SSブログ

「全米注目!少女誘拐事件の被害者が結婚」と「信仰が人を殺すとき」 [本ノンフィクションいろいろ]

信仰が人を殺すとき - 過激な宗教は何を生み出してきたのか

信仰が人を殺すとき - 過激な宗教は何を生み出してきたのか

  • 作者: ジョン・クラカワー
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: 単行本


昨日見たニュース「全米注目の少女誘拐事件 大人になった被害者が結婚」という記事。
2003年、14歳の少女が寝室から連れ去られ、9ヶ月後に犯人の男とその妻と3人で
歩いているところを発見され、保護されたという事件(エリザベス・スマート誘拐事件wiki)。

あれれ、既視感が・・・・。
と思ったら、現在読んでいる「信仰が人を殺すとき」で取り上げられていた事件だった。
この本の最初の方で、モルモン原理主義者と重婚の問題を取り上げていて、
エリザベスを誘拐したのが、モルモン原理主義者で、エリザベスは二人目の妻としてさらわれたのだ。
エリザベスは原理主義者では無かったがモルモン教徒ではあった為、犯人の主張する
教義に感化されやすい状態で、状況を受け入れ(洗脳)、逃げようともせず、一緒に行動していた・・・と
本書には書かれている。

しかし、ちょっとだけ記事を検索した限りではこの事件にモルモン教という名前があるのは少ない。
犯人は重婚主義者」という記事では、モルモン教の名前が出ているが。
犯人の男は、精神障害として、最初は責任能力無しとされたが、その後有罪になったらしい。

このタイミングで、このニュースを読まなければ、スルーしてたと思うし、
モルモン原理主義や重婚など、この事件でメインになる部分も、気が付かなかったと思う。
「精神的障害で責任能力無し」も、熱狂的信者がそう判断されるなら、
多くの宗教的犯罪は責任能力無し・・・となってしまう気がして怖い。
また本書で書かれている「エリザベスの洗脳」については、否定する意見(恐怖のあまり
逃げられる時でも逃げようとしなかった)があるというのも知った。
こういう「おおっ!」って思うタイミングってたまにあるけど、ちょっと嬉しい。

「信仰が人を殺すとき」は、まだまだ序盤(厚い)。
序盤でも衝撃的な内容(モルモン原理主義者達の、重婚、14歳前後で相手も選べず結婚などの事が、
アメリカやカナダで町(コミュニティ)ぐるみで行われているなど)が書かれているので、
読了したら、何が見えてくるんだろう??

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。