「ハカイジュウ」本田真吾著、「インセクツ」杉山敏著:破滅マンガ!「進撃の巨人」が好きな人に♪ [本:コミック]
偏った品揃えが魅力なヴィレッジヴァンガードで発見した2冊。
巨人に人類のほとんどが喰いつくされた世界を描いた「進撃の巨人」(リンク先感想)と、
「ハカイジュウ」「シンセクツ」を買ってる人は重なっているらしい。
話の傾向も、化物相手に為す術もない人々の絶望感と恐怖感に満ち溢れ、かなり似てます。
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「ハカイジュウ」の舞台は、立川市。
バスケットに恋に友情に、青春を謳歌していた高校生の主人公。
突然起きた巨大な地震で、棚の下敷きになり、意識を取り戻した主人公が見たものは、
異様な形をしたクリーチャーが、級友達を貪り喰う光景だった。
クリーチャーに追われ学校から逃げ出したが、学外でも同じような惨劇が展開されていた。
その上、天を仰ぐような巨大なクリーチャーまで・・・。
一体何が起きたのか??
立川市を舞台に繰り広げられる惨劇。
絶望的な状況の中、逃げ込んだ映画館では、暴君のようにそこを仕切る教師まで。
クリーチャーの描写がとても気持ち悪くていいし、スプラッタ描写も満載、
最初に語られる爽やかな高校生活と、その後に展開される悪夢のような惨状のギャップもいい。
そんな惨劇に合間にちょっとずつ入っている、友情や恋愛、夫婦愛、人間の身勝手さ、
個性あるキャラクターなどのエピソードもなかなかきいている。
4巻まで出ていて、まだまだこれから!
謎も全く解明されていないけど、先が楽しみなマンガです(*^.^*)!
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「インセクツ」は、巨大化し凶暴化した昆虫達がとある都市で、人々を襲いだす話。
その影には遺伝子操作とウイルスの研究が・・・。
人類自身が撒いた厄災に人々はどう立ち向かうのか?
こちらも、「ハカイジュウ」と似た感じの展開ですが、まだ全く謎が解明されていない「ハカイジュウ」と
違って、原因はわかっており、どう対応するのか?対処法があるのか??というのと、
国の隠蔽工作などとの絡みがメイン。
こちらも4巻まで出ているけど、どうもよくある話的な感が拭えないのと、
絵があまり上手では無いのがネックで、2巻まで買って止まっている。
ブックオフで見つけたら続きを買うと思うけど。
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「進撃の巨人」と同じ、謎が徐々に解明されていく展開の「ハカイジュウ」の方が好み。
また、「ハカイジュウ」は絵が上手い!
話の面白さは「進撃の巨人」>「ハカイジュウ」>「インセクツ」
絵の上手さは「ハカイジュウ」>>>>>>「進撃の巨人」=「インセクツ」
って感じ。
クリーチャーの気持ち悪さとか、スプラッタシーンとか、上手な分すごくいいです。
ただ、「進撃の巨人」はそのへたうま感が生理的な気持ち悪さにつながっているんだけど、
「インセクツ」にはそれが無いのも残念。
ということで、この2冊だと「ハカイジュウ」がお薦め!
でも「インセクツ」も同じジャンルなので、読めば楽しめると思います♪
そういえば、ハンターハンター(HUNTERXHUNTER)の「キラーアント編」も、
序盤、侵略者の圧倒的な強さに対する、絶望感と恐怖感に溢れてました。
ハンターハンターの中では一番好きな章。
ラストも良かった~♪
ハンターハンター、単行本を買うのを途中でやめちゃったけど、キラーアント編だけ揃えようか悩みます。
やっとやっとやっと、何度もの連載中断を経てキラーアント編が完結したけど、
それより、完結した後も連載が続いていることにびっくり!!
すごい、すごすぎる!
毎回、いつ連載が止まるかドキドキです(>_<)。
今連載しているキルアの弟「アルカ」の話が、予想外に面白くなってきたので
( ハンター協会の次期会長選挙はあまり興味を惹かれなかったんだけど)、
頑張って続けて欲しいっ!!
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