「遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い」遺品整理屋は見た!第2弾 [本ノンフィクションいろいろ]
6.5点
孤独死や自殺などの後片付けや、遺品整理を生業としている著者による「遺品整理屋は見た!」の続編。
孤独死や自殺現場の、普通では知る事ができない惨状や生々しさがメインで、衝撃的だった1冊目に比べると、インパクトは弱い。
孤独死や自殺などの後に起きる、親族間や大家さんに関するトラブルや、しみじみとする出来事などが中心で、「あー、ありそうだなー」と思ってしまう内容が中心だったから。
著者は、センセーショナルな内容で人の興味を惹くのではなく、孤独死を防ごう、死んだ後の親族間でのトラブルを防ごうという意図の元書いているみたいなので、これはこれで納得なんだけど、読むほうとしては物足りない。
女性週刊誌の記事を読んでいるような気分になっちゃう部分もあり、他人のお家騒動にはあまり興味が無い私としては、いま1つ。
法医学で有名な、上野正彦氏との対談が巻末にある。
2人とも、幽霊なんて見たことも感じたことも無いし、生きている人間の方が何倍も怖いと言っているのが印象的だった。
私自身に、所謂「霊感」と言うものはないんですが、
過去にそれらしきものを見た経験が1度だけありますし、
また「見える」「感じる」と言う人がいるのも事実。
と言うワケで私は、幽霊とか霊魂とか
そー言った類のものの存在を信じているんですが、
遺品整理屋とか、法医学の先生とかは、
そーゆーものが見えちゃうような人には向かない職業なのだと思います(笑
by コステロ (2008-09-23 08:14)
>遺品整理屋とか、法医学の先生とかは、
>そーゆーものが見えちゃうような人には向かない職業
同感です(笑)。
以前見た「新耳袋」の中に、幽霊がたくさんいるビルの夜警さんの話がありました。
他の人は数日しか持たないのに、そういうのが全く見えない・気にしない人が1人いて、自分の背中に大量の霊が乗っていても、気がつかない・・という半分ギャグみたいな話で、なかなか笑えました。
by choko (2008-09-23 15:49)