「おうちがいちばん」 1巻 秋月りす [本:コミック]
「おうちがいちばん」 1巻 著:秋月りす (バンブーコミック) 6点
秋月りすはかなり好きな漫画家で、代表作である「OL進化論」「かしましハウス」どちらもお気に入りである。
「まんがライフオリジナル」にて連載していた「かしましハウス」の後に始まったこの作品。かなり期待していたのだが、何となく物足りない・・。「まんがライフオリジナル」は購読していなかったけど「かしましハウス」は毎回しっかり立ち読みしていたし、「かしましハウス」特集号は購入していた。ところが、この「おうちがいちばん」はどうも立ち読みする程の魅力は無い。特集号も購入しなかった。
面白くない!という訳ではけっして無い。が、このもやもやとした物足りなさは何だろう・・と今回単行本を買ってみて考えてみたのだけど(考えなくてもいいんだけど(^^;))、どうも、主人公一家の個性が弱すぎるのが原因な気がする。
主人公の子持ちで働く主婦、その夫と、2人の子ども、どれも印象が弱いのだ。その他隣に住む主人公の親と妹、会社の上司、どれもイマイチ。
秋月りすのマンガの魅力1つに、普通の人に見えるけど、ただものでは無い人物というのがあると思うのだけど、そういう人は1人もいない、もしくはいても小粒という感じ。
キャラクターの個性が弱いせいか、秋月りすのもつ思わず頷いてしまう「鋭い突っ込み」というのもあまり感じず、ほのぼの4コマで終わってしまっている感じがする。
まだ1巻なので、これから少し変わるだろうか?それともこのままほのぼの路線で行くのかな?
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