「黒い森」前かも後からも読める本。樹海が怖い！

黒い森

• 作者: 折原 一
• 出版社/メーカー: 祥伝社
• 発売日: 2007/11
• メディア: 単行本

7.5点

ちょっと作りが変わった本。

前から読むと「生存者編」。後ろから読むと「殺人者編」。そして、真ん中の袋とじが「解決編」。

　

「生存者編」と「殺人者編」はどちらから読んでもいいらしいが、本書でお勧めされてる通り「生存者編」から読んだほうが楽しめると思う。

　

親の反対で引き離されてしまった恋人達。一方からツアーに参加するようにとのメールを貰った主人公は、謎のツアーに参加する。

行き先は、樹海の奥、その家の主が家族を惨殺するというおぞましい事件が起きた館。

恋人達は、再び巡り合う事ができるのか？

　

ホラーティストの強い、サスペンスミステリー。

　

何が怖いって、樹海が怖いです。

うっそうとして、入った人を飲み込む樹海の怖さが滲み出ている。

館に着いてからよりも、樹海の中の方が怖いし、面白い。

　

久々に、ドキドキしながら読んじゃいました。

ただ、館の中は展開が早すぎて、樹海の中に比べ、雰囲気が楽しめない。

それが残念！

コメント 4

ちょこさんのブログを拝見していると
読みたい本が次々と出てきて困りますね（笑

今でさえ１５冊近く積読状態なのに・・・。
by コステロ (2008-04-26 11:06) 

積本って油断してるとどんどん増えますよね～。
図書館から借りた本は、返却期限があるので地道に読んでますが（新刊は、次の予約が入っていることが多く、返却が１～2日遅れただけで電話来ちゃう）、その分買った方が放置状態、私も積本どんどん増えてます。
困るのは、読みたくなった時、積本が多いと、その本が発掘できない事(^^;)。

積本が無くなったらすっきりした気持ちになれそうですが、そんな状態は一生来ないような気がします(^^;)。

でも積本がある状態というのも楽しい状態だと思いません？
積本がなくなったら、きっと寂しい気持ちになっちゃう気がします。
by choko (2008-04-26 14:34) 

そうですね。
積んでしまうのも、なくなると寂しいのも、
読書好きの性質かもしれませんね。
by コステロ (2008-04-27 09:26) 

「次はあれを読もう」ってワクワクするのも、また読書の楽しみだったりしますもんね(^^)。

でも現在、またもや図書館で借りすぎてアプアプ状態です。
予約がいっぱいで待ってた本って、何で一度にまとめてくるんだろう・・・。


by choko (2008-04-28 01:18)