「ダーリンは外国人」「英語が出来ない私を責めないで」他小栗左多里の本 [本:コミックエッセイ]
ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。
- 作者: 小栗 左多里
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
- 7点
- 作者: 小栗 左多里, トニー・ラズロ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/03/04
- メディア: 単行本
- 8点
「イタリアで大の字」を読んで、他のも読んで見ようかな~と図書館で借りてみた。
相模原市はオンライン予約が出来ないので不便なんだけど、予約が手軽じゃない分、「あれっ?」って思う本が貸し出しされずに残ってる事がある。このシリーズも町田市の図書館では予約が何人か入っていた本だけど、すぐに借りる事ができた。
日本語ペラペラで、言語オタクとも言えるご主人を持つ著者のコミックエッセイ。
「ダーリンは外国人」「ダーリンは外国人2」には、異国の人と暮らすカルチャーギャップが描かれてはいるんだけど、言葉による問題が少ない事や、ある程度お互いの文化を認め合っている事から(これはこれで素晴らしいと思う)、「異文化との遭遇」というより、「夫婦の考え方の差」に焦点が当っている気がする。 私が読みたいと思うのは「異文化との遭遇」の方なので、この手の本が好きなのに、今までなんとなく食指が動かされなかったんじゃないかなぁ(立ち読みで少しは読んでた)と読んで見て思った。
ちゃんと読んだらそれなりに面白かったが、インパクトは小かな?
4冊読んで見て1番面白かったのは「ダーリンの頭の中」。
言語オタクのダーリンが語るいろいろな国の言葉に関するウンチクが詰まっている。
学校で習った英語の発音や文法が事実とは違ってる事や、英単語の成り立ち、日本語のメリット・・と言葉に関して、いろいろと目から鱗!という内容が書いてあった。そして、漫画なので堅苦しくなく、わかりやすく、面白い!
いくつか入っているダーリンのコラムの中に「1日1回ヘー!と思いたい」というようなことが書いてあったが、その考えにとっても賛同。そういう気持ちで日本語にも向き合っているようなので、ダーリンの日本語ウンチクの中には日本人が知らない事もいっぱい。
次に、「英語ができない私をせめないで」が面白かった。
ご主人が日本語ペラペラなので、一向に英語が上達しない著者が、怪しげ(?)なスクールや、米軍基地内の英会話教室、NHKラジオなど、英語上達の為に、いろいろチャレンジする体験エッセイ。
昔、海外旅行に行った時、英会話能力がもっと高ければ、もっと旅行も楽しいものになったはず!!と帰国した後、奮起して勉強したが、見事な3日坊主に終わった事がある。
この本を読んでも、英語を身につけるのに近道は無い!というのがわかるだけだけど、英語を学びたいと思っている人には、参考になるはず。
1番いいのは、海外に住んで、日常で絶対英語が必要な状況に自分を追い込む事な気がするし。ヨーロッパに旅行した時は、あまだ学生だったので、時間はあっても金は全く無い!ツアーなんかに参加できず、友人と2人バックパッカーとしていったので、頼れるのは自分の英語能力だけ!という状況だった。あの状態で1年ぐらいいれば絶対英語が上達した気がするもの(^^;)。
実際、自分の英語力が1番強まったのは、この旅行の時だった気が。いつもどういうべきか英文を頭の中で考え、必死に相手の言葉を聞き、山のような失敗をして帰国した。小さい美術館で次の部屋に入る度にチケットをチェックされるので厳しいなぁと思っていたら、順路を逆に歩いていたとか・・・。最後の部屋-本当だったら最初の部屋-の監視員さんが、教えてくれた。別の部屋の人も教えてくれたのかもしれないけど、理由が理解できたのは、この人の説明でだった(^^;)。
現地の人や他の国の旅行者と話す機会があっても、英語力の無さのせいで、ほとんどコミュニケーションが取れず残念な思いも何度もした。
帰国して「英語を頑張ろう!」と思った気持ちを思い出させてくれた本でもある。でも実際学ぶとなると・・・使う機会もないしなぁ・・と躊躇。海外サイトとか、英語がすらすら読めれば楽しいとは思うんだけ、ページごと和訳できちゃうしね(^^;)。きっと私の英語能力は上達しないままでしょう。
TBさせていただきました。
「ダーリンの頭ン中」が一番おもしろいんですか・・・。
他のにも手を出そうとおもっているのですがちょっと考えてしまいます。
by タウム (2007-05-25 22:47)
始めまして(^_^)。
タウムさんのブログにもお邪魔させて頂きました。
私にとっては「ダーリンの頭ン中」が1番面白かったのですが、他のものも、もしかしたらタウムさんのお好みに合うかもしれません。
タウムさんがイマイチと感じていた「独白するユニバーサル横メルカトル」とか私はかなり好きなので(^^;)。
by choko (2007-05-26 11:50)
「ダーリンは外国人」(1)(2)と、作者のお母さんとのコラボ料理本を読みました。料理本が一番面白かった・・・これだけは自分で買ったんですが。他は、ムスメの歯医者においてあったから(笑)
たしかにこのシリーズは異文化遭遇ってあまりないですね。ダーリン単体中にあるカルチャーギャップみたいのは面白いけど。
ちょこさんにお借りした「私もトルコで考えた」はすごかったんで、あれくらいのパンチが欲しいと思っちゃダメよね。
by ちょび (2007-05-28 15:38)
日本が舞台っていうのも異文化遭遇が少ない理由かもしれないですよね。
「私もトルコ・・」も凄かったですが、小田空の中国エッセイも、パンチがありました(読みました?今度送りましょうか?)。
でも、今ニュースで見聞きする中国のいろいろな話は、小田空のエッセイがかすむほどパンチがきついです(^^;)。
by choko (2007-05-28 16:49)