「オーメン666」「ポイントブレザントの悪夢」 [映画:ホラー・サスペンス]
1976年製作の「オーメン 」のリメイク。
私はオリジナルの「オーメン」と「オーメン2」がとってもとっても好きなので、正直期待していなかった。
好きな作品のリメイク物というのは、失望させられる事が多い。
それに「オーメン」シリーズは、一作目「オーメン」が1番できがよく、2作目「オーメン2」はまだOKの内容だったが、「オーメン3」で超駄作になり、「オーメン4」も、可も不可もというでき・・と、どんどんレベルが下がっているので、はい、リメイクです!と出されても、期待できないのが当たり前という気がする。
しかし、予想はいい意味で裏切られた。
「オリジナルを越えた!!」と絶賛するほどではないが、少し現代風要素を入れオリジナルをかなり忠実にリメイク、今まで「オーメン」のタイトルを知っていても見たことが無かった人には、「オーメン」を見るきっかけになるいい作品なのではないかと思った。
オープニングでは、最近現実に起きた9.11などのテロ、大津波、異常気象などと聖書の言葉との対比をしていて、もっと現代の災害との絡みを多く入れるのかと思ったが、それは無かった。
オリジナルに比べて、わかりやすい説明があったりするのは、好みの問題(私はもう少し暗示的なほうが好き)だと思うが、メインになる夫婦と悪魔の子ダミアン役に関しては、オリジナルの方が何倍も良かったと思う。
特に、ダミアンは、オリジナルで演じている子の愛くるしさと悪魔の子というギャップが良かったのだが、「オーメン666」のダミアンは愛らしさがあまり無い。
他にもオリジナルと比べてしまうと、ここもあそこも・・・と気になる部分というのは、いっぱいあるのだけど、もしオリジナルを見ていなくてこれを見たら、面白い!と褒めたと思う(元々、「エクソシスト」や「第七の予言」などのオカルト物が好きだし)。
という事で「オーメン」をまだ見ていないならお勧め。これが気に入ったならオリジナルも見て欲しい。
「ポセイドン」を借りた時、その中に「スーパーナチュラル」の第一話が入っていたように、この「オーメン666」には、「ポイントブレザントの悪夢」の第1話が入っていた。
「ポセイドン」+「スーパーナチュラル」と比べたら、「ポイントブレザント」は、悪魔の子である少女が主人公なので、「オーメン666」と共通する部分が多い。
嵐の日に海で救助された美少女。彼女の眼球には生まれつきの不思議な形をした痣が。
顔も知らない母親を探す彼女は、自分も知らない邪悪な力をもっていた。
彼女の邪悪な力に感化される人々。 彼女の周辺で、何かが起きる・・・。
第1話なので、まだまだ全貌は見えないけど、ちょっと先が見たいと思った。
印象に残ったのは、悪魔の子役の女優さんが、ほんとうに美人だった事。
アメリカの映画でティーンエージャーがたくさん出てくる映画とか、人の区別がつかなくて、困ることがあるんだけど、彼女は群を抜いて美人なので判別できる!というぐらい美人。
ラブロマンス系の要素もありそうなので、わざわざ借りてみるまではしないかな。テレビで放送したら見るかも。
でも、この作品、最後の方で打ち切りになって、謎解きが中途半端だという話も。それだったらもったいない。
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