「からいはうまい-アジア突撃極辛紀行」椎名誠:椎名誠はダメみたいだ [本ノンフィクションいろいろ]
からいはうまい―アジア突撃極辛紀行 韓国・チベット・遠野・信州編
- 作者: 椎名 誠
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
5.5点
椎名誠がアジアの辛いものを探求すべく「韓国」「チベット」「遠野」「信州」を訪れたエッセイ。
「遠野」ではわさびを、「信州」では辛味大根の取材をしている。
椎名誠のエッセイを読了したのは始めて。
今まで何冊か読みかけて、途中で放置してました。
ある本を読んでいる最中に、もっと興味がある本を読み出して、
そのまま放置というのはよくあるので、椎名誠のエッセイもそのパターンだろうと、
あまり気にしてなかった。
でも違ったみたい。
この本は図書館で借りたので、期間内に読了しなければいけない。
で、ちゃんと読もうとしたら・・・・何でだかすぐ飽きる。
この手のエッセイは好きなハズなのに飽きる。
椎名誠の紀行というのは、その旅行の雰囲気を感じたまま伝えるって感じなんだけど、
そのダラダラさがダメらしい。
特に、男性メンバー数人で旅行している話は、おじさん達の楽しい(?)のりに全くついていけず。
こういうのんびりダラダラした雰囲気を著者と一緒に楽しめる人にはいいのかな。
椎名誠のエッセイはいっぱい出てるから、人気があるのだろうし。
後、椎名誠の独特の言い回しが苦手なのも、ダメな理由かも。
「だらだら系エッセイ」では、原田宗典はすごく好きなので、全部がダメってわけでもないし。
小泉武夫教授との対談というか、彼の辛いものレクチャーというか、
そういうコーナーが巻末数ページあり、そこが一番面白かった(^_^;)。
唐辛子についてのレクチャーなんだけど、唐辛子についた虫を集めて食べた話を
さらりとしちゃうところがまた凄い。
小泉武夫教授の話は面白かったので、+0.5点。
私も「~ですなぁ」とか「えいやっとばかりに」などと言ったような
いかにもなエッセイ口調はニガテですね。
あと、やたらと括弧書きを多用したりとかも。
私はわりと、吉田戦車のエッセイが好きなんですが
テーマによって面白さの幅がでかかったりするのが困ります。
by コステロ (2010-03-15 09:30)
コステロさん
言い回しは好みありますよね~。
それが面白いかどうかは別として、苦手な口調だと
なかなか楽しめないというか。
吉田戦車のエッセイって、コミックエッセイですか?
それとも文章で書いているのかな?
吉田戦車の漫画の方ですが、ネタによって、
ツボに入るのと、カスリもしないのがあるなーとは
思ってます。
だから、最近は読んでいないんですよね~。
「戦え軍人君」(古い!)はすごく好きだったんですが(^^;)。
by choko (2010-03-15 16:25)