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「図説 着物の歴史」橋本澄子著、「ひと目でわかる きもの用語の基本」・・着物の事いろいろ [本ノンフィクションいろいろ]


図説 着物の歴史 (ふくろうの本/日本の文化)

図説 着物の歴史 (ふくろうの本/日本の文化)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2005/08/20
  • メディア: 単行本
7点

ひと目でわかる きもの用語の基本 (特選実用ブックス きもの)

ひと目でわかる きもの用語の基本 (特選実用ブックス きもの)

  • 作者: (社)全日本きもの振興会推薦
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2008/07/11
  • メディア: 大型本
7.5点

「図説 着物の歴史」は、桃山時代から明治くらいまでの、
「小袖」の模様の移り変わりをカラー写真メインで紹介した本。

着物の歴史を詳しく追うには不向きだけど、現在まで伝わる「着物」の歴史をざっと追い、
博物館に収めてある、歴史ある綺麗な模様の着物を堪能するには良い本。

古墳時代から現代までの装いの歴史を、簡単に紹介した章もあるし、
私みたいに、この辺りの知識が皆無に近い人向け。

「黒茶片身替鉄線唐草扇散模様繍箔」とか「鬱金綸子地染分花丸模様絞繍」とか、
これを読むまでは「何が何だか(゚_。)?」だった着物の説明が、
少しわかるようになったし。

ということで初心者向けなのだけど、着物を全く着ない私には、
それでも、よくわからない用語がいっぱい。
「摺箔」「繍箔」「縮緬」「綸子」・・・解説があるのもあるけど、
いまいちピンと来なかったり、違いがわからなかったり。



なので「きもの用語の基本」も借りてみました。

「留袖」「振袖」「付け下げ」「小紋」などの着物の種類、「袋帯」「名古屋帯」「兵児帯」など帯の種類、
「手描き友禅」「型染め」など染めの種類、「縮緬」「綸子」などの白生地の違い、
「紬」「御召」「麻・上布」「紗」「羅」「絽」「裂織」「科布」など織りの種類などが、
写真付きで説明されていてわかりやすい。
「金襴緞子」って一つの言葉じゃなく、「金襴」と「緞子」な事を知りました(^^;)。

メインは、全国各地の染めと織りの紹介。
大島紬、東京友禅、加賀友禅などメジャーなものから、
着物に興味が無い人は知らないマイナーなものまで、その特徴が紹介されてます。
これも、ほとんどがカラー写真付きなので、とてもわかりやすい。

本当は、呉服屋さんで実物を見て説明してもらうのが一番だし、百聞は一見にしかずなんだけど、
着物を買うつもりもなく呉服屋さんに行くのは敷居が高すぎるので、これで満足。
今までイメージが一緒だった「京都友禅」と「西陣織」(私の知識はこのレベルでした)の
違いもわかったし(^^;)。

これぞ、私が求めていた本!という感じで当たりでした(^^)。
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