SSブログ

「独裁者」業田良家:金正日をネタにしたギャグ4コマ。シニカルで最高!! [本:コミック]


独裁君 (ビッグコミックススペシャル)

独裁君 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 業田 良家
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: コミック


7.8点

コミックの表紙でもわかるように、北のあのお方、金正日を痛烈に皮肉った4コマギャグマンガ。

独裁政権下の悲惨さな現状や、中国の支配下に置かれているチベットの悲惨な状況を
題材にしたと思われる、シリアスな短編も入ってます。

業田良家は「新・自虐の詩 ロボット小雪」でも、社会風刺色の強い差品を書いてます。
「新・自虐の詩」は、「自虐の詩 」とあまりに傾向が違ってて(というか途中からすごく変わった)、
読んだときちょっとびっくりした。
両方とも面白いけど。

主人公は、シャルル・ド・クサイ。
かなりベタな名前(^_^;)。
やってることは、北のお方の素行を強調したようなことばかり。
肖像画を国中に、自分を称える歌を作らせ歌わせる・・なんかは、そのままだけど、
重力を発見したのも、相対性理論を発見したのも、すべての偉業はシャルルがしたことと
学校で教えてたり。
背が低いか高いか部下に聞いて、高いと答えれば、嘘を責め、低いと正直に答えれば粛清・・
なんてのもありそうな(^_^;)。

そんな小ネタが続く前半も面白いけど、大華共和国の天安悶主席が出てきてからがヒートアップ!
毛沢東をモデルとしている天安悶主席。
極悪ぶりのスケールが、シャルルとケタ違い。
上には上がいるというか、実際にも、毛沢東は推測で最大8000万人もの人民を犠牲にしたと
言われてるし、その極悪非道ぶりと比べると、シャルルが善人に見えるくらい(^_^;)。

大華共和国だけじゃなく、サ連や桜国(土下座で謝ってばかり(^_^;))など、
他の国との絡みが入ってくるようになると、ブラックなネタの満載で面白さアップ!!

核のネタも、かなりいいところついてます。

かなり笑えるシニカルな社会風刺漫画としてすっごくお勧め!!!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。