「私の夫はマサイ族」マサイ族と結婚した日本人女性の生活が知りたかったんだけど・・・ [本ノンフィクションいろいろ]
6点
マサイ族と結婚した日本人女性のエッセイ。
マサイ族の生活や、その生活に入った著者の体験話を知りたかったんだけど、それらの記述はかなり少ない。
後半に少しある程度。
マサイ族と結婚する事を決心した著者の心の動きや、著者の仕事やそれへの思い、恋愛遍歴などを知りたい人、国際結婚しようか悩んでいる人にはお勧めかもしれない。
私は、著者の自分語りを読みたい訳ではなかったので、かなり期待外れだった。
もちろん、ケニアの現状や、マサイ族の儀式や生活スタイルなども書かれている事は書かれているんだけど、それほど詳しくない。
食生活や文化なんかは、図書館でちょっと読んだ子供向けの「マサイ族」の本の方が詳しかったぐらい。
著者が、マサイの文化を保護しよう、いろいろな人に伝えて行こうと頑張っているのはわかるんだけど、それならば、前半のだらだらと長い自分の恋愛遍歴とかは、よりいらなかったと思うんだけど。
確かに「マサイ族の生活・環境を日本人の視点から見る」
に主眼を置いた方が、面白いんじゃないか、と思いますね。
“マサイ戦士”と言われて、我々がイメージするような戦士って
未だに本当にいるのか?とか。
ただ、そうなるとどうしても“上から目線に基づくお笑い”に
偏る傾向が出てくると思いますから、その辺はまぁ、お好みで、ってコトでしょうか。
by コステロ (2008-10-06 06:30)
マサイ戦士は本当にいるんだーとこの本を読むと思うんですが、著者の自伝的要素が強すぎるんですよね~。
前半などは、自費出版本を読んでる気分に・・。
「ネパールに生きる」などは、ネパール人の奥さんを貰った著者による手記ですが、ネパールの置かれている複雑な現状が、すごくよくわかって興味深かったので、そういうのを期待しちゃったのですが、違ってました(^^;)。
by choko (2008-10-06 08:20)