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「ファイナルデッドコースター」1作目の雰囲気に戻ったけど・・・ [映画:ホラー・サスペンス]

ファイナル・デッドコースター 通常版

ファイナル・デッドコースター 通常版

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
5点
 
予知により事故死から逃れた人々。しかし、「死」という運命からは逃れられず、次々と悲惨な死を遂げていく。
 
そんなシチュエーションで作られた映画の3作目。
 
個人的には、1作目「ファイナル・デスティネーション 特別版 」、2作目「デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2 」、そして3作目のこの作品の順番で面白かった。という事で続編の運命からは逃れられずイマイチの出来になってたなぁというのが感想。
 
1作目は、「死」という運命にも、そして飛行機爆破の容疑者として「現実」にも追われる主人公と、それを取りまく人々のドラマが上手く絡み合って、最後まで息を抜けない展開になっていた。特に忍び寄る「死」の雰囲気が不気味で良かった。
 
2作目は、1作目の事件を知った主人公が、「死」の運命から逃れる為、闘う話になっており、不気味さ、怖さいう点ではかなりマイナスになってしまっていたのが残念だった。
 
そして、3作目のこの作品は、雰囲気的には一作目の雰囲気に戻った作りになっていて、迫り来る「死」の不気味さは感じるのだが、人間ドラマの方が、紙のようにペラペラに薄~い。
 
そのせいで、単なる、「残酷な死に方ショー」のような展開になってしまっている。
 
また1・2で語られていた「死」の法則も上っ面を撫でただけで、それを無視したようなストーリー展開。
序盤は「いい雰囲気か??」と期待したのだが、尻すぼみ状態で、「あれれーーーーー??」と終わってしまった感が強い。
 
スプラッタシーンを期待するなら、いいかも。

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