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「不都合な真実」写真とかいっぱいでわかりやすい [本ノンフィクションいろいろ]

不都合な真実

不都合な真実

  • 作者: アル・ゴア
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2007/01/06
  • メディア: 大型本
7.5点
 
 
アメリカで「地球温暖化」に対する警鐘を鳴らした事で有名な映画の書籍版。
元副大統領アル・ゴア氏の著作。
 
最初方のページを開いた時、大型版の本に小さい字でピッチリ書いてあったので、「読むのに時間がかかるなぁ」と覚悟したんだけど、小さい字でピッチリ書いてあるのは、各章の文頭に収められているゴア氏の自伝の文章(読まなくても問題無い)と、最後の方の温暖化阻止の為一人一人何ができるかの部分だけで、後は
 
見開きに
 
 
超巨大な字
 
とか、
 
画像中心のページに、シンプルな説明と
 
本の厚さ、大きさの割には、あっという間に読み終わってしまった(^^;)。
 
でも、地球温暖化の影響や環境破壊について簡単に知る事ができるのはいいと思う。
これを読んで温暖化などに興味をもったなら別の本を読めばいいのだし、入門編として及第点。
 
 
以前「文明崩壊」で、ドミニカ共和国とハイチの驚くべき現状に関して読んだのだが、この本ではその現状が画像で示されていて、興味深かった。
 
ドミニカ共和国とハイチは、カリブ海に浮かぶ1つの島の東と西に分かれて存在している。
 
ドミニカ共和国では、ある独裁者が強固な森林保護をした為、現在でも森林が残っている。
逆に、何も対策をとらなかったハイチでは、ほとんどの山が禿山状態だという。
 
熱帯は表土が薄く、一度広範囲に樹を切り倒してしまうと、雨で表土が流されてしまい、不毛の大地になってしまうらしい。
それが現実になったのがハイチなのだ。
 
現在、ドミニカ共和国は、世界の中では中くらいの経済状態だと思われるが、不毛の大地が広がるハイチは、世界2番目の貧困国となっている。
 
そして、この本には、ドミニカ共和国とハイチの国境の写真が掲載されているのだ。
まるで線を引いたようにある地点を境に茶色い大地と緑色の森とに分かれているのが印象的だ。
この茶色と緑の境目が国境なのだ。ぞっとするぐらいその現実は厳しい。
「文明崩壊」で読んで知ってはいたが、画像のインパクトは大きい!と改めて思った。
 
地球温暖化について興味があって、何か読んでみたいと思っている人にお勧め。
本は分厚いけど、サクサク読めます(^^)。 

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コステロ

問題は値段ですよね。
3000円近くするみたいですケド・・・
どうですか?それだけの価値はあります?(笑
ビジュアル・ムックとして見れば高くない、と言った感じでしょうか。
by コステロ (2007-12-14 13:00) 

choko

コステロさん

言われて見れば、この本高いんですね~(^^;)。
図書館で借りてきたので全く気にしていませんでした(予約人数がすごくて半年待ちでした)。
子供とじっくり見たいというのなら、3000円出しても・・・いや、出せないか??(^^;)

現在、ソフトカバーで1260円の「不都合な真実 ECO入門編」が出ているので、買うならそちらで充分な気がします。
内容はかなり被っているみたいですし、軽くて読みやすいのもいいみたいです(^^)。
by choko (2007-12-14 13:43) 

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