SSブログ

「巨匠に教わる絵画の見かた」「悪魔のダンス」「マリアのウィンク」他、西洋美術に関する本 [本:歴史]

鑑賞のための西洋美術史入門

鑑賞のための西洋美術史入門

  • 作者: 早坂 優子
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本
 
巨匠に教わる絵画の見かた

巨匠に教わる絵画の見かた

  • 作者: 視覚デザイン研究所
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 単行本
 
天使のひきだし―美術館に住む天使たち

天使のひきだし―美術館に住む天使たち

  • 作者: 視覚デザイン研究所・編集室
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
悪魔のダンス―絵の中から誘う悪魔

悪魔のダンス―絵の中から誘う悪魔

  • 作者: 視覚デザイン研究所・編集室
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
マリアのウィンク―聖書の名シーン集

マリアのウィンク―聖書の名シーン集

  • 作者: 視覚デザイン研究所・編集室
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
視覚デザイン研究所が出している、西洋美術に関する本を続けて読んで見た。
どれも、なかなか面白かった。
 

 
「鑑賞のための西洋美術史入門」は、古代から現代まで、その時代時代の美術の特徴を簡単に説明している。
ザーっと西洋美術の流れを追いかけるには、とても参考になると思う(現代美術は説明読んでもよくわからなかったけど(^^;)絵を見てもわからないんだけど・・)。
ただ、画家1人1人についての説明はあまり無く、西洋美術についての情報(「ヘレニズム」についてとか、「印象派」についてとか)が簡潔に大量に詰め込まれているので、少しでいいので基礎知識がないと辛いかも。
 

 
「巨匠に教わる絵画の見かた」は、著名な画家を1人1人ピックアップして、その特徴、西洋美術への影響、当時の評判、他の画家からの評価などを載せている。画家同士の関係や、どの画家が誰から影響をいるのかなどがわかり、面白かった。
画家の可愛い似顔絵に噴出しをつけて、その意見を述べさせているのは、親しみやすい。しかし、頭の中で情報が整理しにくいという難点も。
上記の中では一番お勧め!
 

 
「悪魔のダンス」「天使のひきだし」「マリアのウィンク」は、西洋美術の中でも、キリスト教的な絵画を中心に扱っている(他の宗教も扱っているけど)。
どれも、聖書の物語がマンガとして描かれていたり、宗教画の解説があったりして、面白く読めるのだけど、こちらも情報が整理されているとはいえず、曖昧だったり、前後の脈絡なく突然説明が始まったりと、読みにくい部分も多い。
また、説明の中に、変に軽いのりの文章が入っていて(中世の物語の説明なのに合コンとかの言葉が出てきたり)、雰囲気を壊している気がして個人的にはその部分が気になった。
でも、挿絵もマンガも多いので(個人的には、もっと絵画を載せて欲しかったけど)サクサク読めるし、絵画にまつわるいろいろなエピソードを知る事ができるのも確か。
 
「マリアのウィンク」がキリスト教や聖書に関して一番詳しく載っているので、まずこれを読んでから、他の2冊を読むのがいいかも。
 

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 2

コステロ

各説明文を読みますと、
確かに「巨匠に教わる絵画の見かた」が一番良さ気に感じました。

私も一時期、美術館巡りなどに凝ったことがありますが、
描かれている画のテーマや背景を、知っているのと知らないのとでは
鑑賞する際の姿勢にも、大きな違いが出てきますよね。
by コステロ (2008-01-21 12:54) 

choko

はい「巨匠に・・・」が一番参考になる気がします(^^)。

絵画を見るとき、宗教的背景とか、時代背景とか知ってみるのと、知らないでみるのとだと、いろいろ違って来ますよね。

すごく昔、ヨーロッパ旅行した時、美術館巡りをしたんですが、ちゃんと下調べしてから行けばよかったなーーといまだに後悔です。
ミケランジェロとか有名なものはじっくりみたけど、後はサーって見てしまって。
こういう本で紹介されている絵でも、「あっ、これ見たはず。でも印象が薄い」みたいなのが多いんですよ(-_-;)。
宗教的意味のあるシンボルを知ってたり、表現法の違いと意味なんかをわかっていたら、もっと面白く見られたろうなぁと思っちゃいます。
やっぱり印刷されたのと、現物を見るのとでは、雲泥の差があるので、せっかくのチャンスを無駄にしてしまった・・という感じです。

そちらは、美術館も多いのではないですか?いろいろ見られそうで羨ましいです。
by choko (2008-01-21 18:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。