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「イモムシハンドブック」安田守著:隅から隅までイモムシだらけ~!! [本ノンフィクションいろいろ]

イモムシハンドブック

イモムシハンドブック

  • 作者: 安田 守
  • 出版社/メーカー: 文一総合出版
  • 発売日: 2010/04/10
  • メディア: 単行本

7点

鳥を題材にした4コマコミックエッセイ「とりぱん」の著者が、「とりぱん」が掲載されている
モーニングの柱部分の著者の一言で、この本を紹介していたので読んでみました。

日本のチョウやガのイモムシ226種を紹介した、イモムシの為の入門書!
どのページを開いても、イモムシ!
イモムシ、イモムシ、毛虫、イモムシ、毛虫・・・・・・100pほどあるこの本の中で、
イモムシの姿が無いのはほんの数ページ。

最初の方には、この本で紹介されている、イモムシ226種類の原寸大(一部縮小)の写真が、
ズラーッと並べられたページが10ページも続いて壮観Σ( ̄ロ ̄lll)!
もう、その数に、既に圧倒されてしまった。
パッと見、同じように見えるイモムシだけど、こんなに種類がいたのか~!!

その後は、各イモムシについての説明、成虫や蛹の写真なども掲載しつつ、
1ページ2~3匹ずつ紹介している。
写真がキレイで、イモムシの姿が細部までよくわかるのは楽しい♪

特に面白かったのは、成虫との違いで、よく見かける地味なチョウやガの幼虫が
すっごくカラフルだったり、個性的な姿をしていたりした事や、
こんな変な姿のイモムシがいるのか~!と知ることができた事。
シャチホコガ」なんて、イモムシとは思えない姿w(゚o゚)w!

しかし、あまりにも種類が多すぎるし、細部は違っていても、パッと見は「緑色のイモムシ」だったり、
「茶色い毛虫」だったり、「カラフルで毛がちょっと生えた毛虫」だったり、いくつかのカテゴリーに
分けられてしまうものなので、外でイモムシに遭遇しても、この本と照らし合わせないと、
何のイモムシかはわからない気がする。

まぁ「ハンドブック」ということなので、持ち歩いて使うのが本来の使い方。
イモムシに遭遇した時、持ってたら確かに便利そう♪

よく見かける、茶色くて毛がボーボー生えた大きい毛虫が「ヒトリガ」の幼虫だったのが
わかったのは、長年の謎が解けて良かった。
本にも「初夏に歩いている姿をよく見かける」と書いてあったので、たぶんそうだろう。

イモムシって、こんなにいろんな姿形をしているのがいるのか!!ってわかる一冊。
写真満載なので、眺めるだけでも楽しいです(*^.^*)。
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コメント 2

コステロ

私、比較的、虫はヘーキな方なんですが、毛虫と蛾はダメですねぇ。
「毛虫の毛は硬く、触ると刺さって毒がまわる。成虫の鱗粉も有毒」
と言うイメージを持っていたので、子供のころからニガ手でした。
多分、アニメか特撮ヒーローモノか何かの影響だと思いますが、
それがほぼ間違いであると判っている現在でも、やはりダメですね。


ところでこの本、「食べられる芋虫は一通り食べてみて、その感想」
とかって項目は無いんですね。
もしあれば、より「ちょこさん向けの本だなぁ」と思いましたケド(笑
by コステロ (2012-10-23 08:18) 

choko

コステロさん

>「毛虫の毛は硬く、触ると刺さって毒がまわる。成虫の鱗粉も有毒」
これ、チャドクガに近いですね(成虫の鱗粉ではなく「尾毛」らしいですが)。
私も、毛虫は、毒があるのと無いのといるので、見分けがつくようになれば、
特にチャドクガは、その辺にいるようだし、抜けた毛にすら毒がある
(近くにいただけでもカブレたりするらしい)危険な毛虫なので、
それがわかるようになりたい・・とか思って読んだのもあるのですが、
チャドクガって、あまり「毛虫」っぽく無い事が判明。
226種紹介されている中で、毒あり危険の毛虫はほんの数種類なんですけど、
見分けがつかなきゃやっぱり怖いですよね~。

>「食べられる芋虫は一通り食べてみて、その感想」
さすが、コステロさん、よくわかってらっしゃる(笑)!
それとか、イモムシへの愛が熱く語られているとか期待してたんですが、
とっても真面目なハンドブックでした(^^;)。
by choko (2012-10-23 16:33) 

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