが読むべき本(^_^;)。
救いも無いし。
でも、ここまで潔くエログロに走っている著者には脱帽。
図書館のお薦め図書のコーナーにあったけど、こんなのお薦めしていいんだろうか??(^_^;)
ウチの娘が通う日本人学校の図書室に
みうらじゅんの『正しい保健体育』が置いてあって
「コレはダメだろう」と思いましたね(笑
by コステロ (2010-04-04 11:00)
コステロさん
みうらじゅんの「正しい保健体育」はまずいでしょ~(笑)。
それも子供向けには(^^;)。
内容チェックしないで、タイトルだけで置いたのでしょうかね。
by choko (2010-04-04 12:48)
友成本が図書館に・・・
そこが逆に怖い?
図書館おすすめでふっと手に取った本がこんな内容だったら
泣いちゃいますよ 僕は・・・。
by ufavan (2010-04-04 17:05)
ufavanさん
タイトルだけで、内容までは吟味してなかったのでしょうね~(笑)。
どうどうと入り口のお薦めコーナーにあったので、
すごく目立ってました。
覚悟なく読むと、衝撃が大きいかもしれませんよね(^_^;)。
by choko (2010-04-04 18:23)
狂鬼降臨、持ってます。(^_^)b
エログロ満載ですが、
何故だか心惹かれる逸品であります。
巨大な肉の塊になって行く所は
ちょっと、クスッと笑っちゃいますが。(^_^;)
好きな本だけど、これ!好きな作品でお薦め!って
胸が晴れないところが……。どうなんでしょう!?(^^ゞ
by rudies (2010-04-05 15:16)
rudiesさん
おお、持ってる上に、好きな作品でもありますか(^^)!!
私の場合、もうちょっとエロの要素が少ないと、
好きのランクがあがりそうです。
阿鼻叫喚の地獄絵図の描写や、現世が地獄と化す殺伐さは
すごく好きなんですけどね~。
あははは、この作品、確かに人にお薦めするのは
考えちゃいますよね~(^^;)。
普通の人に「これいいよ~」って薦めたら、人格疑われそう。
胸を張ってお薦めできるのは「同士!」と判明してる人だけかも(笑)。
by choko (2010-04-05 16:42)