「ヒルズ・ハブ・アイズ」ウェス・クレイブンの「サランドラ」のリメイクらしい [映画:ホラー・サスペンス]
ウェス・クレイブンは好きな監督なんだけど「サランドラ」は見てない。
でも、ウェス・クレイブン監督作品のリメイクという事で借りてみた。
核実験が何度も行われた砂漠。
そこを通過中、車が動かなくなってしまった一家を襲う異形の者達。
それは、核実験により奇形として生まれた人々だった・・。
以前見た「クライモリ」 と部分的にイメージが被るなーと思ったら、「クライモリ」もサランドラの影響を受けて作られた作品らしい。
ウェス・クレイブンは、本人がホラー大好き!というのが伝わってくるような感じが好き。
ホラーに詳しい分、他のホラー映画ではないような見せ場があったり。
今回、砂漠で立ち往生した一家が襲撃されるシーンなどは、この手の映画でよくあるパターンとは違っていて面白いと思ったんだけど、この部分も元の作品にあるらしい。クレイブン流なのかーと納得。
犬が予想外の活躍をしてくれたり(思わず笑ってしまった)と、なかなか面白いできだったんだけど、核実験によって生まれた異形の者達の悲惨さを訴えかけてくるような思わせぶりな演出がある割には、その部分がから回りしちゃっているのが気になった。
真面目なら真面目に、ぶっ飛ぶなら思いっきりぶっ飛んで、どちらかにして欲しかった。
そのアンバランスさが、中途半端で悪い方向に行っちゃってるなーという感じ。
微妙な映画。
「サランドラ」が見たくなった。
こう言った“異形の者”ってのは
一歩間違えるとギャグにしかならなかったりするので
落としどころが難しいですよね。
by コステロ (2008-06-01 08:26)
そうそう、扱いが難しいんですよね~。
「悪魔のいけにえ」のリメイク「テキサス・チェーンソー」も、母に捨てられた異形の者の哀愁みたいなのを出そうとして失敗していたような。
ほんのちょっとだけだったので、本編にあまり影響がなかったとは思うのですが。
by choko (2008-06-02 01:43)