「世界征服は可能か?」岡田斗司夫:真面目に世界征服を考察する [本ノンフィクションいろいろ]
「世界征服」を真面目に考える本。
私も、以前、「世界征服って征服したも後大変そうだな~。広範囲を支配したローマ皇帝だって、いろいろ苦労したみたいだし。ショッカーをはじめ、悪のリーダーは、何を考えて世界を征服したいんだろ??」と考えたことがあったけど、「世界征服はお約束だから」と、あまり深く考えたことは無かった。
しかし、この本はそこをもっと掘り下げて、「世界征服」に関し真面目に考察する本なのであった。
そして、特撮・アニメなどで有名な悪のリーダー(ショッカーの首領、バビル2世のヨミ、死ね死ね団のボス・・・etc)をタイプ別に分類。その目的と、現実性、世界征服後の弊害などについて分析している。
この分析も面白かったんだけど、やっぱり楽しめたのは、本書で例として挙げられている、悪の組織のボス達のトホホな行動の数々。
部下に頼られすぎて過労死しそうなぐらい頑張ってるヨミ(どんどんやつれていく)とか、日本人の全ての抹殺を目論み、団員に毎日日本人を殺すように指示するが、団員数が少なすぎて抹殺した人数が、日本の1日の出生数を越えられず目的が達成できないと嘆く死ね死ね団のボスとか、とにかく面白い。
作者は、そういう突っ込み部分を楽しむ本じゃないと言ってるんだけど、やっぱりそういう部分に惹かれてしまう(^^;)。
真面目に世界征服について考察するもよし、悪のボス達の行いに突っ込みをいれて楽しむのもよし、と2通りの楽しみ方ができる本。
笑って読めました。
アメリカの大統領になれば、世界の征服者になったと同然?(笑
by コステロ (2008-01-31 18:19)
コステロさん
確かに、アメリカ大統領が一番世界征服に近いかも(^^;)。
でもロシアの方が独裁傾向が強まっているので、怖い気もします。
アメリカ大統領は、次回は民主党から出そうですしね。
by choko (2008-01-31 23:38)