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「闇の影」竹河聖:ここまで印象に残らないホラーも珍しい(^_^;) [本:ホラー&ミステリー]


闇の影 (角川ホラー文庫)

闇の影 (角川ホラー文庫)

  • 作者: 竹河 聖
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 文庫


5点

ホラーが読みたい気分だったので、図書館でなんとなく手に取った本を読んでみた。
失敗だった(-_-;)。

遺産相続の為、とある孤島の屋敷に呼び出された親類縁者達。
しかし、彼らは次々に狂気に陥っていく。
相続される遺産とは?
相続する権利があると指名された主人公を次々と奇怪な現象が襲う。

ストーリーも舞台設定も、エピソードも、どれもよくある物なんだけど、
とにかく、これだけ材料をそろえたのに全く怖くないというのは何でだろう。
どきどきするような緊迫感も全く感じられなかった。

普通は、気に入らないホラーでも、この辺はよかったなーというのが
あったりするんだけど、それも無い。

この話の場合、物語が破綻するようなこともなく、普通に普通に普通に
まとまっているので、ここがだめっ!!って部分も少ないんだけど、
いい部分も無いというか・・・。

ホラーというのは、行間からにじみ出る不気味さが重要だと思うんだけど、
それが全く感じられないのが、一番の原因か??

細かい難点を探すといろいろあるんだけど。

例えば、登場人物の会話が核心に近づくと(読者が知りたい部分に触れると)
必ず執事なりが現れて話が中断する。

主人公(女性)のファッションについて、着替えるたびに、
事細かに説明している。
だれも、そこまで気にしないのに・・ってぐらい細かい。
緊迫感のある描写の中、突然主人公の服装をだらだらと説明されると、
緊迫感も吹っ飛んでしまう。
そういうことが何度か。

料理や、建物に関しても、説明が細かすぎる上、
それが雰囲気を盛り上げるのに役に立っておらず、
豪華な雰囲気を出そう出そうとがんばっている著者のがんばりだけが見えてしまう。

こうやって書いてみて思ったけど、だらだらした状況説明が
雰囲気をぶち壊しているのかもと思った。

ストーリーが特に面白いわけではなく、文章もいまいち・・・
しかし、こじんまりとではあるが、話はまとまっているので、
可も無く不可も無い話になってしまってるのかも。

特に読む必要は無い本。
絶版みたいだし。

ソネットブログのエディターが恐ろしく使いにくい。
今打っている行が、漢字変換すると勝手にスクロールして隠れてしまうので、
文章を見ないで漢字変換しなきゃいけない。

急にそうなった。
何が原因?
設定が悪いのか?


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