「狐火の家」貴志祐介著:可も不可も無くという感じ [本:ホラー&ミステリー]
6点
この前の記事「新世界より」は、この「狐火の家」がイマイチだったのを書く前に、
貴志祐介のいい本も紹介しようと思って、かなり前に読んだのを紹介しました。
悪い方だけ紹介するのも何なので(^_^;)。
女性弁護士+元(現?)泥棒の組み合わせによる、ミステリー短編集。
4編入っていて、2編がシリアス、2編がコミカル。
どれもほどほど・・・というか、面白くないわけじゃないけど、わざわざ読まなくても・・という感じ。
コミカルな話は登場人物が変で、その部分は楽しめたけど。
女性弁護士の素人推理(読者が推理しそうな事)を、元泥棒が否定して行くという流れで進む話が多い。
登場人物が少ないため、トリックはともかく犯人の目星がある程度ついちゃうし、
トリックも、納得はできても、びっくりするものが少ない。
メインキャラクター二人にあまり魅力がないのも、普通に思える理由かな。
「狐火の家」ってタイトルからホラーミステリーかと思ったら、ホラーの要素は全然ないし。
それはかなりがっかり。
貴志祐介佑介は「黒い家」と「新世界より」が一番好きです。
特に「黒い家」は人間の奥底にある恐ろしさを描いた作品としてはピカイチだと思う。
生身の人間なのに、化物などより何倍も怖い(>_<)。
「天使の囀り」「十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA」などのホラーもお薦め♪
貴志祐介はホラーがいいよ(^^)。
この本 かなり前に概読なのですが、表紙だけでは内容が思い出せません^^;
貴志さんと言えば僕はクリムゾンの迷宮でしょうか
読み終わった後は、サバイバル物にハマった記憶が有ります!
by ufavan (2010-03-18 07:55)
ufavanさん
うんうん、あまりインパクトの無い話だと思います(;^^A。
「クリムゾンの迷宮」面白いんですか。
買って少し読んだまま放置してました(^^;)。
その内発掘して読んでみます(^^)。
by choko (2010-03-18 18:59)